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【腐女子カプ厨】巨雑6441【なんでもあり】 [無断転載禁止]©2ch.net (1002レス)
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(スプッ Sdb8-xmDs)
2016/04/08(金)06:15 d
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181: (スプッ Sdb8-xmDs) [] 2016/04/08(金) 06:15:20.52 d どうやらこの身体は本当に冷え切ってたようで、さして温度が高いわけでもないのだろう湯船のお湯が刺さるように痛かった。 ――もしかして1ヵ月前のデートらしきものの時も、寒かったから顔が赤くなってしまったのだ、とでも言っておけば、あんなに必死こいて襟巻を引っ張り上げずに済んだのではないか。 気付かなくてもいいことに気付いてしまった瞬間に、俺は頭まで湯船の中に沈んだのだった。 「遅かったな。ちゃんと暖まってきた?」 「……おう」 「こっちも今、できたとこ。味噌汁よそってくっから、座って待ってて」 「…………おう」 「……」 「……んだよ」 「……なんか、想像以上にそそるな」 「うるせー見てんじゃねぇよさっさと味噌汁持って来い」 「照れてんじゃねーよ、可愛いけど」 あいつが用意した着物とは、見慣れた白い着流しだった。 こんなもんただの着物だ、とは分かっているのだが、あいつが年がら年中来ているものだと思うと落ち着かなくて、気恥ずかしい。 あいつがにやにやとした目で見てくるから尚のことである。 どうにも浮つく気分をどう消化すればいいのか分からぬまま、俺はソファーに深く腰掛けて味噌汁を待った。 他の料理は既に並べられていた。 肉や野菜を炒めたものに、ちょっとしたつまみものに、といった簡単な家庭料理たちだ。鴨は、明日の夜にでもガキどもと一緒に食べるのだろう。 「おまたせ。あー腹減った、早く食おうぜ」 数分もしないうちに、両手に味噌汁の茶碗を持った万事屋が居間に現れた。そして揃っていただきます、と言うでもなく、無言で食事が始まった。 時計の音と、箸と食器がぶつかる音だけが小さく響く、やたらと静かな食卓だ。 こいつと今更何を話せばいいのか、というのは1ヵ月前にも懸念していたことではあるものの、あの時は顔を合わせてしまえば心配する間もなくぽんぽんと話せていた。 http://shiba.5ch.net/test/read.cgi/nanmin/1460031797/181
どうやらこの身体は本当に冷え切ってたようでさして温度が高いわけでもないのだろう湯船のお湯が刺さるように痛かった もしかして1ヵ月前のデートらしきものの時も寒かったから顔が赤くなってしまったのだとでも言っておけばあんなに必死こいて襟巻を引っ張り上げずに済んだのではないか 気付かなくてもいいことに気付いてしまった瞬間に俺は頭まで湯船の中に沈んだのだった 遅かったなちゃんと暖まってきた? おう こっちも今できたとこ味噌汁よそってくっから座って待ってて おう んだよ なんか想像以上にそそるな うるせー見てんじゃねぇよさっさと味噌汁持って来い 照れてんじゃねーよ可愛いけど あいつが用意した着物とは見慣れた白い着流しだった こんなもんただの着物だとは分かっているのだがあいつが年がら年中来ているものだと思うと落ち着かなくて気恥ずかしい あいつがにやにやとした目で見てくるから尚のことである どうにも浮つく気分をどう消化すればいいのか分からぬまま俺はソファーに深く腰掛けて味噌汁を待った 他の料理は既に並べられていた 肉や野菜をめたものにちょっとしたつまみものにといった簡単な家庭料理たちだ鴨は明日の夜にでもガキどもと一緒に食べるのだろう おまたせあー腹減った早く食おうぜ 数分もしないうちに両手に味噌汁の茶碗を持った万事屋が居間に現れたそして揃っていただきますと言うでもなく無言で食事が始まった 時計の音と箸と食器がぶつかる音だけが小さく響くやたらと静かな食卓だ こいつと今更何を話せばいいのかというのは1ヵ月前にも懸念していたことではあるもののあの時は顔を合わせてしまえば心配する間もなくぽんぽんと話せていた
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