[過去ログ] 【ファンタジー】ドラゴンズリング2【TRPG】 [無断転載禁止]©2ch.net (368レス)
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314: ティターニア ◆KxUvKv40Yc 2017/02/11(土)07:35 ID:VFS1GnfL(1/5) AAS
>「あぁァ! 死にだくねエエエ!!!」
パトリエーゼを狙っていたオークが突然何故か外に走り出たかと思うと凄まじい爆音が響いた。
所詮は捨て駒だったということか。
「――プロテクション!」
とっさにすでに倒れている3体のオークに向かって魔力障壁の魔術を展開。
通常は防御のために使う魔術だが、今回は爆発の被害を防ぐためだ。
それでも色々飛び散ったが、怪我人が出るのは防ぐことができた。
ああ、掃除が大変だな――等と場違いなことを思う。
普段はそんなに意識しないのだがラテのような者と接するとよく分かる、
やはり長い時を生きている間にそれなりにスレてしまったようである。
省23
315: ティターニア ◆KxUvKv40Yc 2017/02/11(土)07:36 ID:VFS1GnfL(2/5) AAS
>「あたしの本名はパトリエーゼ・シュレディンガー。
教団の幹部で“黒曜のメアリ”と呼ばれたあのメアリ・シュレディンガーの妹です。
怖くって教団から逃げ出してきたの。お願い、何でもするから、あたしに居場所をください。
そして…みんな、“友達”になって! 裏切られてばかりで怖いの!」
唐突にこんなことを言い出したパトリエーゼに、ラテがここにいてもいいと語りかけ、
ジャンが危険をおしてまで本当に一緒に来たいのかと問いかける。
二人の話がひとしきり終わった後、ティターニアが自分のターンとばかりに唐突に講釈をし始めた。
「ところでパトリエーゼ殿、このようなものを見た事はあるだろうか?」
その手に持っているのは、正八面体の模型のようなもの。
各頂点と中心にそれぞれ違った形のシンボルがあしらわれ、それが棒で繋がれている。
省19
316: ティターニア ◆KxUvKv40Yc 2017/02/11(土)07:39 ID:VFS1GnfL(3/5) AAS
「興味深い、実に興味深い! それは凄いことだぞ……! エーテルとは見ての通り中心の属性。
他の属性を習得せずしてエーテル属性を使えるとは、もしやそなたには最強の素質が眠っておるのかもしれぬ……!」
(実際にはパトリエーゼのエーテル特化の魔術が神聖魔術に属するものであるとするなら
「エーテル属性だけ使えるなんて凄い」という、元素魔術の体型を前提としたティターニアの理論は全く成り立たず、思い込みで暴走しているだけになるのだが
ここで重要なのはパトリエーゼが変人導師に興味を持たれてしまったということである)
そして、悪戯っぽい笑みを浮かべて告げるのだ。
「さて、先刻友達になってと言ったな。残念ながら友達にはなれぬ。
――学者にとっては興味の対象というのはある種恋人以上のものだからだ……って何言わすねん!」
パトリエーゼにいきなりツッコミを求めるのは酷なので、自らツッコミをしておいた。
気を取り直して真面目な表情を作り、いったん建前として戦力外を言い渡す。
省9
317: ティターニア ◆KxUvKv40Yc 2017/02/11(土)07:42 ID:VFS1GnfL(4/5) AAS
それから三日の時が流れ、いよいよソルタレク冒険者ギルド本隊が到着と相成った。
ティターニアは戦況に合わせて最適な場に投入されるべく、ユグドラシア内部の指令本部で待機していた。パトリエーゼも一緒だ。
まず、巨大な砲撃音のようなものが何度も響き渡り始める。
一人一つずつ貸与された伝言のオーブから、伝令担当のパックの声が聞こえてきた。
『マントでマッチョでフンドシ一丁の漢が壁を打つ! 打って打って打ちまくるゥ!』
その日、壁は壊された――――巨人ではなくマッチョなエルフによって。
続いて、オーブからラテとジャンの声が聞こえてきた。
>「外壁班!二班一組で上空からの攻撃を凌ぎつつ追走を!
空からの攻撃を肩代わりして、迎え撃つんです!地上班を孤立させるな!」
>「……ラテッ!慌てるんじゃねえ、指揮してんのは俺たちじゃねえぞ!
省28
318: ティターニア ◆KxUvKv40Yc 2017/02/11(土)07:45 ID:VFS1GnfL(5/5) AAS
「あなた達も、こうはなりたくないでしょう?立ち去る事を強くオススメします」
更に、魔法の殿堂を襲撃なんかしてネズミーランドの住人になっても知らんぞと脅しをかけるラテ。
確かに魔力には溢れているが夢があるとは言えない光景である。
>「……やめとけや、ラテ。冒険者に良心を期待するもんじゃねえ。
街を焼いて戦利品を頂くのは傭兵だけじゃないんだからな」
>「城壁をぶち抜いたのは誰かは知らねえが、こっから先は通せねえんだ。
悪いが依頼の前金だけで勘弁してくれや」
ジャンがアクアの大剣を構えて戦闘態勢に入る。
ジャンの横に進み出るティターニア。
「やれやれ、要塞を守るゴーレムは魔法の笛を吹いて眠らせるのが風流というものではないのか。
省16
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