[過去ログ] ★ 斉藤由貴さんの真実を探して 9 ★ (266レス)
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241: 2019/12/19(木)23:33 AAS
本日は水曜日ですが、先日の土曜日あまり書かなかった替わり、昨日「雪の断章」を観劇しましたので記載します。
すこし状況を説明させていただきますとレイトショーなので20時10分に集合し、整理券順に入場しました。
確か早稲田松竹は客席150ぐらいでしょうか、整理番号70近くに行っていましたのでまあまあの入りでした。
(こんな30年も前の旧作に来てくれることが嬉しかったです。)
久しぶりに劇場で見ると記憶とはだいぶ感じが違う、前回も書きましたが自分はこの作品自体はあまり評価していない、
ストリーがわかりにくく相米さんの成功作とは言えないと思っています。
由貴さんもまだ粗削りで力が入りすぎている、声が大きい.........でも考えてみるとそれもそのはず、
「スター誕生」にあこがれ、演技や歌やダンスに日夜励んでいた外交的な少女達ではなく、高校の部室で漫画を書いていた内気ないじめられっ子の少女が、
2年足らずの間で歌手デビューをし、映画の主演を割り当てられた、他の人たちのように専門の学校や先生について訓練する時間もなく、
突然演技の現場に放り出された.........あの映画は彼女にとって訓練の場であり経験の場であったのだと思います。
確か併映は沢口さん富田さん出演の大林監督の「姉妹坂」だったと思いますが、あちらの現場は大変楽しく撮影が進み、
逆に由貴さんの方は苦しみいたぶられる撮影だったと後で聞きましたが、それで良かったのかもしれない、
なにくそという演技に対する反発は、そこから培われたものかもしれません。
そしてもう一つ、あの作品、そしてスケバン刑事も彼女の特質に合っていたように自分には思います。
彼女自身は先日のスポーツ紙でも「はね駒」が彼女に近いとされていますが、あれは彼女の陽の部分、
彼女の本質は昨日のラジオでも言われていましたが、夏よりも冬が好き、冬のピリピリした寒さを好む人、
「雪の断章」のみなしごや「スケバン刑事」の母親が死刑囚の母子家庭など悲惨な中で懸命に生きている、
その悲しさ儚さが上記で少し書いた虐められ学校の坂が上れなくて休んだ境遇と重なる部分があるのかもしれない、だから演技は稚拙でも印象が強い。
そして彼女の特質は、そんな悲しい儚い中に、明るさも笑いも含めて生きる逞しい不屈の心がある、
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