[過去ログ] 八神純子さん Part2 [転載禁止](c)2ch.net [転載禁止]©2ch.net (408レス)
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321: 2015/06/09(火)00:35 ID:??? AAS
80年のデビュー曲「裸足の季節」や「風は秋色」、
またアルバムを含め13曲をアレンジしたのが編曲家・信田かずおである。
信田は聖子と初めて会った日のことを思い出す
「デビュー曲のオケを作っているスタジオに、学生カバンを下げてやって来たんですよ。
まだ歌入れでもないのに、スタジオに来る歌手って珍しいなと思った」
しかし、いざ歌わせてみるとそんな素朴さが一変する。
信田は車の排気量にたとえ「5000ccクラスの歌声」と評価した。
「無理したりガナったりせず、自然な歌い方で心地よい音色が出せる。
歌のキャパシティがとてつもなく広いんだと思った」
それならばーーーそれを生かすアレンジをと信田は思った。
信田は初アルバムの1曲目「〜南太平洋〜サンバの香り」を筆頭に、
アレンジには絶大な自信をうかがわせる。
「作曲の小田さんが従来の歌謡曲と違って欧米系の作りをしていた。
なので、僕のアレンジもTOTOとかボズ・スキャッグスなど、
当時の最先端の洋楽をイメージしています」
信田は「ヤマハ合歓音楽院研究室」でアレンジの勉強を重ねるが、
ここから船山基紀、萩田光雄、大村雅朗ら、当時のチャートを度巻する編曲家を輩出している。
「とにかくカッコいい音作りがやりたかった。
日本の歌に洋楽のテイストをガンガンと乗せていったし、
彼女のボーカリストとしての容量がさらに冒険させてくれた」
デビュー曲「裸足の季節」はCMに使われ、30万枚を売り上げる。
そして信田にも桜田淳子やサーカスなど、アレンジの仕事が激増したという。
やがて、あの日の「学生カバンの少女」は瞬時にアイドルを飛び越え、
アーティストの域になっていったと信田の目には映った。
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