[過去ログ] 【芸能】香川照之インタビュー第2回 カマキリは人生の師匠 (111レス)
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(1): しじみ ★ 2018/07/28(土)18:48 ID:CAP_USER9(1/2) AAS
──香川さんの「カマキリ愛」はつとに有名ですが、カマキリのどこにそんなにも魅了されたのでしょうか。

 カマキリは、目の前で動く生きものをえさと見なして狩る習性があるんですが、その戦闘能力と動体視力にまず惹かれましたね。
なかでも、とくに好きなのは、日本のカマキリの中では最も大型種のオオカマキリ。おとなしい雄でなく、より獰猛で食欲旺盛な雌が好きです。

──カマキリに興味を持ったのは、いつ頃ですか。

 高校生のときですね。勉強に忙しくなって、小中学生のときのように濃密な昆虫とのつきあいはなくなっていたんだけど、虫への興味は失せることはありませんでした。

 九段下にある高校に通っていたのですが、ちょうど新玉川線(現・東急田園都市線)が開通したばかりで、最寄り駅から世田谷区にある自宅までは徒歩20分くらい。
当時の世田谷はけっこう緑が豊かで、帰宅の道中に広がる雑木林やイモ畑は、昆虫とふれあう絶好の場。何か虫がいないかなぁと、ずうっと探しながら帰ってました。

──そこで、よく見つけたのがカマキリ?

 そう、オオカマキリ。イモの葉の上でゆらゆら体を揺らしながら獲物を待ち伏せしているのを見つけたら、その場所をチェックして、自宅に鞄をいそいそと置くやいなや、学生服のまま、すっ飛んでその場に戻るんです。

 捕虫網では採らない。草むらにいるカマキリは網だと採りにくいので。

──どうやって捕まえるんですか。

 カマキリの捕まえ方は本当に研究しましたよ(笑)
アサガオの支柱に使うような棒をそっと近づけて、カマキリをそこにうまく誘導したら、棒に乗せたまま家に連れ帰るというのが、僕の編み出した採集法でした。
彼らに、「捕まった」というショックを与えないで、根気よく時間を掛けて棒に誘導する。
そうやって持ち帰り、知らぬ間に自宅の庭に放すのが、僕流の捕まえ方です。

──えっ、せっかく捕まえたのに、庭に放しちゃうんですか?

 虫かごに入れるなんて野暮なことはしませんよ。放し飼いにして、何日も庭に居続けさせるんです。そして、オンブバッタなどの生き餌を与える。
ちょっと残酷なんだけど、えさが逃げ惑わないように後ろ足を一本、外したりして。

──カマキリはちゃんと、そのえさに飛びつくのですね。

 えさを目の前に置いた瞬間、バッと飛びかかります!
 半端じゃないくらい、すごい反応力です。というのも、自然界でカマキリがえさに遭遇するなんて滅多にあることじゃなく、千載一遇のチャンスなんですよ。
トンボやアシナガバチのように、飛び回ってえさを探すタイプの肉食昆虫とは違い、もっぱら待ち伏せ戦法で獲物を狩るカマキリにとって、捕食対象の虫は、運が良ければ出会える貴重な存在なわけです。

画像リンク[jpg]:cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp
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