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『読みました』報告・国内編Part.5 (982レス)
『読みました』報告・国内編Part.5 http://echo.5ch.net/test/read.cgi/mystery/1202745748/
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494: 読後感 ◆VkkhTVc0Ug [sage毒殺という殺人方法] 2009/01/30(金) 23:47:30 ID:1Iw7HSMA (続き) 観れば如何にも××××が原因で××出来ず、××を使って 何とか×××という×××を得ていると言った様な風体の輩である。 恐らく×××が××ない不満を勝手に××××のせいにして八当たり したものと思われるが、誠にもって度し難い大馬鹿垂れの鎌足である。 こういう奴の存在は百害あって一利なしだと思う。 二度とテレビに出て欲しくない。 閑話休題。スパイものの方法論的に言って短編というスタイルは 難しいのでは思っていたが、中々頑張っている印象。ただ、 結城中佐のスパイ哲学は穿ち過ぎて破綻している様に思われる。 国家への忠誠心は必須でしょう。 ベストは「幽霊」。二重三重に組まれた真相が魅せる。盲点を衝いた 表題作も良い。「ロビンソン」は終盤の展開が都合良過ぎるし、 「××」は折角の不可能興味を(メル欄)が減じている様に感じた。 市川雷蔵の「陸軍中野学校」を観て本作と比較してみようかしら。 http://echo.5ch.net/test/read.cgi/mystery/1202745748/494
495: 書斎魔神 ◆AhysOwpt/w [] 2009/01/31(土) 18:57:11 ID:KSWvmhJz 山本博文監修「こんなに変わった歴史教科書」を読んだ。 教科書出版会社でもある東京書籍から刊行された、 1972年と2006年を中心に教科書を読み比べ、その差異のトピックを抽出した 歴史ミステリねた満載の本であり、それなり楽しめる。 新書・文庫でミステリばかり読み耽っている奴はこの程度の歴史常識はしっかりと押えて おけという感がある。 この点で各項目の頁下段に記された「この時代(時代概観である)」「歴史年表」 「同時代の世界の動き」は学習に資するものがあろう。 歴史もミステリも愛好する俺には、有名な頼朝や信玄、尊氏の画像が全くの別人と判明したこと (この過程の記述が正にミステリの謎解き)が特に面白いものがあった。 各人、心して読め! http://echo.5ch.net/test/read.cgi/mystery/1202745748/495
496: 書斎魔神 ◆AhysOwpt/w [] 2009/02/01(日) 15:36:50 ID:bSWw6SC3 角田光代「空中庭園」を読んだ。 縁無き作家と思うていたが、前記した「森に眠る魚」の凄まじいまでのサスペンスに魅せられた。 直木賞受賞作ではあるが、非サスペンスの「対岸の彼女」は今ひとつという感があったが、 本作は首都郊外の大団地に住む一見平凡な一家の深層を抉って読ませるものがある。 連作形式だが、妻の視点で語られる表題作が一頭地を抜く面白さ、 母娘の思惑を描いて間断するところがない。 あとがきを石田衣良が書いているが、「パトリシア・ハイスミスのサスペンスのようだ」という指摘は ツボを突いたものがあるかと思う。ただし、ラストの親子水入らず貸切状態の路線バスのシーン を見ると、本作の評に「乾いた絶望」という表現を用いるのはいかがなものか。 それなりに家族相互の受容を描いたものとは理解出来ぬだろうか。 本作に描かれた京橋家はそんなに仲が悪い家族ではなく(むしろ良好な方かも)、 それぞれの駄目さ加減を認めたうえでの「明るい絶望」とでも評したいものがあるやに思う。 http://echo.5ch.net/test/read.cgi/mystery/1202745748/496
497: 名無しのオプ [age] 2009/02/01(日) 19:31:46 ID:ebEgqMGM うるせー!書斎よ、ここはお前のメモ帳じゃねえんだ、妄想は鶴ヶ峰公園の便所のカベでやれや、 いいかげんにしろよ、もう俺たちそろそろガマンの限界だぞ! http://echo.5ch.net/test/read.cgi/mystery/1202745748/497
498: 名無しのオプ [sage] 2009/02/01(日) 22:06:47 ID:uc5h7gRN どうしてボクチンが行くと、店員が迷惑そうな顔をするのか? 書斎馬人 著 http://echo.5ch.net/test/read.cgi/mystery/1202745748/498
499: 読後感 ◆VkkhTVc0Ug [sage] 2009/02/05(木) 23:11:42 ID:jMLXDiVT 「狂犬は眠らない」ジェイムズ・グレイディ(早川書房) CIA専用の精神病院通称<キャッスル>で精神科医が殺された。 死体を発見した5人の患者達はこのままでは自分達が容疑者にされる と考え、独自に犯人を捕らえるべく病院から脱走する。しかし、 彼らはそれぞれ心に傷を負った病人であり、薬を服用しなければ やがてはどうなるか判らない。果たして 間に合うのか? バカミスアワード受賞作だっけ? やたら分厚いから一瞬SFかと思った。設定が秀逸やね。究極の デッドライン・サスペンス。しかもそれぞれが特異な弱点を 持っているという。 但しプロット自体は割と単純。本作の魅力は偏にキャラクターにある。 それでこの分量を見事に読ませるんだから凄い。久々のキャラ萌え小説の 収穫だ。 最後に、訳者のご冥福をお祈りします。 訳書では「脅える暗殺者」「逃げるが勝ち」等を読んだ覚えがあります。 頑張れば会えたかも知れなかったのになぁ。ちょっと後悔。 http://echo.5ch.net/test/read.cgi/mystery/1202745748/499
500: 読後感 ◆VkkhTVc0Ug [sage] 2009/02/05(木) 23:12:48 ID:jMLXDiVT すいません。スレ間違いました。 http://echo.5ch.net/test/read.cgi/mystery/1202745748/500
501: 書斎魔神 ◆AhysOwpt/w [] 2009/02/07(土) 23:10:36 ID:zvaZ1Ztm 広瀬正「T型フォード殺人事件」を読んだ。 表題作はSFオタには神的存在の作者によるレトロムード満載(野村萬斎ではない(w )のミステリ。 ただし、T型フォード車内を密室に見立てた謎解きは小技で全く面白くない。 SF作品にも見られるこの作者の悪い性向なのだが、序盤のクラシックカーねたも長過ぎて うざったい。 他2編の収録作品に関しても簡単に講評しておこう。 「殺そうとした」 火サス・昼ドラレベルな作。サイドブレーキねただが、 このレベルのミステリでは今ではどうしょうもないという感あり。 「立体交差」 タイムトラベルねたを十八番とする作者らしい作で、まずまず楽しめる小品。 ただし、ミステリ風の逆転が存する作とはいえ、これはSFである。 ドームの存在、形は異なるがアジアシリーズ等、プロ野球好き・東京生まれジャイアンツ好きらしい 作者の予想のヒットはなかなかのものがある。 ただし長嶋の三冠王ってのが・・・ http://echo.5ch.net/test/read.cgi/mystery/1202745748/501
502: 名無しのオプ [sage] 2009/02/08(日) 08:24:59 ID:biuaTwOG クロック城殺人事件 なんだよコレ…orz 久々に読むのが苦痛に感じた逸品 http://echo.5ch.net/test/read.cgi/mystery/1202745748/502
503: 名無しのオプ [sage] 2009/02/08(日) 23:54:34 ID:epl9+Z7x アリスミラー城をオススメする http://echo.5ch.net/test/read.cgi/mystery/1202745748/503
504: 読後感 ◆VkkhTVc0Ug [sage外側は掃除する] 2009/02/10(火) 01:18:40 ID:fC+zhX5j 「聖女の救済」東野圭吾(文藝春秋) IT社長が自宅で毒殺された。しかし毒物は発見されず、 有力な容疑者であるはずの妻には鉄壁のアリバイがあった。 捜査に当たった草薙警部は容疑者に一目惚れしてしまい、 それを危惧した内海刑事は独断で湯川に助力を求める……。 何か「こんなトリックで長編を書き切るとは!?」的な前評判を 見かけたのですが、読んで納得。これは確かに短編のネタです。 それを長編に上手く溶け込ませているかと言えば…… まあまあ成功してますかね。タイトルの意味にも掛っていますし。 でも(メル欄)でしょう。 あと、某雑誌インタビューでの「複雑な筋よりも単純な筋を好んで書く」 という主旨の談話はどんなもんですかねえ。それしか書けないんじゃ ないですかあクスクス。 http://echo.5ch.net/test/read.cgi/mystery/1202745748/504
505: 読後感 ◆VkkhTVc0Ug [sage] 2009/02/10(火) 01:34:27 ID:fC+zhX5j 「図書館革命」有川浩(メディアワークス) 原発でテロ事件が起こり、類似した題材を扱ったことのある作家が メディア良化委員会に狙われる。作家の身柄を保護した関東図書隊は、 この事態を利用して敵に打撃を与えようと目論む。 一応はシリーズ最終作(別冊は続いてるけど)。 結局、扱うテーマ(のいくつか)には共感しながらも、 ストーリーとキャラクターには共感出来ないという状況は最後まで 変わらなかった。あとがきで敢えて良化委員会側は描写しなかったとか 言い訳がましく書いてるのも頂けない。しかも理由は述べませんってw でも、手塚兄と柴咲の掛け合いの場面は本書のハイライトであり 楽しめた。 乞食とか盲とか必要性があれば構わず使っていこうよの会でも 立ち上げたら支持するよ。 http://echo.5ch.net/test/read.cgi/mystery/1202745748/505
506: 書斎魔神 ◆AhysOwpt/w [] 2009/02/21(土) 14:52:33 ID:FFG2dIM/ 清張スレのレス執筆用に東野圭吾「容疑者Xの献身」を再読。 時間を置いて読んでみると、ケイゴ作品中でも面白い謎解きミステリ (刊行当時、本格ミステリか否かの議論があったが、この点は手がかりの呈示という面から 懐疑的にならざるを得ない) かと思うが、登場人物が探偵と犯人を筆頭にして物語を進行させるための操り人形に 過ぎないというミステリの典型的な構成であり、やはり直木賞はどんなもんだったかというのが 正直な感想である。 例えば、元お水系バツ2・子蟻のヒロインのピュアさは不可思議、清張先生ならもっとリアルに この手のウーマンのずるさ・賢さを書き上げたと思われ。 http://echo.5ch.net/test/read.cgi/mystery/1202745748/506
507: 書斎魔神 ◆AhysOwpt/w [] 2009/02/22(日) 13:09:02 ID:km1aGDHC 朱川湊人「花まんま」を読んだ。 ミステリちゅーか、ホラー作品集である。 表題作は直木賞受賞作。 リーインカーネーションを描いたコテコテなホラーなんだが、あっさりと受賞。 高橋克彦作品にしてもそうだが、ミステリやホラーに甘くSFには非常に厳しい直木賞、 果たしてこれで良いのか? 大好評につき(励ましのメールを多くありがとう。この糞BBSの場を借りてだがお礼を申し上げて おく)、収録作品全話講評逝ってみよう! ・「トカビの夜」 病弱な朝鮮人の子が死んだ後に妖怪トカビ(正確な発音ではない旨が述べられている)と なって登場するというファンタジックなストーリー、腐女子やファンタジーオタが読むにはOK だが、大のオトナがこの世界観を許容して読むにはきついものもある。 ・「妖精生物」 前収録作とは異なってファンタジックなタイトルに反してエロチックでグロな展開、 そして鬱エンドを迎える。 ヒロインの女の子が妖精生物から感じ取ったのはエクスタシーとしか考えられない。 一応、オトナの鑑賞にも堪え得る作かと思う。 ・「摩訶不思議」 艶福家の叔父の死、その葬儀の怪現象を甥っ子の少年の眼を通して描いたユーモアたっぷり の作。ただし、三人の愛人が仲良くなるという締めはやや安易で定番か。 ・「花まんま」 リーインカネーションという実例としての報告も多い怪奇現象をそれなりにリアルに描いた作、 映画化もされたケイゴのヒット長編や高橋克彦作品を想起させるような作だが、 大阪弁が印象をぐっとソフトにしている。 加藤家と繁田家の交流が始まるなんていう安手なテレビドラマのような甘い締めにしなかった のはグッドではある。 http://echo.5ch.net/test/read.cgi/mystery/1202745748/507
508: 書斎魔神 ◆AhysOwpt/w [] 2009/02/22(日) 13:09:41 ID:km1aGDHC ・「送りん婆」 タイトルは都市伝説的なエピを想起したのだが、ポスト送りん婆的立場にあった女性みさ子の 回想記、締めが凄み過ぎな感もあり、さほど面白い話とは思えず。 ・「凍蝶」 大阪市街地という舞台から、謎の女性ミワの正体は物語途中で読めた。 丁寧に読むと、南国に棲息するはずの蝶の出現も当時からの温暖化の影響と見れば、 その消失以外(蝶の化身とされたミワの弟が死んだという明記はない)は怪奇現象が これといって見当たらない作。 主人公の少年ミッちゃんことミチオは言うまでもなく被差別部落出身、 作者が巧くかわしながら書いているのがわかる。 http://echo.5ch.net/test/read.cgi/mystery/1202745748/508
509: 名無しのオプ [sage] 2009/02/22(日) 15:56:19 ID:uHUOrB7c >>507 励ましのメール送りたいんで、メルアド教えてください。 http://echo.5ch.net/test/read.cgi/mystery/1202745748/509
510: 書斎魔神 ◆AhysOwpt/w [] 2009/02/28(土) 23:00:03 ID:ZezdYEkY 先日、久々に「容疑者Xの献身」を再読し、同年刊行で本格ミステリ大賞を巡り 接戦を演じた島田荘司「摩天楼の怪人」がふと気になり、本作も再読してみた。 会話態も多いとはいえ、NYの建築・歴史に関するシマソーの薀蓄が満載(本筋に直接には 関係しないもの、詳し過ぎるもの多)された600頁弱の大部なものだが、 ミステリ以外の部分(特にフェアな本格としてはNG作品と言い得るが)に力を注いでいる分、 逆に雑学的に楽しめるものがあった。 「暗闇坂の人喰いの木」あたりから発揮されて来た情景描写の巧みさも、 60年代のNY風景を描き出して申し分ないものがあるし、 本格の旗手シマソーには珍しいNYPDの刑事を主としたハードボイルドタッチの警察小説風の 趣向もそれなりに面白い。 ただし、初読時には薀蓄部分がうざく感じられ、終盤、次々と繰り出される読者置いてけぼり 状態なトンデモトリック開陳には唖然とさせられたものではある (特にアクトレス2人のジョンまがいの射殺トリックは面白過ぎる、ガイシャの手の硝煙反応に 関するトリックは巧く書かれており、本来はこういう小技にこそ謎解きミステリの魅力はあるのでは なかろうか。 (奇しくも本作中にも引用されているフレーズである「神は細部に宿る」ってやつである) また、窓に映る怪人の姿(「怪人」と書いていないのがミソ)の無理やりトリックには思わず笑ってしまったが、まあ、シマソーはマジに書いているんだろうな。 http://echo.5ch.net/test/read.cgi/mystery/1202745748/510
511: 書斎魔神 ◆AhysOwpt/w [] 2009/02/28(土) 23:00:55 ID:ZezdYEkY 横溝御大、マエストロ鮎の後継と思うていたシマソーだが、本作は大乱歩的ユートピア願望が 前面に出た現代幻想小説という感が強く、この観点からなら楽しめるかと思う。 思うに、2005年はコテコテな謎解き長編ミステリ「容疑者Xの献身」が直木賞を受賞するという 日本ミステリ史上に特筆すべき年であったが、同時にミステリ界内部のトピックに過ぎないとはいえ、 90年代前半までは無冠とはいえ、その存在感で圭吾を圧倒していたシマソーが、 大作「摩天楼の怪人」を持ってしても、このミスではベスト10ランク外、文春では10位と 圭吾の「容疑者Xの献身」(共に1位を獲得)の前に大きく後塵を拝し、 ミスオタワールドたる本格ミステリ大賞でも僅差で敗れるという名実共に男性ミステリ作家の 第一人者が世代交代したエポックメーキングたる年だったと言い得る。 http://echo.5ch.net/test/read.cgi/mystery/1202745748/511
512: 書斎魔神 ◆AhysOwpt/w [] 2009/03/07(土) 16:37:57 ID:+esov19L 石持浅海「扉は閉ざされたまま」を読んだ。 ケーゴの「容疑者Xの献身」がヒットした同年に、 新書刊行ながらこのミス2位、文春5位と高い評価を受けた作である。 今読むと、最近はマスコミの話題に挙がらなくなって来たドナーカード等 臓器移植ネタが懐かしい感さえあり。 (問題点もあれど、制度的には定着して来たということか?) 作品としては、特異なものゆえ動機面を詳細に説明したいという意図があったのであろうが、 文庫化のさえ加筆された(解説より)最終章「前夜」が正に蛇足そのものと言い得るのが難か。 謎解きミステリは、装飾としての社会性は有りだとしても、 謎の解明ですぱっと終わるのがカタルシスなのだが、このジャンルの持ち味・魅力を消し去って しまっている感があるのが何とも残念や。 犯人が名探偵のバージン(?)を破る覚悟(??)を決めるエンディングの方が良。 ケーゴ作品好きにも受けそうなリーダビリティと社会性もある作だが 大衆狙いな新書ミステリという刊行形態ゆえか、明らかに萌え目的なアホなミスオタ対象の 20代の美人JD(理科系院生)探偵というキャラは頂けない。 これならトーゴの湯川の方がまだ説得力があるわな。 http://echo.5ch.net/test/read.cgi/mystery/1202745748/512
513: 書斎魔神 ◆AhysOwpt/w [] 2009/03/15(日) 17:33:00 ID:BulXZE/M 久々に宮部みゆき「模倣犯」を再読してみた。 俺がミステリ板に堂々のデビューをした年に刊行されたベストセラー、映画化もされ、 ミステリ板でも話題にはなったのだが、「僕は実はモーホー犯なのれす」といったアホ (当時からミステリ板にこの手のアホは多かったような)論外としても、辛口のレスが多かった ものである。 劇場犯罪、猟奇犯罪等はソフトな現代版人情噺を得意とするみゆき向きの素材ではなかった ということか。 語り口は定評があるみゆきだけに、初読時からボリュームのわりにサクサクと読めた感があったが、冷静に評価すればヘビーなテーマのわりに軽い印象という評にもなろうか。 ミステリ的には、ピース登場、つまらない「ひっかけ」による真相暴露という展開の後に、 もう一捻り欲しかった感もある。 単行本としては新世紀に入ってからの刊行だが、それ以前の雑誌連載を加筆して纏めたもの だけに、ブロードバンド前時代、既に古さを感じさせるのが難か。 今ならPCや携帯を駆使したストーリー展開になるのであろう。 犯行のネットによる中継、極悪2ちゃんねらーの荷担あたりが考えられようか。 http://echo.5ch.net/test/read.cgi/mystery/1202745748/513
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