[過去ログ]
【伝奇】東京ブリーチャーズ【TRPG】 [無断転載禁止]©2ch.net (285レス)
【伝奇】東京ブリーチャーズ【TRPG】 [無断転載禁止]©2ch.net http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1480066401/
上
下
前次
1-
新
通常表示
512バイト分割
レス栞
抽出解除
レス栞
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索
歴削→次スレ
栞削→次スレ
過去ログメニュー
98: 尾弐 黒雄 ◆pNqNUIlvYE [sage] 2016/12/30(金) 01:48:19.19 ID:I2WElsma 「……」 そうして、一頻り場が落ち着き、ノエルと祈が愉快な掛け合いを始めたのを確認した尾弐は……二人に気付かれない様に、少しその歩みを早めた。 そのまま二人から少し離れた位置に辿り着き、彼が懐から取り出したのは携帯電話。 見た目に似合わない最新式のスマートフォンの画面に表示されているのは、2件の新着メール。 その内容を確認した尾弐は、一瞬眉間に皺を寄せた後……天を仰いで息を吐いた。 暫くして、尾弐が届いたメールの内の1件に手早く返信を行った所で、祈と、それに遅れてノエルが追いついてきた。 携帯を待機状態へ切り替えてからポケットへと仕舞うと、尾弐はノエルの提案した大食い勝負に 「暴飲で弱った胃でンな勝負したら、俺また吐くぞ」と、やんわりと拒否の意を答え…… >「ああ、それと……今日は借りが出来たな。いつか倍返しにして叩き返してやる! >でもクロちゃんがピンチになることなんてなかなかないからさ――それまでいなくならないでねっ」 次いで放たれた言葉に、一瞬大きく目を見開いて動きを止めた。 だが、それも一瞬。直ぐに何時ものやる気なさげな表情に戻ると、手近に有った祈の頭をわしゃわしゃと撫でながら口を開く。 「は、心配すんな。俺は大丈夫だよ」 放たれたのは、ノエルの問いかけから少しズレた回答……それが故意なのかどうかは、尾弐以外は誰も知る由は無い。 【返信用 mail】 差出人:××× 宛先 :尾弐 本文 :結果報告を待つ http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1480066401/98
137: 創る名無しに見る名無し [] 2017/01/17(火) 10:14:07.19 ID:voeJgtAC いい加減にしろ http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1480066401/137
180: 創る名無しに見る名無し [] 2017/01/18(水) 01:13:05.19 ID:nDkJXa9H 楳 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1480066401/180
218: 多甫 祈 ◆MJjxToab/g [sage] 2017/01/29(日) 01:25:47.19 ID:DtYvpmWH 禹歩(うほ。なんとなくノエルが好きそうな言葉の響きだと祈は思う)、 とかいうダンスにどれ程の意味があるのかは、正直なところ祈には分からない。 だが本当にどうしようもなくなった時に役に立つのだと言うし、 この緊急事態にふざける橘音ではないので、とりあえず素直に覚えておくことにしたのだった。 体育の授業でダンスを習っている祈としては覚えるのに大した苦労はなかったし、 慣れぬ下半身の感覚を慣らすだけの時間にもなったのだが、とかくそれを全員が覚えるのに要した時間。 そしてテレビが映すコトリバコが暴れる現場、稲城市の某商店街へと辿り着くまでの時間は、 非常に焦れたものになった。 アベンジャー○じゃねーか。そう橘音の掛け声にはしっかりとツッコミを入れて事務所を後にしたものの、 早く行かねばと気は焦る。 消防署の人達だって、通報があってもすぐ現場には赴かず、 まずはどのように動くかなどしっかり話し合ってから動くのだとテレビで言っていたし、 橘音は事件があってからすぐにそれを妖怪の仕業だと見抜き、ミーティングをしてすぐに動いた。 これが最善の、最速のやり方だった筈だと信じても。 目の前に広がる惨状はどうしても、もう少し早ければなんとかなったのではという後悔にも似た気持ちを祈に思わせる。 血に塗れた女性の遺体。それを蘇生しようとする救急隊員。群がる野次馬達。 騒然とする事件現場を、手馴れた様子で掻き分けてすいすい歩く橘音の後に付いて行きながら、 やりきれない思いを抱えざるを得ない。 だが今は悔やんでいる時ではない。そう被りを振って、祈は気持ちを理性で追い越していく。 橘音率いるプチ続く百鬼夜行は、やがて立ち入り禁止と書かれた黄色のテープの前で制止を求められるが、 立ち塞がるその警察官も、橘音の声を聴き目を見てしまえば道を開けた。 バリケードテープの内側へと侵入する奇妙な面々に向く野次馬の目を避ける為、 祈はパーカーのフードを被って顔を隠した。スマホを向けられて写真を撮られ、それがネット上にアップされたりすれば、 同級生や先生などに見つかって厄介なことになる。そんな事態を恐れた為だった。 そうしてバリケードテープを潜ってその境界の内側に入ると、 妖怪としての感覚やセンサーに欠ける祈でも、流石に空気が変わったのが分かる。 首筋に走る、悪寒めいたぞわぞわした感覚。 血の臭いも濃くなり、ここにコトリバコがいることは間違いないと、ここは危険だと五感が告げている。 >「この『残り香』から察するに……コトリバコはまずこの近辺に現れ、あちらへ向かったようですね」 橘音も同様に――と言っても祈などよりも遥かに優れた感覚でそれを察知しているだろう――、 それを感じているようで、そんなことを言う。 女性たちが作った血の跡を追い、橘音の指示に従って5分ほど歩いた頃だろうか。 何かの影が祈の視界の端をよぎった。 祈は警戒して構えるが、そのふらついた影が人間の姿をしていたことで、祈は警戒を弱めた。 視界をよぎったのは、薬局から姿を現した影は女性だった。下腹部は血に染まっているが、まだかろうじて生きている。 >「た……、た、助けて……。助けて……ください……」 か細い声を絞り出して、女性は助けを求める。 良かった、まだ生きている人がいたんだ。祈は希望を見て、駆け出した。 もしかすれば尾弐に授けられたこの封筒を押し当てれば、 コトリバコから受けた呪詛を弾き返すことができ、生存の可能性があるのやもしれない。 そんなことを思ってのことだった。しかし、 >「……この妖気!皆さん、来ますよ!」 橘音の鋭い言葉に、祈の足が止まる。 間髪入れず、女性が大量の血を吐き出し、絶叫。 >「あ……あ……、ああああああああ……!ひっ、ひぎっ……あぁ、ぎ……ぎゃあああああああああ―――ッ!!!」 その女性の足元に転がる小箱を、祈は見た。 遅かったのだ。もう既にこの女性は、コトリバコの呪詛をどうしようもないくらいに受けていて――。 顔に爪を立て、頭を掻きむしり、やがて腹を破裂させて。 我が身に降りかかった苦痛を全身で余すことなく表現した後、彼女は絶命する。 助けることができなかった。伸ばしかけた手を祈は握りしめて、歯噛みする。 しかし、己の無力を嘆いている暇など有りはしないのだろう。 女性の死体の傍らに転がる直径10センチにも満たない小さな箱、 コトリバコは自ら展開し、その中身を露わにし始めた。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1480066401/218
284: 第肆話ダイジェスト [sage] 2017/10/18(水) 23:18:21.19 ID:F0LWmYSU 7月半ばになったころ、橘音がいつものメンバーを集めて温泉への慰安旅行を持ちかける。 皆の返事を聞く前に橘音が半ば強引に押し切る形で、全員参加となった。 一週間後、一行は妖怪の妖怪による妖怪のための温泉旅館「迷い家」を訪れる。 温泉や散策を楽しみ、夜になって豪華な晩餐をとっていたところ、迷い家の主であるぬらりひょんの富嶽が現れ、一行に依頼をもちかける。 それは最近発見され人間達の手によって上野の博物館に捕らわれていいるニホンオオカミの保護であった。 橘音はじっくり作戦を練ってから実行に移そうと言うが、その夜ポチが単身ニホンオオカミに会いに行こうと脱走。 総出で追跡するが、ポチに追いついた橘音はポチの先走った行動を許し、そのまま行くように告げるのだった。 残りのメンバーは一晩泊まり、次の日天神細道をくぐって東京に戻る。 橘音は偽のカンスト仮面によるニホンオオカミ誘拐の予告上を仕掛け、 東京ブリーチャーズの犬神にカンスト仮面の振りをして乱入して騒ぎを起こしてもらっているうちにニホンオオカミを連れ去るという計画を立てていた。 しかし東京ドミネーターズの狼王ロボの乱入により計画は頓挫。 走って東京に辿り着いていたポチも合流し、ロボを迎え撃つ一同だったが、全く歯が立たない。 そしてロボは白いニホンオオカミを目にすると、かつて人間に殺された妻ブランカと思いこんだのであった。 そこにレディベアが現れロボに内輪の事情で撤退を命じ、ロボはしぶしぶそれに従うのであった。 ひとまず戦いが終わった後にニホンオオカミの檻を見てみるともぬけの殻になっており、混乱に乗じて逃げたようだった。 尾弐と祈がその場に残り、ポチと橘音とノエルが足跡等を手掛かりにニホンオオカミを追跡。 尚、橘音はこのニホンオオカミをシロと勝手に名付けた。 とあるビルの屋上でニホンオオカミ(以下シロ)を見つけた一行。 ポチは獣にしか分からぬ声無き言葉をシロと交わすが、 シロは同族だけが仲間になれる存在だと思い込んでおり、同族以外と群れているポチを仲間とは認めなかった。 そのままシロは走り去ってしまい、深追いすることなく博物館に戻る一同。 重傷の尾弐に救急車を手配し、皆も一緒に乗り込んで、河童が経営する妖怪のための病院河原医院へと向かう。 治療を受けた尾弐は瞬く間に回復し、病室内で作戦会議に突入。 橘音は、満月となる4日後の夜に、ロボは衝動を抑えきれなくなってブランカ(シロ)奪還のために必ず動くと皆に告げ ポチに、ロボに衝撃を与えるためにシロとつがいになれと無茶振りし、 他のメンバーには銀の弾丸を確実に当てる方法を考えておくように言い残し 自分は銀の弾丸を探しに行くと言い残して音信を絶った。 ノエルは天神細道を用いての0距離射撃を提案。迷い家まで天神細道を取りに行った祈は、富嶽から風火輪を授かるのであった。 残りの日数、ノエルと祈は天神細道の使い方を研究し、尾弐は猟銃などを手配していた。 その間、ポチはシロに協力要請するのではなく、シロを深い山へ逃がすべく匂いで道しるべを作っていた。 そして4日後の夜、待てど暮らせど橘音は来ないが、何もしないわけにはいかずシロの元に向かう一行。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1480066401/284
上
下
前次
1-
新
書
関
写
板
覧
索
設
栞
歴
スレ情報
赤レス抽出
画像レス抽出
歴の未読スレ
AAサムネイル
Google検索
Wikipedia
ぬこの手
ぬこTOP
0.087s*