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【伝奇】東京ブリーチャーズ【TRPG】 [無断転載禁止]©2ch.net (285レス)
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尾弐 黒雄
◆pNqNUIlvYE
2017/01/21(土)22:41
ID:rtSZ6L9x(3/3)
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194: 尾弐 黒雄 ◆pNqNUIlvYE [sage] 2017/01/21(土) 22:41:08.56 ID:rtSZ6L9x >「ところで……今のところ死んでるのは女の人だけみたいだけど、確か噂では子どもも駄目なんじゃなかったっけ?」 >「そういえばステータス異常って二つ重ねてはかからないんだよね!」 >「命に別状無いようなしょうもない呪いかけとけばいいんじゃないかな?」 「子供への呪詛……何を以って『子供』とするか判らねぇ辺りが厄介だな。 年齢からして現代換算なのか、それとも元服なのか。もしくは二次性徴、見た目が基準なのか……。 せめてそれを調べる為の時間があれば良かったんだが……それが出来ない以上、対策は魔除けか、ノエルも言った呪詛の先掛けくらいしかねぇよな」 そう言って腕を組み、少しの間試案を巡らせる尾弐。 「……呪詛の重ね掛けについては、適当な呪いじゃコトリバコに呪いに飲み込まれちまうかもしれねぇ。 ある程度強力な『呪(まじない)』による契約……俺で言うなら『守ってやるから生贄を寄越せ』って感じのもんが必要だと思うんだが、 流石にそれは不味ぃからな……」 病気、疫病、凶事……その権化である鬼の呪いであれば、恐らく多少の時間であればコトリバコにも対抗できるだろう。 けれど、昔話に多く在る様に、鬼の呪いは基本的に対価を求め、それを解く方法は鬼を出し抜き倒すか 契約を履行する以外に無い。呪術のプロであれば、もっと上手い手段も知り得るのかもしれないが、生憎と尾弐は呪術は素人である。 それに、今回の件ではただでさえ負担をかけている祈にそこまで負担をかけるのは酷だろう ならば、別の方法を考えなくてはならない。自身の特性を理解し、なおかつ祈の負担にならない呪詛への対抗策を。 「……。 おう那須野、ちっとばかし洗面台借りるぞ。 直ぐ戻るが、その間にお前さんの持ってる対抗策を試しといてくれや」 そこで、ふと。何かを思い立った尾弐は、事務所の用具入れの中から勝手に カッターナイフの替えの刃を取り出すと、こっそりと喪服のポケットに入れ……部屋を出て事務所の洗面台の有る区画に歩いて行った。 ―――― そうして。 尾弐が戻ってきたのは、那須野の話が終わった頃であった。 先頃までと何ら変わらない態度ではあるが、はだけていた喪服の前ボタンが何故かしっかりと留められており。 その手には先ほどまでは持っていなかった何かを持っている。 「那須野の方は終わったか? もし終わったんなら、お前さん達にこれを渡してぇんだがよ」 そう言って尾弐が差し出したのは、3つの白封筒。 恐らく怪訝な視線を受けるだろうが、それを気にする性質でもない尾弐は、那須野。祈。ノエルのそれぞれに白封筒を手渡す。 「そいつは魔除けのお護りだ。今日はたまたま持ち歩いててな。 中身は鬼切安綱とまではいかねぇが、正真正銘『悪鬼』を切った破魔の刃物だ。 そこらの護符よりは魔除け――――呪詛対策になる筈だぜ。3つ有るから、祈の嬢ちゃんと那須野……ついでにノエル。 一応種族が雪女のお前さんも持っとけ。万が一の可能性もあるからな。あと、性別と年齢的にムジナの分はねぇ」 無論……その刃物。カッターナイフの刃は、偶然持ち歩いていた訳では無い。 が、尾弐はその由来を敢えて語る様な真似はしない。 この程度の骨折りは、少女に自身の未来を決めさせた者が、当然果たすべき責任であると、尾弐はそう考えているからだ。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1480066401/194
ところで今のところ死んでるのは女の人だけみたいだけど確か噂では子どもも駄目なんじゃなかったっけ? そういえばステータス異常って二つ重ねてはかからないんだよね! 命に別状無いようなしょうもない呪いかけとけばいいんじゃないかな? 子供への呪何を以って子供とするか判らねぇ辺りが厄介だな 年齢からして現代換算なのかそれとも元服なのかもしくは二次性徴見た目が基準なのか せめてそれを調べる為の時間があれば良かったんだがそれが出来ない以上対策は魔除けかノエルも言った呪の先掛けくらいしかねぇよな そう言って腕を組み少しの間試案を巡らせる尾弐 呪の重ね掛けについては適当な呪いじゃコトリバコに呪いに飲み込まれちまうかもしれねぇ ある程度強力な呪まじないによる契約俺で言うなら守ってやるから生を寄越せって感じのもんが必要だと思うんだが 流石にそれは不味ぃからな 病気疫病凶事その権化である鬼の呪いであれば恐らく多少の時間であればコトリバコにも対抗できるだろう けれど昔話に多く在る様に鬼の呪いは基本的に対価を求めそれを解く方法は鬼を出し抜き倒すか 契約を履行する以外に無い呪術のプロであればもっと上手い手段も知り得るのかもしれないが生憎と尾弐は呪術は素人である それに今回の件ではただでさえ負担をかけている祈にそこまで負担をかけるのは酷だろう ならば別の方法を考えなくてはならない自身の特性を理解しなおかつ祈の負担にならない呪への対抗策を おう那須野ちっとばかし洗面台借りるぞ 直ぐ戻るがその間にお前さんの持ってる対抗策を試しといてくれや そこでふと何かを思い立った尾弐は事務所の用具入れの中から勝手に カッターナイフの替えの刃を取り出すとこっそりと喪服のポケットに入れ部屋を出て事務所の洗面台の有る区画に歩いて行った そうして 尾弐が戻ってきたのは那須野の話が終わった頃であった 先頃までと何ら変わらない態度ではあるがはだけていた喪服の前ボタンが何故かしっかりと留められており その手には先ほどまでは持っていなかった何かを持っている 那須野の方は終わったか? もし終わったんならお前さん達にこれを渡してぇんだがよ そう言って尾弐が差し出したのは3つの白封筒 恐らく怪な視線を受けるだろうがそれを気にする性質でもない尾弐は那須野祈ノエルのそれぞれに白封筒を手渡す そいつは魔除けのお護りだ今日はたまたま持ち歩いててな 中身は鬼切安綱とまではいかねぇが正真正銘悪鬼を切った破魔の刃物だ そこらの護符よりは魔除け呪対策になる筈だぜ3つ有るから祈の嬢ちゃんと那須野ついでにノエル 一応種族が雪女のお前さんも持っとけ万が一の可能性もあるからなあと性別と年齢的にムジナの分はねぇ 無論その刃物カッターナイフの刃は偶然持ち歩いていた訳では無い が尾弐はその由来を敢えて語る様な真似はしない この程度の骨折りは少女に自身の未来を決めさせた者が当然果たすべき責任であると尾弐はそう考えているからだ
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