[過去ログ] 『100日後に死ぬワニ』作者・きくちゆうき 続編『100日後に死ぬ(×)ネズミ』の連載を開始 「残されたネズミがどう生きるかを…」 [冬月記者★] (686レス)
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(19): 冬月記者 ★ 09/17(火)00:09 ID:R9bj8Bp39(1) AAS
『100日後に死ぬワニ』作者・きくちゆうきが「描くつもりはなかった」続編を描き始めた理由「残されたネズミがどう生きるか、を描くほうが大事だと思ったんです」

 2019年12月12日から2020年3月20日まで、日本中が100日間を見守った『100日後に死ぬワニ』。

 あれから4年、作者のきくちゆうきさんが続編『100日後に死ぬ×(バッテン)ネズミ』の連載を、自身のXで開始した。

 連載が始まるお知らせをした投稿はインプレッション数 1896、3.7万(9月11日時点)の「いいね」がつき、早くも大反響を読んでいる。

 当初は「描くつもりはなかった」というきくちさんに、どんな変化が訪れ描くことを決意したのか。そのTHE CHANGEに迫った。

「今日はよろしくお願いします」

 そう言いながら差し出す名刺は、キラキラと輝いている。「きくちゆうき」という名前に自画像が描かれた、ビックリマンのレアシール風の、心ときめくキラキラ。

 「もらった相手は、軒並みテンションが上がるのでは?」と聞くと、はにかみながら控えめに「そうですね」と答える。ほんの些細なことでも「人を楽しませたい」というサービス精神が伝わってくる。

 きくちゆうきさんは、4年前、日本中が固唾を飲んで100日間見守った、X(旧Twitter)連載漫画『100日後に死ぬワニ』の作者だ。2020年3月20日、最終話を掲載したツイートは世界のトレンド1位となり、エンゲージメント総数は2億回を超えた。

 100日目の「いいね」数は日本一。この数字はいまだに破られていない。「うれしかったですね!。“ここが自分の人生のハイライトだ”と思いました」

「続編が読みたい」という声が多数届いていたが……

 『100日後に死ぬワニ』作者・きくちゆうきが「描くつもりはなかった」続編を描き始めた理由「残されたネズミがどう生きるか、を描くほうが大事だと思ったんです」

 2019年12月12日、自身のTwitterに第1話目を投稿した『100ワニ』。主人公・ワニくんとネズミの友情や恋模様、なんでもない日常や悩みを丁寧に描いた4コマ漫画で、必ず4コマ目の欄外に「死まであと◯日」というカウントダウンが書かれていた。

 ワニくんはそんな寿命のカウントダウンなどつゆ知らず、無為に1日をすごしたり、意中のバイト先の先輩をデートに誘うのをためらったり。日本中が最期までどうなるのか? と没入し、毎日の更新時間19:00を心待ちにしていた。

 そんな物語は、タイトル通りワニくんの死を予感させて、連載開始から100日後に終了した。当時、きくちさんの元には「続編が読みたい」という声が多数届いていたが、その後続編が投稿されることはなかった。

「描き始めたころは、残された者のその後の物語として、"ネズミのその後も描きたいな”と思っていました。どちらかというと、そっちのほうが大事なんじゃないかと思っていました。ネズミがその後、どう生きるか、という物語のほうが……。でも、まったく事実に反することで、最終話を投稿したあとにいろいろと燃えてしまって。”マンガを描いて、どうしてこんなに言われるんだろう”と思い、描きたかった気持ちに蓋をするようになりました」

ーー最終話投稿直後に、予期せぬかたちでフェイクニュースなどがネットやSNSなどで流されてしまう事態に発展してしまいました。

「それでも読んでくださる方には、もし続編を描くなら、ぜひにネズミとワニのその後も読んでほしいと思っていました。でも、精神的に一時はそういう気持ちになれなくなってしまったんです」

 そして4年が経過した2024年――。きくちさんの元に、一通のメールが届いた。それは、出版社からのオファーだった。

「“異世界モノを描いてみませんか?”という内容で、“え! 僕が異世界!?”と戸惑いつつ、異世界モノは描けないにしても、とりあえず話だけでも聞いてみようと思い、メールをくれた編集者の方に会うことにしたんです」

 すると話は『100ワニ』の続編に及んだ。

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