[過去ﾛｸﾞ] 東トルキスタンの人々を応援するスレ (204ﾚｽ)
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199: 2014/08/03(日)22:14 ID:BA/YSWtk(1/2) AAS
「ウルムチ騒乱から５年 さまよえる新疆 上」――『東京新聞 2014年7月1日 朝刊』 国際9面
「弟はテロ分子なんかじゃない」。北京から西へ約三千キロ、新疆ウイグル自治区北部のイーニン。
この街のウイグル人居住区で食堂を経営する男性（五二）は、死刑判決を受けた弟の無実を信じていた。
実弟フサンジャン・ウフル被告（三七）は昨年十月、北京の天安門前に車両が突入・炎上した事件の
共犯者として逮捕された。実行犯の夫妻と夫の母親の家族三人は焼死し、観光客ら三人が巻き込まれて
脂肪。ウフル被告は事件に使われていた四輪駆動の所有者とされた。
ウフル被告はイーニンの高校を卒業後、二〇〇三年に区都ウルムチに出稼ぎに行き、〇六年に結婚。
男性は「病気がちの父母のために仕送りをしてくれる優しい弟だった。テロ組織にかかわっていたなんて
想像もつかない」と疲れ切った表情で語る。四輪駆動車は事件前に売却され、名義は不明という。
警察は逮捕したことすら連絡してこなかった。五月三十日に起訴され、六月十六日にはウフル被告ら
三人に死刑判決。十分に審理された上での判決だったのか、疑問が残る。
ウフル被告の無実を信じていた母（七二）ともう一人の弟（四一）は昨年十二月、イーニン市内で
交通事故に遭って亡くなっていた。「なぜこんなに不幸が続くのか…。毎日が苦しくてたまらない」。
男性がつぶやいた。
共産党政権の「心臓部」である天安門での事件が習近平指導部に与えた衝撃は計り知れない。
事件発生から約十時間後には共犯者として五人のウイグル族を次々に拘束。全てが燃えたはずの
車両からはウイグル独立派の旗が見つかり「テロ事件」と断定された。
天安門で焼死した夫妻はウルムチ騒乱で子どもを失ったとの情報があり、中国当局に恨みを
抱いていたといわれる。裁判は当初からテロ組織の犯行と決め付けられ、「報復」の側面が
問われることはなかった。
（以下略）
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