[過去ログ] 【腐女子カプ厨】巨雑6440【なんでもあり [無断転載禁止]©2ch.net (697レス)
上下前次1-新
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
572: (スプッ Sdb8-xmDs) 2016/04/07(木)20:11 d AAS
今、リヴァイに会いたいのだ。
「だって……約束したし」
ナントカの一つ覚えのように呟いて、エレンは閉められてしまった玄関を見上げる。
もう三か月、リヴァイに会っていない。限界だ。
そう思ったら、エレンは涙がじんわりと滲むのを感じた。
学年が変わる前には、毎週のようにリヴァイと会っていたのに。
リヴァイの家は、エレンの家から徒歩で五分ほどの場所だ。
丘の上に建つ一軒家で、子供のエレンでも迷う事はない。何度もエレンは、母親には内緒でリヴァイの家の前まで行ったがいつも留守だった。
「今日は、いるかな」
エレンは、リヴァイの家に向かって歩き出す。
リヴァイの両親は今年の春、転勤でこの街を離れた。
派手なアロハのようなお揃いのシャツを着たふたりが写っている転居ハガキが家に届いたのを、エレンも見た覚えがある。
てくてくと丘を登って行くと、リヴァイの家が見えてきた。
ナチュラルカントリー風のエレンの家とは違う、モダンな作りの建物は今日もシン……と静まり返っている。
「やっぱりいない」
駐車場に、車がない。インターフォンを鳴らしても、もちろん返事はない。
リヴァイはどこに、行ってしまったのだろう。
「リヴァイさんに会いたい」
どうしても、一目だけでもいいからリヴァイに会いたくて、エレンはリヴァイの家の門の内側に入り込んだ。
ガレージが良く見える玄関前に植えられた細い幹の木の下に、エレンは座り込んだ。
「ここなら、リヴァイさんが帰ってきたらすぐにわかるもんね」
今日こそは。一目だけでも。
エレンはリヴァイに会ったら、この三か月のことを何から話そうか指折り数えだした。
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
あと 125 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル
ぬこの手 ぬこTOP 0.008s