[過去ログ] 【腐女子カプ厨】巨雑6498【なんでもあり】 [無断転載禁止]©2ch.net (316レス)
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297: (スププ Sdb8-AUQK) 2016/12/15(木)04:08 d AAS
最後に小さく呟いた言葉にリヴァイはわかりやすく眉を顰めた。何か失礼なことを言ってしまっただろうかと慌てるエレンにリヴァイは鋭い視線を向けてくる。
「エルヴィンから何か聞いたのか?」
「え、えっと……貴方とは友人で、顔は怖いけど優しい人だって……」
「他には?」
「ちょ、超人的な体の持ち主だって……それくらいです」
本当にそれだけか?と、すごい剣幕で尋ねられ、ガクガクと首を縦に振った。じゃあいい、とリヴァイが息をつくまで、エレンは息ができていなかったように思う。
良く分からない人だ。
その後、帰ると言ったリヴァイは背を向けた後でもう一度「本当に悪かった、エレン」と言って病室を後にした。
名を呼ばれたことに、不思議と胸が弾んだ。
+++
翌日の夕方、母に車で迎えに来てもらったエレンは荷物をまとめて、一刻も早くここを離れたいという思いで病院を出た。帰りにエレンが借りているアパートへと寄って、必要なものをとりにいかなければならない。
たった数日ぶりの自分の部屋はずいぶんと懐かしく感じた。
「これは持っていく?」
「あ、そっちの袋にいれて」
必要な物は、大学で使う教材に、数日分の着替え。それくらいでいいだろう。
「あれ、あの服どこ置いたんだっけ 」
独り言のように呟けば、知らないわよ、と母が言う。まぁいいかと他の服を適当に鞄に詰めて、早々にアパートを出発した。
実家へと帰ってくるのはもっと久しぶりだった。とは言っても冬休みに一度帰って来てはいるので、四か月ぶりといったところだ。冬には少しだけ淋しそうだった店先も、今では鮮やかな色で装飾され、春らしさを感じた。
「エレン……!」
バタバタと慌ただしい音と共に顔を出したのは幼馴染のミカサだった。その顔には心配したと書いてある。いつもはあまり表情を変えないミカサの顔が今にも泣き出してしまいそうな程歪んでいた。
「心配した、エレン……」
「何ともねぇよ。ありがとな、ミカサ
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