[過去ログ] 神社の怖い話って面白いよな (157レス)
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1(2): 2018/04/29(日)15:02 ID:H240D3g+0NIKU(1/91) AAS
2年ほど前の話。
その年の夏、俺は大小様々な不幸に見舞われていた。
仕事でありえないミスを連発させたり、交通事故を起こしたり、隣県に遊びに行って車にイタズラされた事もあった。
原因不明の体調不良で10キロ近く痩せた。
そして何より堪えたのは、父が癌で急逝したこと。
そんなこんなで「お祓いでも受けてみようかな・・・」なんて思ってもない独り言を呟くと、彼女(現在嫁)が、「そうしようよ!」と強く勧めてきた。
138: 2018/04/29(日)17:59 ID:H240D3g+0NIKU(80/91) AAS
637 :本当にあった怖い名無し:2012/06/21(木) 15:15:07.43 ID:CGPKhIrO0
池で釣りをしたり、滝壺に飛び込んだり、やたらデカイ犬(話を聞く限り狼としか思えない…)の群れをおちょくったりしたり、
底無沼でドツキ合いをしたり、洞窟の中を何時間も探検したり…とにかく山の中の全てが遊び場だった。
そして遊び疲れて村に戻る頃には、何故か出かけた時よりも人数が減っていたという…
妹ちゃんは今にして思えばよく自分は生き残れたものだと、
当時の事を思い出すと今でも背中に悪寒が走るそうですが、
楽しい思い出の方が多いので、自分はあそこで育つ事が出来て幸せだったといつも言うそうです。
でも、怖い事も結構あったと言う。
森の中で遊んでいる時に、
明らかに異形としか思えない存在(イマジナリーフレンドとか言うらしい)が混ざっている事があり、
省11
139(1): 2018/04/29(日)18:01 ID:H240D3g+0NIKU(81/91) AAS
638 :本当にあった怖い名無し:2012/06/21(木) 15:16:09.97 ID:CGPKhIrO0
当時、半信半疑で妹ちゃんの話を聞いていたおばちゃんは、
田舎の暮らしで一番楽しかった思い出は何だったか?と妹ちゃんに聞いた。
妹ちゃんはニコニコしながら、
鹿の角をくっ付けた熊の毛皮を被った山伏だか修験者みたいな沢山のおっちゃん達(だいたい40人位)が、
来た時が楽しかったと言う。
おっちゃん達の顔は村人達とは全然違う初めて見る顔だった。
彫りが深くて、髪の毛も茶色っぽい色で、
日本人よりも、越してきて初めて見たTVで見る外国人の顔に似てる感じだったという。
おっちゃん達は村に入ると、全員でヤマババさんに深々と御辞儀をしてから、
省8
140: 2018/04/29(日)18:02 ID:H240D3g+0NIKU(82/91) AAS
639 :本当にあった怖い名無し:2012/06/21(木) 15:18:47.10 ID:CGPKhIrO0
そして子供達の手を掴み田んぼへと引きずり込もうとする…
何が何だかわからずに引っ張られる子、
面白がって自分から手を繋ぎ異形と一緒に田んぼに走っていく子、
泣き叫びながら必死に抵抗する子…
次々と泥中に消えていく…
妹ちゃんだけが、なぜか田んぼの中へ連れ去られなかった…
しばらくぽかーんとしていると、
「妹ちゃんはこどま(子供?木霊?)さまにみみった(魅入られた?)だけなただのわっし(童子)だけん、
ここにいっ(入)ちゃなんね。
省13
141: 2018/04/29(日)18:08 ID:KHtAEnSudNIKU(1) AAS
>>139
おっちゃんらってアイヌ人か?
142: 2018/04/29(日)18:10 ID:2cM4pBoEENIKU(1) AAS
あざっすおかげっすで笑った
143: 2018/04/29(日)18:35 ID:OjDACCPE0NIKU(1) AAS
神隠しにでもあったか?
144(1): 2018/04/29(日)18:36 ID:4VPsICspaNIKU(1/2) AAS
日本に一つしかない猫神社と初音神社ってどういう創建なんだろう
145: 2018/04/29(日)18:41 ID:Y2zrUITH0NIKU(1) AAS
もっと見たい
他にない?
146: 2018/04/29(日)18:49 ID:vAZtyDVX0NIKU(1) AAS
>>122
物部は時々いく ギリギリな道を走るのが好き
はじめて物部村に行ったときは、そりゃあたまげたわ
147(1): 2018/04/29(日)19:07 ID:fpUPEFajrNIKU(1) AAS
>>144
外部リンク[html]:wwwa.pikara.ne.jp
ここか?
148: 2018/04/29(日)19:18 ID:4VPsICspaNIKU(2/2) AAS
>>147
違うそんな立派なとこじゃなくこじんまりとした小さな祠どっちも
正式に猫神社や初音神社とつけられてるのはその二つだけらしい
高知と静岡
149: 2018/04/29(日)19:37 ID:H240D3g+0NIKU(83/91) AAS
871 :本当にあった怖い名無し:04/11/10 16:24:08 ID:ms/4R458
母の実家が氏子になってる神社の話。
そこは毎年、敬老の日にお祭りをしていました。
敬老の日が第三月曜日に変わった年、氏子さんたちが相談した結果、
今まで十五日にやっていたお祭りを、祝日に合わせてずらして行うことになりました。
お祭りは朝から晩までかかるから、勤め人の都合もあって、ということらしかったのですが…
その一年間、氏子さんたちの間から死人がボロボロ出ました。
神様は人間の都合なんて考えてくれなかったようです。
「次の祭りを十五日にやらないんなら、うちは参加しないぞ」との声が続出して、
結局、次の年からは、お祭りの日は十五日に戻されました
省3
150: 2018/04/29(日)19:40 ID:H240D3g+0NIKU(84/91) AAS
【山陰の山奥のキャンプ場】
長い話なんだけど良いかな?
僕は旅行していた。
詳しい事情は省くが、たまっていた有給を消化するために一週間休みを取った。
車に寝袋や着替えを放り込み、車の中で寝泊まりするような貧乏旅行だ。
出来るだけ安く、出来るだけ遠い所まで行きたいと考えていた僕は、どれだけ安上がりで旅を継続させられるかだけしか考えていなかったんだと思う。
事実、帰って来てから清算したらガソリン代と風呂代(温泉代、ケチりたくなかった)くらいしか使っていなかった。
まぁ、そんな旅行だ。
男1人の気ままな旅だ。
それで十分に楽しめた。
省2
151: 2018/04/29(日)19:41 ID:H240D3g+0NIKU(85/91) AAS
僕はその日も車で走っていた。
高速も使わず、国道も走らず、ただただ山の中を縫うように車を走らせ地元の名物を買ったり食ったり、風呂に入ったり写真を撮ったりしていた。
その日も車で走りながら突然気になったものを写真に撮っていた。
午後3時頃。
僕は奇妙な風景を車内から見つける。
簡単に言えば田んぼの中にポツンとある神社なのだが、まるでその神社のために田んぼを作ったかのような、「配列正しい感じ」がその田んぼからしたのだ。
水流がある場所に、石を置く。
そうすると、水流は石を避けて流れて行き、石の終わりでまた合流する。
そんな流れのある風景が、田んぼと神社で構成されていた。
僕は車を路肩に停め、カメラを持って神社に近づいていった。
省3
152: 2018/04/29(日)19:42 ID:H240D3g+0NIKU(86/91) AAS
僕は写真を撮っていた。
地元では見た事のないような大きさの女郎蜘蛛とその巣を見つけ、写真を撮ったり、虹色のトカゲを見つけたりと、特に神社には興味がなかった。
僕が感じた「流れ」のある風景は、ファインダー越しに見てもよく分からない物だった。
しかたないと思いながら、それでも少しずつ神社に近づいて行くと、神木らしき大きな木が見えた。
近づけば近づく程、奇妙な木だった。
植物に詳しくないので種類は分からないが、数本の木が絡まって一本の木になっているような、歪なツタが絡まった太い木だった。
ただ、その木の下に地蔵があったのを覚えている。
写真を撮る事に飽いた僕は、神社を見上げた。
この神社の境内に入る事は面倒だと思っていた僕は、今来た細い道を引き返す事にしたのだ。
ちなみに、真夏の話ね。
153: 2018/04/29(日)19:42 ID:H240D3g+0NIKU(87/91) AAS
少し遠くで空き地の真ん中で野焼きをしている地元のオジさんがこちらを見ているのに気付いた。
気になっている人を目で追う。
・・・と言うのでは無く、注視するように両眼でこちらを見ているのだ。
帽子を被ってタオルを首に巻き軍手を二枚重ねていた。
両眼でじっとこちらを見ていた。
僕が写真を撮っていたのは、地元の神聖な場所だったのかも知れないし、まずフラッと軽装でやって来た若い男が信用出来る存在では無い。
と言うような理屈は、痛い程分かる。
しかし特に何かを言うでもなく、近づいて来る訳でもなく、ただ注視されている視線だけを感じた。
距離にして30mくらいだろうか?知らぬフリを決めこめる、そんな距離感だった。
僕は努めて怪しくないフリをしながら普通の速度で歩き、そしてその場所を去っていった。
154: 2018/04/29(日)19:43 ID:H240D3g+0NIKU(88/91) AAS
さてその後僕は数十kmほどを車でまた走って行く。
その中で風呂に入り、飯を食い、今日のキャンプ地(つまりは一晩の路駐が出来る、静かな場所)を地図を見ながら探す事にした。
人様の私有地ではない事や、静かである事、DQNが来ない事、多少の安心感、等を考慮しながら探さねばならない。
その日選んだのはキャンプ場だった。
公営の施設のようで市役所の電話番号が書かれていた。
現地まで車を走らせ下見を済ませた。
キャンプ地を見つけた僕は、その日の夕飯と朝食、その日の晩酌用の酒を買いにまた車を走らせる事にした。
その公園に入るためには一本の橋を渡る必要があり、橋を渡らねばその公園に入る事は出来ない作りになっている。
細くて、古い橋だ。
しかし車一台がなんとか通れる幅の見通しの良い橋だった。
155: 2018/04/29(日)19:44 ID:H240D3g+0NIKU(89/91) AAS
僕が車でその橋を渡っている時、橋の向こう側に人が立っていた。
街灯もなく運転席から見て反対側に立つその人は恐らく、僕の車が橋を渡り切るのを待っているのだろう。
通り過ぎるまで全然気付かなかったのだが、中年の男性で作業服を着て軍手をしていた。
僕は車を走らせながら、その中年男性の事を考えていた。
きっと、あの人は市の管理職員の人だろうと思ったし、きっと、あの施設には常駐の管理部屋みたいな所があるのだろう・・・とも思った。
後でコンビニから帰って来てから、その管理職員さんに挨拶しなければいけないなと思っていた。
公園の入り口の注意書きに「施設を利用される際は、以下の電話番号(市役所・観光部内)に電話して下さい」とあった。
挨拶をしとかないと、酒を飲んでからゴタゴタするのもイヤだったので、とにかくその中年男性の事が気になっていた。
なんと言うか、不思議だったのだと思う。
22時前、僕はコンビニから帰って来た。
省5
156: 2018/04/29(日)19:45 ID:H240D3g+0NIKU(90/91) AAS
小さい、車内用の懐中電灯しか僕には無かった。
そんなに遠くまでは見えない細い懐中電灯を持ち、僕は真っ暗の公園内を10分程歩いていただろう。
管理部屋、管理小屋、管理棟、そう言った類いの物は見つからないのだ。
灯りも無く、あるようにも思えない。
いや、そもそも駐車場には僕の車しか停まっていない。
きっと、もう帰ってしまったんだろう・・・と思った。
大体、あの人が管理職員だと言う確証はないのだ。
歩く音と、虫の鳴く声と、川の流れる音だけが聞こえていた。
生活音は無かった。
しかし、諦める前に「探す努力をした」と言う形だけは残さねばらない。
省2
157: 2018/04/29(日)19:46 ID:H240D3g+0NIKU(91/91) AAS
来た道を歩いて帰って行く。
公園のトイレの横を通り、駐車場のアスファルトに出た。
心細かったライトも、光を木々に邪魔されない事で明るくなったかのようだった。
公園トイレから車まで大体30mくらいだったと思う。
僕は歩いて行き車横に出してある椅子に腰掛けようとして反転した。
体が反転し、同時にライトが、スーーーーッと僕が今まで歩いて来た道を照らして行った。
ついさっき僕が歩いて来たトイレ横の砂利道に、帽子を被ってタオルを首に巻き、軍手を二枚重ねていた「昼間のオジさん」が両眼でじっとこちらを見ていたのだ。
橋ですれ違った、同じ「昼間のオジさん」が何も言わず、音も立てず、ただこちらを観察していた。
そっから先はただひたすら逃げる事だけを考えてホントに家まで逃げ帰って来た。
一晩中高速で走って、実家に着いたのは朝方だったと思う。
省3
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