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950: 2021/08/25(水)07:19 AAS
🐯少しホッとしていると足がヒリヒリすることに気づいた
🐯なんだ?と思って見てみると細かい切り傷が足の裏や膝に大量にあった
🐯不思議におもって目を凝らすとなにやら細かいプラスチックの破片ようなものが所々に付着していることに気づいた
🐯赤いものとちょっと黒みのかかった白いものがあった
🐯俺がマジマジと見ていると✹「なんだそれ?」といっては伏黒その破片を手にとって眺めた
途端「うわっ」といってそれを床に投げ出した
🐯その動作につられて釘崎と俺も体がビクってなる
🐯🌹「なんなのよ?」✹「それ、よく見てみろよ」🌹「なによ?言いなさいよ恐いから!」✹「…爪じゃないか?」
🐯瞬間、三人共完全に固まった
951: 2021/08/25(水)07:20 AAS
🐯俺はそのとき物凄い恐怖のそばで、何故か冷静にさっきまでの音を思い返していた
🐯(ああ、あれ爪で引っかいてた音なんだ…)
🐯どうしてそう思ったかわからない
🐯だけど思い返してみれば繋がらないこともないんだ
🐯階段を上るときに鳴っていた「パキパキ」っていう音も、何かを踏みつけていた感触も、床に大量に散らばった爪のせいだったんじゃないか?って
🐯そしてその爪は、壁の向こうから必死に引っかいている何かのものなんじゃないか?って
🐯きっと膝をついて残飯を食ったとき、恐怖のせいで階段を無茶に駆け下りたとき、床に散らばる爪の破片のせいでケガをしたんだろう
🐯でもそんなことはもうどうでもいい
🐯確かなことはここにはもういられないってことだった
952: 2021/08/25(水)07:24 AAS
🐯俺は釘崎と伏黒に言った
🐯「このまま働けるはずがねえ」🌹「わかってる」✹「俺もそう思ってた」
🐯「明日、女将さんに言おう」🌹「言っていくの?」🐯「仕方ないよ。世話になったのは事実だし、謝らなきゃいけない」✹「でも、今回のことで女将さん怪しさナンバーワンだぞ?もしあそこに行ったって言ったらどんな顔するのか俺は見たくねぇ」
🐯「言うはずないでしょ。普通にやめるんだよ。」🌹「うん、そっちのほうがいいな」
🐯そんなこんなで俺たちはその晩のうちに荷物をまとめ寝た
🐯誰一人寝息を立てるやつはいなかったけど
🐯そうして明日を迎えることになるんだ
953: 2021/08/25(水)07:27 AAS
乙棘リバリバ;;
954: 2021/08/25(水)07:28 AAS
無双今日第三部隊発表だっけ;;
955: 2021/08/25(水)07:28 AAS
🐯次の日誰もほとんど口をきかないまま朝を迎えた
🐯沈黙の中急に携帯のアラームが鳴った
🐯いつも俺達が起きる時間だった
🐯伏黒の体がビクンってなって相当怯えているのが伺えた
🐯いつもはこういうのにそこまでビビるやつじゃなかったはずなのに
🐯伏黒はああ見えて根がすごく優しいヤツだから前の晩俺に言ったんだ
🐯「ごめんな。俺なんかよりお前のほうが全然怖い思いしたよな。それなのに俺がこんなんでごめん。助けに行かなくて本当ごめん。」
🐯俺はそれだけで本当に嬉しくて目頭が熱くなった。でもよくよく考えてみると、「俺なんかより怖い思い」ってなんだ?
🐯実際に恐怖の体験をしたのは俺だし、釘崎も伏黒も下から眺めていただけだ
🐯もしかしてあれか?俺の階段を駆け下りる姿がマズかったか?
省3
956: 2021/08/25(水)07:29 AAS
🐯だけどその後の伏黒の怯えようは半端なかった
🐯俺達がたてる音一つ一つに反応したり、俺の足の傷を食い入るようにじっと見つめたり、明らかに様子がおかしかった
957: 2021/08/25(水)07:32 AAS
🐯釘崎も普段と違う伏黒を見て多少びびりながらも心配したんだろう、🌹「ちょっとら大丈夫?寝てないから頭おかしくなってんのか?」と問いかけながら伏黒の肩を掴んだ
🐯すると伏黒は急に✹「うるさいっ!!」と叫び釘崎の腕をすごい勢いで振り払ったんだ
🐯釘崎と俺は一瞬沈黙した
🐯「おい、どうしたんだよ?」
🐯釘崎は急のできごとに驚いて声を出せずにいた
🐯✹「大丈夫かだって?大丈夫なわけねーだろ?
俺も虎杖も死ぬような思いしてんだよ。何にもわかってねーくせに心配したふりすんな!!」
🐯釘崎を睨み付けながらそう叫んだ
958: 2021/08/25(水)07:34 AAS
このスレを監督で抽出したら面白いね;;
東婆;;
959: 2021/08/25(水)07:35 AAS
🐯何を言ってるんだろうと思った
🐯伏黒の死ぬ思いってなんだ?俺の話を聞いて恐怖してたわけじゃないのか?
🐯釘崎と伏黒は仲が良かったんだけど、その関係も釘崎が伏黒をいじる感じで、どんな悪ふざけにも伏黒は釘崎相手には半分呆れた様子で調子を合わせていた
🐯だから伏黒が釘崎に声を荒げる場面なんか見たことなかった
🐯俺は疑問に思ったことを伏黒に問いかけた
🐯「死ぬ思いってなんだ?お前ずっと下にいたろ?」✹「いたよ。ずっと下から見てた」
🐯そして少し黙ってから下を向いて言った
🐯✹「今も見てる。」
🐯「…」
🐯今も?
省1
960: 2021/08/25(水)07:37 AAS
なんか千咒どんどん髪伸びてる;;
961: 2021/08/25(水)07:37 AAS
🐯俺は訳がわからない
🐯全然わからないんだけど、よくある話で伏黒の気が狂ったんだと思った
🐯何かに取り憑かれたんだと
🐯そんな思いをよそに伏黒は震える口調で、でもしっかりと喋りだした
🐯✹「あの時、俺は下にいたけど、でもずっと見てたんだ」🐯「上っていく俺だよな?」✹「違うんだ・・いや、初めはそうだったんだけど。お前が階段を上りきったくらいから、見え出したんだ」🐯「・・うん」
962: 2021/08/25(水)07:39 AAS
🐯本当はこのとき、俺の心の中は聞きたくないという気持ちが大半を占めていた
🐯でも伏黒はもうこれ以上一人で抱えきれないという表情で、まるで前の日の自分を見ているようだったんだ
🐯あのとき俺の話を最後までちゃんと聞いてくれた釘崎と伏黒、あれで自分がどれだけ救われたかを考えると俺には聞かなくちゃならない義務があるように思えた
🐯「何が、見えたんだ?」✹「・・・」
🐯伏黒はまた少し黙りこみ、覚悟したように言った
🐯✹「影…だと思う」🐯「影?」✹「ああ。初めはお前の影だと思ってたんだ。けど、お前がしゃがみこんで残飯を食っている間にも、ずっと影は動いてたんだ。お前の影が小さくなるのはちゃんと見えたし、自分らの影も足元にあった。」
963
(4): 2021/08/25(水)07:40 AAS
もう普通に女の子に見える;;最初は少年っぽかったけど;;
画像リンク[jpg]:i.imgur.com
964: 2021/08/25(水)07:40 AAS
🐯✹「それでそれ以外に動き回る影が・・」✹「3つ・・いや4つくらいあった。」
🐯俺は、全身にぶわっと鳥肌が立つのを感じた。どうかこれがBの冗談であってくれと思った
🐯しかし、今目の前にいるBはとてもじゃないが冗談を言っているように見えなかった
🐯むしろ冗談という言葉を口に出したとたんに殴りかかってくるんじゃないかってくらいに真剣だった
965: 2021/08/25(水)07:41 AAS
>>963
誰とのノマ相手なの;;
966
(1): 2021/08/25(水)07:42 AAS
>>963
センジュきゃわ;;
表情柔らかくなったね;;
967: 2021/08/25(水)07:42 AAS
🐯「あそこには、俺しかいなかった」✹「わかってる」🐯「そもそも、あのスペースに人が4,5人も入って動き回れるはずない」
🐯あの階段は人が一人通れる位のスペースだったんだ✹「あれは人じゃない。それ位わかるだろ」🐯「・・・」✹「それに、どう考えても人じゃ無理だ」
🐯伏黒はポツリと言った
🐯「どういうこと?」
968: 2021/08/25(水)07:42 AAS
>>966
顔つきが柔和になったよね;;
969: 2021/08/25(水)07:43 AAS
乙棘リバリバ;;
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