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【腐女子カプ厨】巨雑6441【なんでもあり】 [無断転載禁止]©2ch.net (1002レス)
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166: 名無し草 (スプッ Sdb8-xmDs) [] 2016/04/08(金) 06:02:21.67 d 「なんか俺に……なんていうの、人にあんま見せるようなもんじゃないとこ?弱みになっちまうようなもん?見せてくれたみたいで。 それにお前、俺がどんなことしてもほぼほぼ全部受け入れてくれたじゃねぇか。口では文句ばっか垂れてたけど。そういのも、俺ァ、嬉しかったなぁ……」 ぼそぼそと呟きながら万事屋は目を逸らし、しまいにはまた俺の胸に顔を埋めて隠してしまう。そのまま殆ど聞こえないような声で 「まあ俺も性癖が性癖だから、そういうの関係なしに楽しんでたところもあったんだけど」 と呟いていたような気もしたが、聞かなかったことにしてやった。 あいつの頭を撫でてやる手が余計に乱暴になってしまうのを止めることはできなかったが。 残念な天パはもはや爆発したようになっている。 「なのに……なのになんで今更、おめーのこと大事にしてやりたくてたまらなくなっちまったかなぁ」 「万事屋……?」 「……こんなに好きになるなんて、思ってなかったんだよなぁ」 「……!」 顔を伏せったままの万事屋が吐息のようなか細さで漏らした声に、頭を殴りつけられたような気分にさせられた。 喉の奥で息がつまり、心臓は今にも爆発せんがばかりにどくどくと跳ねる。 耳鳴りまでもを催して、なんだか今にも、頭のてっぺんからこの身体が壊れていってしまいそうだった。 だって俺は、それまで万事屋に好きだなんて言われたことがなかったのだ。 言って欲しいと思ったこともない。俺にしたってそんなこと、一度たりとも言ったことがない。 俺たちは互いにいい年をこいた男であり、身体から始まった関係をずるずると続けているろくでもない男でもあった。 好き、だなんてそんな可愛らしい言葉を振りかざすには、どうにも爛れていたのである。 だが実際あいつの声で俺に向かって放たれたその言葉に、どうしたことかこの俺は、どうしようもなく感じ入ってしまっていたようなのだ。 http://shiba.5ch.net/test/read.cgi/nanmin/1460031797/166
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