[過去ログ] 【腐女子カプ厨】巨雑6498【なんでもあり】 [無断転載禁止]©2ch.net (316レス)
上下前次1-新
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
253: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:57 d AAS
そこには丸っこい手書き文字で、「またキスしてくださいね! 気持ち良かった!」と。
(…………っ)
エレンの理性が保ったのはここまでだった。
「なんっ……、なんっじゃ、こりゃああぁぁっ!!!」
真夜中の絶叫は、マンション内にさぞ響いたことであろう。しかし肝心のリヴァイは目を覚まさなかった。
その夜から今日まできっちり三日、エレンはリヴァイと口をきいていないのだった。
濡れ髪を拭きながら、風呂上りのリヴァイは途方に暮れていた。
理由は明白。誰よりも大事にしている恋人が、口をきいてくれないからだ。いや、口をきいてくれないどころか、まるでいないもののように存在を無視されている。
いまも自分に背を向け、ただひたすらに窓の外を眺めるばかり。
(クッソ……なんでこんなことに……)
三日前、身に覚えのない浮気を疑われ、朝起きた瞬間からブリザードのような冷たい視線にさらされた。
ただテーブルの上に、赤い染みがついたワイシャツと呑み屋の名刺を並べられ、実に虫けらを見るような目で冷ややかに睨まれた。
(誤解以外のなにものでもねえって、どうしたら伝わるんだ。クソが)
確かに名刺の店へ行った。同僚たちと飲み会の流れで、二次会と称し入った事実は認める。
だが、エレンの想像しているようなことは断じてなかった。
ワイシャツの赤い汚れは、口紅でも化粧品でもない。ラズベリーのソースを取り落した際についたものだ。
あの日、飲み会メンバーの一人が誕生日だった。
それを聞いた店側が機転を利かせ、小さなケーキを用意してくれた。
酔っぱらっていた自分は手元を滑らせたらしく、あの染みができたという訳だ。
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
あと 63 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル
ぬこの手 ぬこTOP 0.142s*