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【伝奇】東京ブリーチャーズ【TRPG】 [無断転載禁止]©2ch.net (285レス)
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尾弐 黒雄
◆pNqNUIlvYE
2017/02/16(木)23:23
ID:zIU5WpN+(4/4)
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271: 尾弐 黒雄 ◆pNqNUIlvYE [sage] 2017/02/16(木) 23:23:59.58 ID:zIU5WpN+ 尾弐が取り出したその木箱は、他のコトリバコ達のものとは違い、核となる嬰児の魂と呪詛が融合してしまったかの様に変形してしまっている。 まるで心臓の様に脈打ち、色はどす黒く変色しているコトリバコ。 己の体から取り出された其れを、『シッポウ』のコトリバコは必死になって取り戻そうと腕を伸ばすが……その手が届く前に 尾弐の右手は、小箱を握りつぶした。 箱が潰れるのと同時に苦痛の叫び声を上げながらドロドロに溶解し消滅する、コトリバコの異形の赤子としての姿。 だが尾弐は、その悲鳴すらも気にする事は無く、『ニホウ』『サンポウ』と、順々に小箱を破砕していく。 コトリバコの体液に塗れながら、無表情に淡々とその作業をこなしていく尾弐の様子は、 ある意味ではコトリバコよりも余程怪物じみていた。 そうして、3つのコトリバコを破壊した尾弐は……そのまま、ドサリと瓦礫へと座り込んだ。 「あー、痛ぇ……年甲斐も無く気張り過ぎたかねぇ」 いかな頑強な尾弐とはいえ、あれだけの攻撃を受ければ流石に完全に無傷とはいかない。 最も大きな傷は破魔の刃を作る為に自分で切り刻んだ左腕だが、それ以外にも小さな傷が、尾弐の全身の皮膚に刻まれている。 着込んでいた喪服も一部を残してすっかり融解してしまった為、ブリーチャーズの面々と合流する前にそこらの店で現地調達する必要があるだろう。 「まあ、それでも……こんだけの『呪詛』の塊を喰らえば、ちったぁ目的に近づけた、かね」 そう呟いた尾弐は、自身の右手……先程まで黒く変色していたその拳に一度視線を落とし、黙りこんでいたが、 ……暫くして、他のブリーチャーズの面々が戦闘を行っているであろう区域へと視線を向ける。 「ムジナの奴に任せた以上、万が一にも死人が出る様な事はねぇだろうが……一応、急いで戻るとするか」 そう言って、立ち上がる尾弐。 道中の無人と化した服飾店でレザージャケットを勝手に借り受けた彼は、大分距離が開いてしまった仲間たちの元へと向かう。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1480066401/271
尾弐が取り出したその木箱は他のコトリバコ達のものとは違い核となる嬰児の魂と呪が融合してしまったかの様に変形してしまっている まるで心臓の様に脈打ち色はどす黒く変色しているコトリバコ 己の体から取り出された其れをシッポウのコトリバコは必死になって取り戻そうと腕を伸ばすがその手が届く前に 尾弐の右手は小箱を握りつぶした 箱が潰れるのと同時に苦痛の叫び声を上げながらドロドロに溶解し消滅するコトリバコの異形の赤子としての姿 だが尾弐はその悲鳴すらも気にする事は無くニホウサンポウと順に小箱を破砕していく コトリバコの体液に塗れながら無表情に淡とその作業をこなしていく尾弐の様子は ある意味ではコトリバコよりも余程怪物じみていた そうして3つのコトリバコを破壊した尾弐はそのままドサリと瓦へと座り込んだ あー痛ぇ年甲斐も無く気張り過ぎたかねぇ いかな頑強な尾弐とはいえあれだけの攻撃を受ければ流石に完全に無傷とはいかない 最も大きな傷は破魔の刃を作る為に自分で切り刻んだ左腕だがそれ以外にも小さな傷が尾弐の全身の皮膚に刻まれている 着込んでいた喪服も一部を残してすっかり融解してしまった為ブリーチャーズの面と合流する前にそこらの店で現地調達する必要があるだろう まあそれでもこんだけの呪の塊を喰らえばちったぁ目的に近づけたかね そういた尾弐は自身の右手先程まで黒く変色していたその拳に一度視線を落とし黙りこんでいたが 暫くして他のブリーチャーズの面が戦闘を行っているであろう区域へと視線を向ける ムジナの奴に任せた以上万が一にも死人が出る様な事はねぇだろうが一応急いで戻るとするか そう言って立ち上がる尾弐 道中の無人と化した服飾店でレザージャケットを勝手に借り受けた彼は大分距離が開いてしまった仲間たちの元へと向かう
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