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興行収入を見守るスレ5683 (1002レス)
興行収入を見守るスレ5683 http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/movie/1664023650/
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815: 【19.2m】 【B:83 W:72 H:86 (D cup) 149cm/63kg age:32】 (あら) 水!マズー!! (ワッチョイ f717-CADk [124.159.140.234]) [agete] 2022/09/25(日) 13:13:36.48 ID:zc8Q8BQB0 「さあ、」ジョバンニは困って、もじもじしていましたら、カムパネルラは、わけもないという風で、小さな鼠ねずみいろの切符を出しました。ジョバンニは、すっかりあわててしまって、もしか上着のポケットにでも、入っていたかとおもいながら、手を入れて見ましたら、何か大きな畳たたんだ紙きれにあたりました。こんなもの入っていたろうかと思って、急いで出してみましたら、それは四つに折ったはがきぐらいの大きさの緑いろの紙でした。車掌が手を出しているもんですから何でも構わない、やっちまえと思って渡しましたら、車掌はまっすぐに立ち直って叮寧ていねいにそれを開いて見ていました。そして読みながら上着のぼたんやなんかしきりに直したりしていましたし燈台看守も下からそれを熱心にのぞいていましたから、ジョバンニはたしかにあれは証明書か何かだったと考えて少し胸が熱くなるような気がしました。>>875 「これは三次空間の方からお持ちになったのですか。」車掌がたずねました。 「何だかわかりません。」もう大丈夫だいじょうぶだと安心しながらジョバンニはそっちを見あげてくつくつ笑いました。 「よろしゅうございます。南十字サウザンクロスへ着きますのは、次の第三>>874時ころになります。」車掌は紙をジョバンニに渡して向うへ行きました。 カムパネルラは、その紙切れが何だったか待ち兼ねたというように急いでのぞきこみました。ジョバンニも全く早く見たかったのです。ところがそれはいちめん黒い唐草からくさのような模様の中に、>>872おかしな十ばかりの字を印刷したものでだまって見ていると何だかその中へ吸い込こまれてしまうような気がするのでした。すると鳥捕りが横からちらっとそれを見てあわてたように云いました。 「おや、こいつは>>873大したもんですぜ。こいつはもう、ほんとうの天上へさえ行ける切符だ。天上どこじゃない、どこでも勝手にあるける通行券です。こいつをお>>871持ちになれぁ、なるほど、こんな不完全な幻想げんそう第四次の銀河鉄道なんか、どこまででも行ける筈はずでさあ、あなた方大したもんですね。」 http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/movie/1664023650/815
766: 【四電 %】 [JP] ! 【18m】 【B:93 W:59 H:82 (G cup) 162cm/67kg age:42】 (英雄都市アレックス) オタガイノタメニ (ワッチョイ f717-CADk [124.159.140.234]) [agete] 2022/09/25(日) 12:53:18.07 ID:zc8Q8BQB0 「もうじき白鳥の停車場だねえ。」 「ああ、十一時かっきりには着くんだよ。」 早くも、シグナルの緑の燈あかりと、ぼんやり白い柱とが、ちらっと窓のそとを過ぎ、それから硫黄いおうのほのおのようなくらいぼんやりした転てつ機の前のあかりが窓の下を通り、>>815汽車はだんだんゆるやかになって、間もなくプラットホームの一列の電燈が、うつくしく規則正しくあらわれ、それがだんだん大きくなってひろがって、二人は丁度白鳥停車場の、大きな時計の前に来てとまりました。 さわやかな秋の時計の盤面ダイアルには、青く灼やかれたはがねの二本の針が、くっきり十一時を指しました。みんなは、一ぺんに下りて、車室の中はがらんとなってしまいました。 〔二十分停車〕と時計の下に書いてありました。 「ぼくたちも>>814降りて見ようか。」ジョバンニが云いました。 「降りよう。」 二人は一度にはねあがってドアを飛び出して改札口かいさつぐちへかけて行きました。ところが改札口には、明るい紫むらさきがかった電燈が、一つ点ついているばかり、誰たれも居ませんでした。そこら中を見ても、駅長や赤帽あかぼうらしい人の、影かげもなかったのです。 二人は、停車場の前の、水晶細工の>>812ように見える銀杏いちょうの木に囲まれた、小さな広場に出ました。そこから幅はばの広いみちが、まっすぐに銀河の青光の中へ通っていました。 さきに降りた人たちは、もうどこへ行ったか一人も見えませんでした。二人がその白い道を、肩かたをならべて行きますと、二人の影>>811は、ちょうど四方に窓のある室へやの中の、二本の柱の影のように、また二つの車輪の輻やのように幾本いくほんも幾本も四方へ出るのでした。そして間もなく、あの汽車から見えたきれいな河原かわらに来ました。 カムパネルラは、そのきれいな砂を一つ>>813まみ、掌てのひらにひろげ、指できしきしさせながら、夢ゆめのように云っているのでした。 「この砂はみんな水晶だ。中で小さな火が燃えている。」 「そうだ。」どこでぼくは、そんなこと習ったろうと思いながら、ジョバンニもぼんやり答えていました。 http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/movie/1664023650/766
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