[過去ログ] 【呼び出し】あちゃこ★ラッコ★shake it off★3倍理論★(敬称略) [CB] (76レス)
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69: 2018/02/06(火)03:22 ID:VZ+1Jeb60(2/8) AAS
ある程度、自己紹介が済んだ後、女将さんから案内があった。
「客室はそこの右の廊下を突き当たった左右にあるからね。あんたたちの寝泊りする部屋は、左の廊下の突き当たり。
あとは荷物置いてから案内するから、ひとまずゆっくりしておいで」
「2階じゃないんですか? 客室って」
俺も疑問に思っていたことを、樹が質問した。
すると女将さんは笑顔で答えた。
「2階はもう、使ってないの」
部屋に着いて、窓から見える景色と海から流れてくる潮の匂いを嗅ぐと、本当に夏休みが到来したことを実感した。
これからバイトで大変かもしれないけど、こんな場所でひと夏過ごせるのなら全然良いと思った。
ひと夏の恋なんていうのも期待していたしね。
こうして俺たちのバイト生活が始まった。楽な仕事ではなかったけど、みんな良い人だから全然苦にならなかった。
やはり職場は人間関係ですな。あっという間に1週間が過ぎた。
「俺たち良いバイト先見つけたよな」
「ああ、金もいいし」
二人が話す中、俺も、
「そーだな。でももうすぐシーズンだろ? 忙しくなるな」
樹「そういえばシーズンになったら2階は開放すんのか?」
覚「しねーだろ。2階って女将さんたち住んでるんじゃないのか?」
俺と樹は「え、そうなの?」と声を揃える。
覚「いやわかんねーけど。でも最近女将さん、よく2階に飯持ってってないか?」
そんな姿は見たことがなかった。
覚は夕時、玄関前の掃き掃除を担当しているため、2階に上がる女将さんの姿をよく見かけるのだと言う。
女将さんはお盆に飯を乗せて、2階へ続く階段に消えて行くらしい。
ここで説明しておくと、2階へ続く階段は一度玄関を出た外にある。1階の室内から2階へ行く階段は、俺達の見たところでは確認できなかった。
俺達は「ふうん」という感じで、その話に特に何の疑問も感じなかった。
※
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