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【腐女子カプ厨】巨雑6439【なんでもあり】 [無断転載禁止]©2ch.net (505レス)
【腐女子カプ厨】巨雑6439【なんでもあり】 [無断転載禁止]©2ch.net http://shiba.5ch.net/test/read.cgi/nanmin/1459925027/
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350: 名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4) [] 2016/04/06(水) 21:04:53.83 d 考えながらもハンジは飾り棚の引き出しから取り出して、密閉された容器に入っていた薬を注射器で吸い上げさせ、準備をする。 「嫌だっ…!オレはッ!誰の指図も受けないッ!」 ガシャンッ エレンの手によって乱暴に振り払われたチェス盤が大きな音を立てて床に投げ出される。飛散してばら蒔かれた駒が床に転がり落ちた。 朧気な意識の奥底からそれでもいつだってじわりと胸を掴んで離さない記憶。 深紅の絨毯に散らばるその様を見て、赤く赤く無惨に投げ出された幾つもの亡骸が脳裏に思い起こされる。 敵も仲間も同様に。無数の死体の上に築き上げてきたのは、ただ国の安寧を願うためのものだったか。 自分たちが手に入れようとしていたのは平和という偶像で飾られた小さな世界でしかなかったのか。 狂っているのはオレじゃない。 ずっと前からエレンはそんな違和感を少しずつ感じていた。 皆が話している言葉と自分の記憶とにズレが生じて、本当のことが分からなくなっていたことに。 自分はどうして此処に居なければいけないのか。 己の意思を蔑ろにされてまで閉じ込められている理由が分からない。 もう誰の言葉も信じられないならいっそ、自分の感情に付き従うしかないのではないか。 そう。自分を支えてくれていたのは、ミカサとアルミンだけじゃない。 いつも隣に居て自分を見守ってくれていた人が、他にも居た。 家族や親友という繋がりが足枷になって引き止めさせてしまうのならば、自分に対し何の柵もない彼ならきっと。 あの人ならば…自分の全てを理解してくれる。望みを伝えれば此処からだって解き放ってくれるはずだ。 http://shiba.5ch.net/test/read.cgi/nanmin/1459925027/350
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