[過去ログ] 自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた第110章R [無断転載禁止]©2ch.net (1002レス)
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253: 始末記 2017/01/18(水)00:24 ID:6qudXOZ9(3/3) AAS
『加持』とは、仏の作用や功徳などの力を付与する法力である。

「やれやれ間に合ったか・・・、さあて、退いてはくれないのだろうな。」

薙刀を構える円楽はネッセル司祭と対時する。
さすがにこれだけの数を相手にしては苦戦は免れない。
しかし、ネッセル司祭に戦闘どころでは無い事態が襲いかかる。

「ぐっ!?」

ネッセル司祭は突然に苦悶の声をあげて、床に膝をつく。
その『御遣い』の精神体に次々と穴が開き、欠損していくのだ。

「おのれ本体を狙ったな?」

同時刻
王都ソフィア上空

セスナ 208 キャラバン、単発ターボプロップ汎用輸送機を陸自が改修したAC-208J コンバットキャラバンが王都ソフィアに到達していた。

「吉田一尉、細川二尉、あれを見てください!!」

パイロットの奥村一曹が指差す方角に二人は目をやる。
王都とはいえ、ソフィアの町は繁華街や貴族街を除けばろくに灯りも無い街並みである。
油が高価な為に太陽が落ちれば庶民は寝てしまう為だ。
しかし、二人が観た光景は下町の民家が攻撃ヘリの攻撃を受けて爆発炎上しているというものだった。
暗い街並みに爆発炎上する民家は大変目立っていた。

「あれは・・・地下祭壇のある場所だ・・・」

同乗していたジダン団長の言葉に二人は絶句する。

「あれはハインドの陸自仕様です。」

奥村一曹が機体の所属を特定するが、こちらはソフィア駐屯地に向かうしかない。

「おい、あの飛行機械が進路を変えたぞ!!
王都の大神殿の方角だ!!」

ジダン団長の悲鳴に似た訴えにより、吉田一尉は命令する。

「奥村一曹、あの機体を追って!!」
「り、了解!!
しかし、追ってどうするんです?」
「まずは交信で呼び掛けるわ。
それでも駄目なら奥村一曹・・・
あの機体が射程距離に入ったら・・・ロックオンしなさい。」
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