[過去ログ] 【腐女子カプ厨】巨雑6439【なんでもあり】 [無断転載禁止]©2ch.net (505レス)
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446: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:25 d AAS
「おはよう、エレン」
「だからエレン先生だって。あと『おはよう』じゃなくて『おはようございます』だろ?ほら、ちゃんと言って」
昨日は許してくれたが今朝はそうはいかなかった。
ちゃんと言えるまでここを通さないと仁王立ちをして立ちふさがる。
腕を組んでわざと怖い顔をするエレンに、さすがのミカサも怖気づいてしまう。
「う」と声を漏らして思わずリヴァイの手を強く握った。
「どうしよう」とリヴァイに助けを求めたが彼もエレンと同じような顔をしていた。
残念ながらミカサを助けることはなくただ首を振るだけだ。
「おはようございます。エレン、先生。」
「よし、えらいぞ。よく出来ました」
渋々彼女は言う通りにはしたが、またすぐにエレンと呼ぶのだろう。
不貞腐れる彼女の頭に手を置き、ぽんぽんと軽く叩いて褒めてやる。
するとすぐにまた表情を明るくし、機嫌を良くした。
よくよく見ればミカサの鼻先はや頬は少し赤くなっていた。
寒そうにマフラーに顔を埋めているし、昨日はつけていなかった白い耳当てまで付けている。
これは多分リヴァイに付けられたんだろう。
昨日に比べれば確かに今朝は冷えていた。
夜中に雨が降ったおかげで濡れたコンクリートが冷えて一部は凍って滑りやすくなっている場所もある。
「今日は寒いな。早く中に入って温かくしろよ?」
部屋の中は朝からストーブをつけているので暖かいはずだ。
これ以上ここにいると風邪を引いてしまうかもしれない。
頭に置いた手をもう一度ぽんとまた一つ叩いた。エレンの言葉にミカサは素直に頷く。
「お父さん、行ってくるね」
リヴァイと繋いでいた手を呆気なく手放して、入り口まで走っていってしまった。
最後に建物に入る前に一度二人のほうを振り向き「お父さんいってらっしゃい」とだけ言うとミカサはすぐに中に引っ込んでしまう。
ミカサぐらいの年の子でもまだ母親から離れられない子供も中にはいる。
ここまで手を引かれてやって来てもいざ保育所の中に入ろうとすると・嫌がって泣いてしまう光景を目にするのは割と日常茶飯事のことだ。
あの歳でもういくつかのことはしっかりと割り切っているようで、リヴァイと離れることもあまり寂しがっている様子を見せたことはなかった。
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