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【腐女子カプ厨】巨雑6444【なんでもあり】 [無断転載禁止]©2ch.net (394レス)
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234: 名無し草 (スプッ Sdb8-xmDs) [] 2016/04/12(火) 21:31:30.90 d 何処までも揺るがないリヴァイの厚意に、今度こそ腹を括る決意をしたエレンが、彼の身体におずおずと手を伸ばす。 「あの、俺も…リヴァイさんに、触っていいですか?」 リヴァイの胸元に視線を留めたまま、エレンがか細い声で呟く。 ほんの僅かの沈黙の後「あぁ」と短く硬い了承の言葉が返って来た。 リヴァイの顔を見返せないまま、筋肉で膨らんだ彼の左胸にエレンが掌をそっと合わせた。 心臓の鼓動が、胸板を忙しなく叩いている。明らかに正常の域を越えた速さのそれに、エレンが瞠目する。 落ち着き払ったその表情とは裏腹に、彼の心が平穏では無い事を、それが如実に物語っていた。 弾かれたように顔を上げた瞬間、リヴァイがエレンの手を掴み、次いで肩を抱いてそのまま自分の方へと強引に引き寄せた。 「リヴァイさん…?」 「……緊張してるのは、俺だって同じだ」 思いがけず耳に吹き込んで来た彼らしくない本音に、エレンが重ねて驚く。 片腕で抱き込まれたまま見返す事も出来ずに瞬きばかり繰り返していると、今度は両腕できつく抱き締められた。 「緊張って、何で…?」 「…お前を傷付けたくない。お前に嫌われたくない。お前を失いたくない」 それなりの場数を踏み、主観的には判断が難しいが、ある程度の知識も技術も備えているつもりでいた。 少なくとも、事後に至るまでの過程を辿る事は出来る。 それが今はどうだろう、心底惚れた相手前に、初めて行為を経験する少年のように心許無い。 幻滅されないだろうか、満足させる事が出来るのだろうか、行為の後も同じ台詞を囁いてくれるだろうか。 するとエレンが「きらいになんてなりません」と、リヴァイの腕の中で頼りなく首を振った。 「…ずっとずっと、大好きです。逆に俺の方が、嫌われそうで、こわい」 「それこそ有り得ねぇ話だ」 「だって、俺、リヴァイさんに何もしてあげられない…」 一度は引っ込んでいた涙が、再びエレンの瞳から溢れ出す。 http://shiba.5ch.net/test/read.cgi/nanmin/1460419080/234
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