[過去ログ] 【腐女子カプ厨】巨雑6439【なんでもあり】 [無断転載禁止]©2ch.net (505レス)
上下前次1-新
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
272: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:48 d AAS
だが、このリヴァイは正常運転であり、しかもこれくらいは序の口である。ボクシングでいうならジャブ。
軽い軽いジャブだ。
このカフェでは有名となりつつある二人の会話を周囲の人間が耳を澄ませて聞いているのだが、エレンしか眼に入っていないリヴァイはそんなものは関係ないし、エレンはエレンでまさかそこまで注目されているとは思っていなかった。
さすがにリヴァイに食べさせてもらう時は周囲の眼が気になったが、自分たちの会話を聞いて身悶えしている人がいるとは思っていない。
「ねぇ、あの二人って一緒に暮らしてるんでしょ?」
「そうよ。半年前にリヴァイさんがエレン君を必死に口説き落として暮らし始めたの」
「なら、ずっと一緒にいるんじゃない」
「バカね、仕事で離れてる間が辛いのよ」
「どんだけ……」
リヴァイとエレンの座る窓際のテーブルを中心に、すべての席は埋まっている。
若い女性ばかりなのには、もちろんこの店がケーキ屋のカフェという理由があげられるが、それだけではない。
彼女たちの目的は、間違いなく、リヴァイとエレンであった。
ストーカーにならない程度の情報は共有され、この店の常連客は二人が一緒に位していることや、好んで食べるこの店のメニューくらいは把握している。
家を付きとめたり、あとをつけたりという行為は厳禁だ。
これは徹底されている。
あくまでも、この店で客としてこっそり聞き耳を立てて楽しむ。
それがこの店の客としての正しいあり方だと彼女たちはルールを順守していた。
「あー、この二人の会話を聞いて、来週も頑張れる気がするわ」
「ブラックのコーヒーがシロップの原液飲んでる気分になるのに、やめられないのよね」
こそこそと交わされる彼女たちの会話は、エレン達の耳には入らないようにひそめられている。
突然、リヴァイの手が、エレンの手を持ち上げて手の甲に唇を落とした。
「たまに正面に座ると、お前をまっすぐ見ることが出来ていいもんだな」
「リヴァイさん…、だから今日は隣に座らなかったんですか」
「ああ。だが、こうやってテーブル越しにしかお前に触れられないのは辛い」
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
あと 233 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル
ぬこの手 ぬこTOP 0.009s