[過去ログ] 【腐女子カプ厨】巨雑6439【なんでもあり】 [無断転載禁止]©2ch.net (505レス)
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408: (ワッチョイ f395-imw8) 2016/04/06(水)21:17 0 AAS
わいこの前はじめて日向夏買うたんやけど
同僚と話してたらわいだけイントネーション違ったは
409: (ワッチョイ 9fd9-G+K4) 2016/04/06(水)21:17 0 AAS
>>396
d諏訪部やなかったか
二個目は質問はなんなん
410: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:17 d AAS
しかしそれもスタジオでの撮影が始まるまでだった。
失念していたが、白ホリということはここで撮る写真はエレンがメインのものばかりなのだ。
廃ビルとは違って、エレン以外には何もない真っ白な空間にわくわくが全て緊張へと差し替わる。
緊張は如実に撮影に影響し、ガチガチに固まってしまったエレンは自分でもこれではリヴァイが思うような写真が撮れないことが分かってしまう。
「エレン、」
見かねたリヴァイがエレンに声をかけて近づいてくる。
「上手くできなくてすみません…」
「そうじゃない。これを見ろ」
そうしてリヴァイの持っていたカメラの液晶画面を前に出された。表示されていたのは廃ビルで撮った写真で、さっき見せてもらったのとはまた別のもの。伏し目がちにどこか遠くを見るエレンがアップで写っていた。
「綺麗だろう。気張らなくても大丈夫だ。ポーズや視線はこっちで指示する。絶対に良く撮ってやるから自信を持て」
省15
411: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:17 d AAS
撮影の終わりにいつもその日の写真を少しだけ見せてもらうのが楽しみだった。
やっぱりリヴァイの撮る写真はすごい。
自分が自分じゃないみたいで、色んな意味で感動する。
ぼーっと間抜け顔で立っていただけでもリヴァイの手にかかれば、物憂げに悩む美しい青年に変わる。
人物を入れた写真を撮るのが初めてなんて嘘みたいだ。
そんな、美しく世界を切り取るリヴァイという人間を知る度に、惹かれ、心を奪われてしまったのは必然だろう。
リヴァイは優しかった。
それはエレンだけにではなく、スタッフにもスタジオの管理人にも、誰にでもだ。
仕事もキッチリこなすし、周りの迷惑になるようなことは絶対にしない。
なんて怖い人だと恐怖し、不審がっていたのが遠い過去に思えた。
省14
412(1): (ワッチョイ 9fd9-G+K4) 2016/04/06(水)21:17 0 AAS
DLCて早売り買っても九日からしか使えんのやろか
413: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:18 d AAS
自分が濡れるのはいいが、機材が濡れることがあってはならない。
ここは自分がなんとかすべきだと判断し、水が出ている箇所を手で抑える。
水漏れ(というレベルの出方ではなかったけれど)が起きていることはきっとみんなすぐにわかるはずだ。機材を避難させるまでは濡れても構うものか。
だが、エレンの思いもむなしく、カーテンはすぐに開けられた。シャー!と勢いよくカーテンレールが滑る音と共にリヴァイが姿を現したのだ。
「機材が…!」
「もう近くにはない。いいからお前も早く離れろ」
開いたカーテンの向こう側を見ると、確かに水がかかってしまう範囲から機材は既に撤収されていてエレンはほっと胸をなで下ろす。
「でも、リヴァイさんまで濡れることなかったのに」
声を出して呼んでくれれば出ていけた。
「それがお前を心配するなという意味なら却下だな」
省14
414: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:18 d AAS
撤収の準備をしている間に管理人は到着し、それから間もなく管理人が呼んだ業者もやってきた。
エレンは濡れた衣服を着替えて、髪を乾かし終えると帰宅の許可が降りた為、ほかのスタッフよりもひと足早くスタジオを出ることになった。
「今日はすまなかった」
「そんな! 大丈夫ですよ。お疲れさまでした。またよろしくお願いします」
申し訳なさそうに頭を垂れるリヴァイにぶんぶん首を横に振る。
「また連絡します」
「ああ、次も頼む」
リヴァイもこの頃にはもう着替えてしまっていて、エレンは少しだけ残念に思う。
実はエレンは筋肉フェチなのだ。リヴァイの筋肉を見て目を輝かせたのはそのせいで、ひどく憧れた。いい腹筋してるんだろうな。触ってみたい。
このことで、余計にリヴァイへの想いに火がついてしまったのは言うまでもない。
省8
415: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:18 d AAS
スケジュール帳を確認していると、つきっぱなしだったテレビに幸せそうなカップルがカメラの前でお互いの仲の良さを見せつけている様子が映し出された。
エレンは音がない空間が苦手で、家にいる時ならばテレビは常についていた。なにか見ているわけではない。
ただなんとなくつけて流しているだけ。今、リヴァイと一緒にいられるのも、あのニュースが流れた時にこうしてテレビをつけっぱなしにしていたお陰だからこの習慣も捨てたものではない。
テレビに映っているカップルの映像に、エレンは簡単に触発された。
二人はとても幸せそうで、きらきらした瞳で笑いあっている。
自分もリヴァイとこんな関係になりたい、と思うことに時間はかからなかった。
打ち合わせが終わった後、エレンは早速、告白をする為にリヴァイを呼び出した。
まだリヴァイには事務仕事が残っていたので、場所は事務所の近くの喫茶店だ。
いまだかつて彼女がいたこともなければ告白をしたこともない。
メールや電話で言ってしまえば簡単だったかもしれないけれど、
省3
416: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:18 d AAS
店員に通された席も前後左右に他の客が座っていることもなく、店の角席でちょうどよかった。
リヴァイは紅茶を、エレンはレモンスカッシュを注文して、それぞれ何口か飲んでいる。
いざ、告白するとなると少しばかり緊張する。リヴァイもこんな気持ちだったのだろうか。
それとも先にエレンの気持ちもわからないまま告白したリヴァイはもっと緊張しただろうか。
今から言うことがリヴァイを喜ばせる内容だといい。
そもそもそうじゃなかったら、きっとエレンは気まずさに撮影を続けることはできない。
だから、どうか。
「リヴァイさん、」
テーブルの下、膝の上に置いた手のひらを握った。
本当は目を見て伝えたいけれど、エレンにそこまでの勇気はない。
省21
417: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:19 d AAS
エレンが顔を上げたのをきっかけに、リヴァイもやっとそのひと言を返した。
「嬉しい、と思う」
「本当ですか……!」
テーブルに身を乗り出して、リヴァイに詰め寄る。
気持ちが受け入れられた、リヴァイも同じ気持ちだった、とエレンの表情は明るくなった。
一方でリヴァイはまだ信じられないものを見る目でエレンを見ていたが、両思いになったことが信じられないのだろうとごく自然にそう思った。
それが、間違いだとは気づけなかった。
さっきまでの緊張が嘘のようにエレンは途端に生き生きとし出す。
「オレも嬉しいです。リヴァイさんのこと好きになれて同じ気持ちになれて」
「ああ、……じゃあ、付き合うか。あー……それで、今日はこれが言いたかったのか?」
省12
418: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:19 d AAS
目線より少し下にあるリヴァイの目を見る。抱きついてみてもいいだろうか。男同士だし、外だからまずいか?
でもせっかく付き合いだしたんだから触れたい。
別れの言葉を交わしてもエレンはうーんうーんと悩み、立ち去ることができなかった。
ふう、とリヴァイが息を吐く。
エレンの心情を察したリヴァイの腕がエレンの背に回って軽く引き寄せられた。ぽんぽんと背を叩かれる。
熱い抱擁とまではいかなかったが、それはエレンの望んだものだった。
わずかに触れるリヴァイの体は震えている。
「緊張する、な……」
「はは、らしくないですね」
「じゃあ、またな」
省8
419: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:19 d AAS
今日まで会える予定はなく、代わりにエレンはメールや電話で会いたい気持ちを発散させた。
おはよう、から始まり、おやすみなさいで終わる。
なんでもないようなことでもリヴァイと共有したかったし、リヴァイはこれを聞いたらなんと言うだろうと反応が気になった。恋の力は大きい。
電話はリヴァイからメールの返信がきた時にすかさずかけた。
出られない時はメールしかできない旨のメールがエレンの着信の後に必ずある。律儀な人だ。
メールの返信はだいたいが相槌ばかりで、なにかリヴァイから話題を提供することはない。
電話でも同じだった。
それでも話を聞いてくれるだけで嬉しい。
改めて年齢を聞けばリヴァイはエレンの十歳も上だった。
年が離れているので、当然同年代と接する時とは違うだろう。
省15
420: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:19 d AAS
「俺は部屋でもやることが多いからな。自分でできることは自分でやりたい。隣で仕事をされると同室になった奴が休めないだろう」
「オレはそんなこと気にしません」
「俺が気にする。お前はバイトとは言え、俺が撮らせてくれと頼みこんだモデルだ。VIP待遇を喜べ」
付き合ってるのに、と続けようとした言葉は声になることはなかった。
リヴァイが真剣にこの撮影に挑んでいることを知っていたし、不器用なリヴァイなりの気遣いを無碍にすることはできない。
もしかしたら隣で眠れるかもしれない。いつもよりも長く一緒にいられるかもしれない。そう期待した心が少しだけ折れた。
(リヴァイさんは仕事だし、仕方ねえよな)
一人で与えられた部屋に入る。一泊分の荷物なんてそう多くない。
エレンはモデルなので、機材を準備することもなく、部屋へ入って持ってきたボストンバックをクローゼットに押し込んでしまえばやることがなくなってしまった。昼食の時間と指定された時間までまだ三十分もある。
どうしようかと考えたが、特にやることも見つからず、結局携帯にダウンロードしていたアプリゲームでその三十分を潰した。
省13
421: (スプー Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:20 d AAS
マルロ大丈夫やろか
422: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:20 d AAS
パジャマ用に持ってきたシャツとスウェットのズボンをはいて、スリッパを引っかける。部屋の鍵を持って、ドアを開いた。
カードキー型のオートロックキーだから鍵を閉める作業はしなくてもいい。
向かうはリヴァイの部屋。部屋番号は昼の間に本人に聞いている。
行ってもいいかとは聞かなかったけれど、駄目だとも言われていない。
少しくらい、行ってもいいだろう。
コンコンコン
リヴァイの部屋はエレンの部屋と同じ階の一番端だ。
ズボンのポケットに持っていたカードキーを入れて手ぶらになったエレンはその部屋のドアをノックした。
「エレンです。今、大丈夫ですか?」
声をかけるとこちらに近づく足音が聞こえて、ガチャリと鍵が外されドアが開く。
省27
423(1): (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:20 d AAS
付き合ってから、エレンにとっては生まれて初めてのキスだった。
ファーストキスはレモンの味、なんていうのは今はもう古いのか。レモンかどうかはわからなかった。わかる前に、離れてしまった。
離したのはリヴァイで。
唇が重なった瞬間、リヴァイは力づくでエレンの体を引きはがした。突き飛ばすにも近いそれにエレンはバランスを崩して一歩後ろへ下がる。
なんだ。この反応は。これではまるで。
……その先は考えたくなかった。
「いきなりだったから、だ。もう少し自分を大切にしろ」
ごく自然にリヴァイは袖口で唇を拭った。その腕は下ろされることなく、リヴァイの唇をエレンから隠してしまう。リヴァイも動揺していた。
でもエレンはもっと意味がわからない。
あからさまな拒絶に見えた。ぱちぱちと瞬きをして、表情がごっそりと抜け落ちる。
省16
424: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:20 d AAS
カードキーを差して、ドアを開く。電気は消したまま一直線にベッドまで歩き、倒れ込むように横になった。
もぞもぞとシーツにくるまる。
(本当は、気づいてた)
でも、気づかないようにしてた。この一週間。
都合よく、言い訳をつけて、見ない振りをしていただけだ。
両思いだった、と喜んだのはつい最近。
(そういえば好きだとは言われなかった)
付き合うか。と言われただけ。
メールの返信も、電話も、思い描いていたようなものではなかった。
テレビに映っていたカップルはもっと距離が近かった。
省20
425: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:20 d AAS
(今日もリヴァイさんは整った顔してるなぁ……)
いっそ自分なんか撮らずにリヴァイをモデルにしたほうがいいんじゃないか。ああ、自分で自分を撮ることは無理か。もったいない。
寝ぼけた頭で、エレンはそんなことを考えてふわりと笑った。
「幸せそうな顔をしているところ悪いが、そろそろ出ないと間に合わない」
リヴァイが布団にくるまったエレンを揺する。体が動くと頭が冴えてきた。
「……! え、あ、…………え? リヴァイ、さん?」
「おはよう、エレン」
日が昇る前で外はまだ暗い。跳ね起きてベッドサイドの時計を確認すると時間は早朝の四時前だった。寝坊したかと思ったが、そこまで寝過ごしてもいない。
「な、なんでここに?」
「マスターキーを借りた。起きたらいつもメールが来るのに今日はなかったからな」
省7
426: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:21 d AAS
着替えている間、リヴァイの視線はずっとエレンに向けられたまま。
顔を洗って頭がハッキリしてきたエレンはそこでふとした違和感に襲われた。また気づいてしまった。決して気づきたくなかったのに、また。
(……好きな相手が目の前で着替えてたら多少はこう、なんか、むらっとくるよな、)
エレンは水に濡れたリヴァイにドキドキしたことを思い出す。リヴァイは眉ひとつ動かさずにエレンが着替え終わるのを待っている。
その姿はただのカメラマンだ。恋人ではない。
なんの反応もされないということは、エレンを全く意識していないのだろう。
一方通行になってしまったかもしれない気持ちの整理はまだつかない。
だってまだ昨日気づいたばかりだ。しかもつき合ったのだって最近のこと。
なにか、ほんの僅かにでもリヴァイが焦るような仕草をしてくれていたのなら、エレンはまだ信じることができるのだ。
それなのに、思う通りにならない現実に奥歯を噛み締める。
省17
427: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:21 d AAS
リヴァイのカメラがカシャカシャと連続して鳴った。
その音が鳴り終わるとリヴァイはカメラから手を離す。
「一旦休憩にしよう」
エレンにもその言葉は届いていたが、足がその場から動かなかった。なぜかは自分でもわからない。
ただ、なんとなく。その場にしゃがみこんで、朝日できらきらと光る水面を見つめた。
ひんやりと冷たい空気に包まれて、感じる太陽が暖かくて気持ち良い。
「寒かっただろう。風邪をひく」
背後から誰かくる気配がして、上から声が降ってきた。
振り返るとリヴァイがブランケットを持って立っている。
それ以上言葉を発さずに前方に回り込んできたリヴァイは、地面に膝をついてエレンと視線の高さを合わせ、持っていたブランケットをエレンの肩にかけた。
省21
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