[過去ログ] 【腐女子カプ厨】巨雑6439【なんでもあり】 [無断転載禁止]©2ch.net (505レス)
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319: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:58 d AAS
そして根負けしたのはリヴァイの方で。
「カルラさん、今日エレンをうちに泊まらせていいですか」
「リヴァイ君だって、お仕事から帰ってきたばかりで疲れてるでしょ」
「いや、明日は休みだし、エレンがこんなんなのも、俺のせいだし気にしないでください」
リヴァイは、エレンを抱いたまま、母親に話しかける。
エレンはエレンで、リヴァイの首にかじりついたまま離れないぞという意気込みなので、母親は早々に諦めた。
「じゃあ、申し訳ないけど、お願いするわ。あとで着替えとか持っていくから。明日の晩は、うちにご飯食べに来てちょうだい。それならいいでしょ、エレン」
「うん! ありがとう!」
肩をすくめた母親に、エレンは笑顔で返事をした。
「泣いたカラスがもう……だね」
「現金だな」
エレンを間に挟んで、大人二人は苦笑しきりだった。
「あと数年はこのままかと思ったが、意外と早く時期がきたな、エレン」
初めて見る、リヴァイの恋人としての顔だった。
保護者でも庇護者でもない、対等な人間を相手にした時のリヴァイの顔は、凶悪な程に色気があって。
「俺と、恥ずかしいことしような」
甘い艶を孕む声で囁かれたら、エレンはもう陥落するしかなかった。
まだまだ陽の高い時間から、ベッドの上にいることに居心地の悪さを覚えて、エレンはうろうろと視線を彷徨わせる。
リヴァイはチェストの傍で、こちらに背を向けて何事かをしている。
その間に、もう逃げてしまいたい衝動に何度も駆られて、エレンは腰を浮かせては戻るという事を繰り返していた。
「リヴァイさん……?」
不安になって声をかければ、リヴァイは振り向かずにもう少し待っていろと返事をしてくる。
スーツの上着だけ脱いだ彼の背中を、エレンはいたたまれない気持ちで見つめた。
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