不定期刊行『全てのことがガイダンス新聞』

不定期刊行『全てのことがガイダンス新聞』 (316ﾚｽ)
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246: 作者 [sage] 2024/11/15(金) 14:29:02.25 ID:cMxlYUls0

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不謹慎だからとか不適切だからとか、批難される事を恐れて萎縮して、本心を隠し嘘の言葉を並べたて、そんな文章になんの価値があるのだろうかと思う事があります。もちろん発表する場やそれが与える影響を鑑みれば、不適切という他ない事もあります。

しかし私が見据えているのは今の時代の一人の人間のリアルです。

身の回りで何が起きて何を思うのか。それによって自己がどう変遷していくのかを嘘偽りの無い言葉で表現する事に価値を見い出しているのです。

「あんな危ない奴を社会に出しておくな！！」
これはご尤も(もっとも)な意見かもしれません。しかし大抵はそれを口にするのは奪う側です。
いいとこ取りしてそのしわ寄せが誰かに行っても無責任に社会正義を振りかざし、その弱者が抵抗しようものならコミュニティから排除してしまう。これは強者の論理です。

今度は誰かから聞いた風な言葉ばかりだと、取るに足らないゴミ虫の戯言だと握り潰しますか？

だけど私の言葉に実(じつ)がある。

なにも不幸自慢をしようってわけじゃないんです。私は他者がどれほど幸福で満ち足りた生活をしているのか知らない。翻って(ひるがえって)自分がどれほど惨めで危険な生き方をしているのか比較対象がないからわからない。
意外とみんなギリギリの綱渡りをしているかもしれない。だってそうでなければ誰も強盗なんてしませんよ。

さて問題は「あいつをここから叩きだせー！！」という言葉が自分に向かう刃(やいば)だということです。救いのない言葉に救われる事はありません。
本心を隠しお得意の正義棒で弱者を叩く。醜悪な嗜虐性が新たな化け物を産むだけです。

ディスイズジャパン。
口にする事が憚れる(はばかれる)嘘偽りのない(ウラ面の)世界。

だけど私はいまだ誰も傷つけていない。(と言ったら驕りが過ぎるが)、まあ具体的に事件を起こしていない。闘いの準備は怠らないがそうならない道を探る。それが奥歯を噛み締めて悔しさに涙を流そうとも。ただじっと我慢する。犯罪者予備軍(大衆)に犯罪者にされない為に。

ディスイズジャパン。
これを目にしただけで多くの者が怒り狂うリアルな世界。

*********************
心ある人の親切な振る舞いに感謝
また無関心でいてくれる多くの人の配慮に感謝

http://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1727194489/246

255: 魔貴 ◆MIMCibxNUsDm  [sage] 2024/11/16(土) 22:20:45.43 ID:yt/Z+Yar0

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第百十六回配信『220と284』

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タイトルのふたつの数字を見てすぐにピンと来る人は数に明るい人だ。また慈悲深い愛情に満ちた人かもしれない。
中世ヨーロッパでは愛を育む(はぐくむ)護符として、このふたつの数字を彫りつけた御守りが売られていた。またアラビアの数霊術師は数学的な媚薬として二個の果物にそれぞれ220と284という数字を掘り、一方を自分で食べもう一方を愛する人に与えたという。

どういうことかというと、このふたつの数字220と284は『友愛数』だからである。遥か二千年の昔ピュタゴラス教団が発見した友愛数。それはその数の約数の和がそれぞれお互いの数となるペアのことを指す。
試しに見てみよう。

220→1+2+4+5+10+11+20+22+44+55+110=284
284→1+2+4+71+142=220

となるわけである。

だからなんだと言われると困ってしまうが、数そのものに意味を見いだし、この世界を支配する秩序は数であると信じたピュタゴラス教団にとってこれは意味深いことであった。ピュタゴラス教団が見つけられた友愛数はこの一組だけだったこともその神秘性を補強したに違いない。
二番目の友愛数を見つけたのは十七世紀のアマチュア数学者ピエール・ド・フェルマーだった。その数17296と18416。その次の友愛数の発見者はルネ・デカルトでその数9363584と9437056のペアだ。私は裏をとる為の計算を放棄するが興味のある人は実際に計算してみるとよい。
その後、十九世紀中頃に若干十六歳のニコロ・パガニーニがフェルマーが見逃していたより小さな数のペア1184と1210を発見した。何事も先人たちの功績を丸ごと盲信せずに自分の手で試してみることが必要のようだ。
ちなみに数学の巨人レオンハルト・オイラーは十二個もの友愛数のペアを発見している。

今回の記事はこれで終わりでもよいのだが、もうひとつ二十世紀に入ってから考え出された数の概念を紹介しよう。それは『社交数』というものだ。
これは、最初にある数があり、その数の約数の和の数、その数の約数の和の数、さらにその約数の和の数、さらにその......と続けていき、最終的に最初の数にループする閉じた数のグループの事である。
現在発見されている最長のループは14316から始まる二十八個の数のグループだ。

注.最長のとか最大のと言ったときの情報が古かったらすみません

(参考文献：サイモン・シン著 青木薫訳『フェルマーの最終定理』)

さてさてこの社交数。閉じた数のグループというのは実に興味がそそられる。
この新聞の前回の記事で宇宙がシミュレーションできるようになったらという話が出ていた。私もシミュレーション宇宙には興味がある。完全な舞台が用意され、そこに思考や記憶や五感に纏わる(まつわる)総ての感覚器官が再現された人間がいたら、はたしてその者は自分をシミュレーションだと気づけるだろうか。私には全くその自信はない。

さて先の記事で魔鬼殿はCPT対称性を持ち出していたが、そこまでするまでもなく単に初期値の設定を少し工夫するだけで一人の人間の分身が作れやしないだろうかと私は考えた。それを成すのが友愛数であり社交数だ。

最初の実験でNo.1の番号を打たれた人間のシミュレーションデータを二つにコピーし一番最初の友愛数の番号を与える。そこから先総てのシミュレートを(二進法のデータに書き換えた)最初の友愛数の数に紐付けて、どちらのデータにも相互に変換可能とする。No.1の番号を打たれた人間の思考や記憶を持った相互に変換可能な二人のデータをヴァーチャルな世界で走らせるのだ。
ある程度シミュレーションが進んだ段階でその２つの友愛数を打たれた人間のデータを１人に統合させたとき、はたしてNo.1とのデータ上の差異はどれほど大きくなるだろうか。また何がどう変わって、その因果はどこから生まれてくるのか。この研究は非常に有意義であると私は主張する。
二番目の友愛数のペアにはNo.2と打ち三番目の友愛数のペアにはNo.3と打ち、同じ舞台で何人も実験できる。
より精密な差異を求めたければ分割する人数を増やせばよい。社交数がある。社交数は閉じた輪であることが大事なのだ。相互に変換可能な円環をなすからこそこの実験は可能となる。
有効的な使い道としては、凶悪犯罪者の凶悪な部分を抽出して癌細胞のように切り取れるかもしれない。
もちろん人間を含む世界の総てが数というデータ上の存在になった時代の話であるが。

(レポート:紫カビ太郎ヾ(`Д´*)ﾉ)

http://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1727194489/255

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