[過去ログ] 【腐女子カプ厨】巨雑6498【なんでもあり】 [無断転載禁止]©2ch.net (316レス)
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310: (スププ Sdb8-AUQK) 2016/12/15(木)04:14 d AAS
辺りはすでに暗い。本屋のバイトをしているエレンは店長の厚意でしばらく治療に専念していたが、また働かせてもらっている。
今日も閉店の二十二時まで働いて、あとは帰るだけだったのだが、曲がらなければならない道を真っ直ぐ来てしまったようで、街灯の少ない通りにまで来てしまった。
小さく舌打ちをして、踵を返そうとする。
「……、どうせ眠れないし」
少し考えて、エレンはそう呟くと再び歩き出した。
どこにいたって考えることは同じ。だったら散歩がてら少し歩いてから帰ろう。
正直ここがどのあたりなのかわからない。スマートフォンで調べてみればわかるのかもしれないが、エレンはそれをしなかった。
すでにcloseの札がかけられている小さな雑貨屋を右手に真っ直ぐ進む。そして二つ目の道を右に曲がって、真っ直ぐ。
次の道を左に曲がる。エレンの足に迷いはなかった。知らない道だけれど、不思議と不安もなかった。迷っているという感覚もない。ごく自然に、導かれるように歩く。
少し大きな通りに出て、歩いている人もちらほら見かけるようになると、ここが駅前の通りなのだと気がついた。小さな駅の明かりが見えて少しホッとする。
「エレン……?」
呼ばれてハッとする。階段の先を見れば、そこにはリヴァイがいた。名を呼ばれたことなんかあまりないはずなのに、やけに耳に馴染む声だった。
「あ……」
彼のことを考えすぎて幻を見てしまったのかと、エレンは頭がくらりとした。
リヴァイがひどく驚いた顔をして近づいてくる。 ああ、幻じゃない。
「こ、こんばんは……アッカーマンさん 」
「……どうしてここに?」
一拍おいたあと、リヴァイが眉を顰めた。
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