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【腐女子カプ厨】巨雑6498【なんでもあり】 [無断転載禁止]©2ch.net (316レス)
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296: 名無し草 (スププ Sdb8-AUQK) [] 2016/12/15(木) 04:08:43.56 d 抱きしめる、抱きしめられた。 ぶわぁ、と顔が一気に熱くなる。羞恥を誤魔化すために言ったはずだったのに、墓穴を掘ってしまった。リヴァイは体を張って助けてくれただけだというのに、抱きしめられたという事実に何故か盛大に照れた。 「そ、そんなわけないですよね! すみません、助けてくれたのに……」 お互い怪我をしたというのに不謹慎なことを言ってしまったと自分の未熟さに落ち込んだ。絶対子どもだと思われた。 「……いや、そうでもねぇかもな。確かにお前を助けるために必死だったから力加減がわからなかった」 「え、えー……?」 そこを肯定してしまうのか、とエレンは戸惑った。だが、その口元に少しだけ笑みが浮かんでいたので、なんとなく嬉しくなる。 「アッカーマンさん、今度ちゃんとしたお礼をさせてください。それで、あの、良かったら連絡先を教えてもらえませんか?」 「お礼なんていい。……本当に俺が悪かったんだ、全部」 リヴァイは頑なだった。どうしてそんなにも自分が悪いと思っているのかがわからない。信号が変わってすぐに周囲を見もしないで渡ったのは自分なのだから、完全にエレンの不注意なのに。 しかしこうまで頑なだと、逆に無理にでもお礼をしたくなってしまうではないか。 「じゃあ、悪いと思うなら……連絡先、教えてください……」 「……」 我ながらずるいと思う。でもリヴァイとはこれっきり、助けてくれてありがとう、だけで済ませたくはなかったのだ。 しばらくして溜息と共にわかった、とリヴァイが言った。それは観念したというような響きが混じっていた。 スーツの内側のポケットから名刺入れを取り出したリヴァイはそこから一枚引き抜くと、裏側に電話番号を書いて渡してくれた。 「ありがとうございます! 絶対に連絡しますね! あ、でもオレのスマホどこに……」 「お前の荷物」 リヴァイが差し出したのは大きめの紙袋だった。そこにはいつも大学に持っていっているリュックが入っていた。 「アッカーマンさんが持っていてくれたんですね。ありがとうございます」 「汚れは全部落ちたと思う」 「え! まさかアッカーマンさんがやってくれたんですか? 本当に何から何までありがとうございます……エルヴィン先生の言う通りの人ですね」 「何……?」 http://shiba.5ch.net/test/read.cgi/nanmin/1480265818/296
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