けろけろ創作🐸 (282レス)
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5: 03/11(月)16:48 ID:WU+9/LxN(3/3) AAS
スピンオフ『チンタロウの悲劇』
第一章:クーラーばあさんとの出会い
チンタロウは、捨てられた柴犬の成犬だが、ある日、クーラーばあさんと呼ばれる中卒の女性に拾われた。クーラーばあさんは、高学歴の女性を装い、インターネットの掲示板に書き込むのが趣味の人物で、ボロボロの団地の部屋でチンタロウを隠して飼い始めた。犬を飼うのが禁止されていたからである。
第二章:虐待の日々
クーラーばあさんは、孤独の寂しさからチンタロウを飼っていたが、彼女自身が抱える大きなストレスから、徐々にチンタロウを虐待始しめた。食事を与えない日が続いたり、ムチで狂ったように叩いたりした。それでチンタロウの体調は日に日に悪化していった。
第三章:逃亡と孤独
日に日に、クーラーばあさんの虐待はエスカレートしたが、ある日チンタロウは命からがら逃げ出すことに成功した。しかし、彼はもはや老犬であり、人間を信じることができなくなっていた。チンタロウは人目を避けながら、食べ物を探してさまよい続けた。
第四章:奥山健太郎との出会い
そうこうしているうちに、チンタロウは健太郎と出会い拾われた。健太郎自身も厳しい境遇にあったが、チンタロウを温かく迎え入れ、彼の残り少ない人生をできるだけ快適に過ごさせようと決心した。まるで自分の分身のように感じたからである。
エピローグ:永遠の眠り
健太郎とチンタロウは、お互いにとってかけがえのない存在となり、一緒に多摩川の河川敷で暮らすようになった。しかし、ある冬の終わりも近い日、栄養失調で衰弱した健太郎はチンタロウを抱きしめたまま、この世を去った。チンタロウもまた、寿命から健太郎と共に静かに息を引き取った。発見された二人の遺体からはかつての苦しみと、最後に見つけた安らぎが感じられたのであった。
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