[過去ログ] 【サッカー】<Jリーグ>「DAZNマネー」の現実的な使い道 ビッグネームではなくてもチームのコンセプトに即した助っ人選びが有効! (278レス)
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(1): Egg ★ 2017/12/27(水)19:06 ID:CAP_USER9(2/2) AAS
■確実にチーム力の上積みを望むなら、オスカールではなくパウリーニョのようなタイプ。
 
現状のJリーグでは、いくら大物助っ人を獲得しても、そのスターを軸にした戦術を組み立てるのが最適だとは限らない。逆にひとりのために10人が汗をかくなら、汗をかける11人を集めたほうが効率的だという考え方が主流だろう。
確実に上積みが望める大物スターを獲るなら、オスカールではなく、パウリーニョのようなタイプを探す必要がある。
 
またFC東京は、個々の実績の足し算が、必ずしもチーム力にはつながらないという教訓を残した。得点王を3人も集めたのに、総得点は前年より2点減少。
それでも序盤は華々しいラインナップ相応のパフォーマンスを見せることもあったが、シーズンが深まるとともにすっかり精彩を欠いた。
逆に個別の実績ではFC東京の足もとにも及ばない若い柏は、アカデミー育ちの新戦力が勢いを生み、最後まで上位戦線に踏みとどまった。
 
実はここにチーム作りの大きなヒントが隠されている。完成品は力量が分かっているし、人気も確立しているので観客も呼べる。しかし実績を残せたということは、強豪チームで心地良くプレーできていた可能性が高い。
一方で未完の素材は、測り知れない伸びしろを持ち、時には爆発的な人気を呼ぶこともある。それはアカデミー育ちの武藤嘉紀のブレイクで大きな恩恵を受けたFC東京が、最も実感している部分かもしれない。

■これからクラブの成否を分けるのはピッチ上だけではない。

日本サッカー発展のカギは、選手を育てて売ることだ。世界のサッカーは、欧州を軸に回っていて、たぶんそれは未来も変わらない。それでも強豪と伍して戦うには、優秀な輸出国でなければならない。
言葉は悪いが、先の見えたベテランが、若い可能性にフタをするような状況は最も避けなければならない。

ブラジル、アルゼンチンなどの南米諸国も、オランダやベルギーのような欧州の小国も、若い選手の登竜門のようなリーグを運営している。
そう考えれば、流入したDAZNマネーを、そのまま大型補強にばかり充てるのは、あまりに短絡だ。
 
輸出国に不可欠なのは育成力である。柏が示す若年層から一貫性のある育成もあれば、川崎(名古屋)のように、たとえ大久保や家長昭博らのベテランが来ても、伸びしろを引き出してしまう指導力もある。
あるいは、アヤックスのように、優れた素材を収集するために各地に拠点を広げていくのが有効かもしれないし、一流のアナリストを雇うことで劇的な成果を収められる可能性もある。
 
いずれにしても、これからクラブの成否を分けるのは、ピッチ上だけではない。たとえ予算枠が変わっても、プロの職人で固めて効率を追求する仕組みの構築は避けて通れない。
 
取材・文●加部 究(スポーツライター)

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