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【ファンタジー】ドラゴンズリング2【TRPG】 [無断転載禁止]©2ch.net (368レス)
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ティターニア
◆KxUvKv40Yc
2017/01/28(土)13:15
ID:0oBAucsK(3/5)
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228: ティターニア ◆KxUvKv40Yc [sage] 2017/01/28(土) 13:15:15.04 ID:0oBAucsK 「ラテ殿! 何を……!?」 >「もう眠りなさい、ミライユ。あなたは怖い夢を見ただけ……。 もう一度、眠りに就いて……次に目が覚める時は、お母さんがあなたを起こしてくれるわ」 ラテはメルセデスの幻影をまとい、安楽死の薬を飲むように誘う。 折角人間の心を取り戻したのに。折角本当の敵に気付いたのに。そんなのはあんまりだ。 ラテはミライユがこの重傷ではもう助からないと見立てたが ティターニアは、すぐにユグドラシアに搬送して治癒魔術の専門の導師の治療を受けさせればギリギリ助かるかもしれない、と踏んでいた。 それよりも、一番の問題は彼女に生きる意思が残されているかどうかだ。 それを見極めるために、ティターニアはミライユにとある選択を突きつけようと考えた。 それは、過酷な生か、安寧の死かの、究極の選択――― 幻影魔術で指環の魔女に化けて「自分を倒しに来い」と煽れば、きっと生きる気力を奮い立たせることができるのではないかと。 彼女が次に目覚めた時に側にいて微笑んで手を差し伸べたかった、今度は仲間として、共に真の敵を倒そうと。 「いや、これで……良いか」 しかし、最終的に――ティターニアは事態を静観することを選んだ。 ミライユはあまりに罪を重ねすぎた、しかしその事自体はこの弱肉強食の世界においては最大の問題ではなく…… ミライユがいつぞやのおっぱい娘のようにあっけらかんと割り切って生きる良く言えば強い、悪く言えば鈍いタイプだったら良かった。 しかし彼女の根はとても純粋で繊細、あまりにも純粋過ぎたからこそこうなってしまったのだ。 そんな彼女に、本当の敵を討った先に光を掴む一縷の望みに賭けて 罪を背負い咎を背負う贖罪と復讐の旅を強いるのはあまりにも過酷な事で―― 凄腕のレンジャーのラテが助からないと見立てたのだから助からないのだろう、と自分を納得させた。 本当は分かっている……それは言い訳で、ただ、生きることを選ばせた責任を背負い隣を共に歩く自信が無かったのだ。 >「――あんたとその子、二人であいつに勝ったんだ。 戦利品だよ。俺はまだ壊れてない家で漁ってくるから、帰るのはちょっと待ってくれや」 そう言って、ジャンが指環を渡してきた。紛う事無き大地の指環――今回の洞窟の探訪の目的物だ。 「うむ……かたじけない」 流石に今すぐはめる気にはならず、暫くしまっておくことにした。 いつの間にか周囲は元の遺跡の風景に戻っていた。 静かにミライユの最期を見届けたティターニアは、今は感傷に浸っている場合ではないことを思い出した。 せめて姉だけは助けるとホロカに約束したのだ。 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1483282651/228
ラテ殿! 何を!? もう眠りなさいミライユあなたは怖い夢を見ただけ もう一度眠りに就いて次に目が覚める時はお母さんがあなたを起こしてくれるわ ラテはメルセデスの幻影をまとい安楽死の薬を飲むように誘う 折角人間の心を取り戻したのに折角本当の敵に気付いたのにそんなのはあんまりだ ラテはミライユがこの重傷ではもう助からないと見立てたが ティターニアはすぐにユグドラシアに搬送して治癒魔術の専門の導師の治療を受けさせればギリギリ助かるかもしれないと踏んでいた それよりも一番の問題は彼女に生きる意思が残されているかどうかだ それを見極めるためにティターニアはミライユにとある選択を突きつけようと考えた それは過酷な生か安寧の死かの究極の選択 幻影魔術で指環の魔女に化けて自分を倒しに来いと煽ればきっと生きる気力を奮い立たせることができるのではないかと 彼女が次に目覚めた時に側にいて微笑んで手を差し伸べたかった今度は仲間として共に真の敵を倒そうと いやこれで良いか しかし最終的にティターニアは事態を静観することを選んだ ミライユはあまりに罪を重ねすぎたしかしその事自体はこの弱肉強食の世界においては最大の問題ではなく ミライユがいつぞやのおっぱい娘のようにあっけらかんと割り切って生きる良く言えば強い悪く言えば鈍いタイプだったら良かった しかし彼女の根はとても純粋で繊細あまりにも純粋過ぎたからこそこうなってしまったのだ そんな彼女に本当の敵を討った先に光を掴む一の望みに賭けて 罪を背負いを背負う罪と復讐の旅を強いるのはあまりにも過酷な事で 凄腕のレンジャーのラテが助からないと見立てたのだから助からないのだろうと自分を納得させた 本当は分かっているそれは言い訳でただ生きることを選ばせた責任を背負い隣を共に歩く自信が無かったのだ あんたとその子二人であいつに勝ったんだ 戦利品だよ俺はまだ壊れてない家で漁ってくるから帰るのはちょっと待ってくれや そう言ってジャンが指環を渡してきた紛う事無き大地の指環今回の洞窟の探訪の目的物だ うむかたじけない 流石に今すぐはめる気にはならず暫くしまっておくことにした いつの間にか周囲は元の遺跡の風景に戻っていた 静かにミライユの最期を見届けたティターニアは今は感傷に浸っている場合ではないことを思い出した せめて姉だけは助けるとホロカに約束したのだ
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