サウジアラビア王国 Part.2©2ch.net (755レス)
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177: [rage] 2016/09/30(金)12:02 ID:??? AAS
サウジを「破門」? イスラム教内部に新たな亀裂 - ウォール・ストリート・ジャーナル日本版
外部リンク:jp.wsj.com
>>176 の続き

■一律に捉えられない神学教義と暴力の関係

 中東で最も残虐なジハーディスト(聖戦主義者)組織――特に過激派組織「イスラム国」(IS)――の
一部がサラフィー主義の中でも極端な教義に従い、アブドゥル・ワッハーブが発したファトワ(宗教令)の一部を信奉しているのは事実だ。
ただ、ある神学教義に従うことが必ずしも政治的な急進主義、ましてや暴力に傾斜することだと捉えることはできない。
サラフィー主義、スーフィー、シーア派は全て暴力組織を生み出し、地域の混乱に拍車をかけてきた。

 サウジの宗教主流派である「ワッハーブ派」は王への服従を強調し、正当な統治者が宣言しない限りジハードに参加するのを禁止している。
各地のサラフィー主義者の多くは、暴力は言うまでもなく、政治的な実行主義をも回避する「最も穏健な」流れに属している。

 一方、スーフィーは常に精神的成長だけを追求してきたわけではない。
欧州の植民地主義者に対する歴史上のジハードはスーフィーの指導部によって主導されることが多かったし、
現在のスーフィー反抗組織にはイラクのナクシュバンディ教団軍が含まれている。
当時、チェチェンでスーフィーの宗教指導者だったカディロフ氏の父は、
1990年代にロシア軍に対して正式にジハードを宣言し、大規模な反乱部隊を個人で率いていた。

 現在のチェチェンでは国家がイスラム教の順守を強制し、公共の建物内で女性はヒジャブ(頭を覆うスカーフ)着用を要求され、
アルコール類の販売は違法とされている。

 英エクセター大学で上級講師(中東政治・安全保障)を務めるオマル・アシュール氏は語る。
「スーフィーを穏健に見せているのは、彼らが現状維持を支持することが多いからだ。
ただ、スーフィーがサラフィー主義よりも穏健だという考えはばかげている。
両者は共に退行的で反自由主義的、そしてある程度は反民主主義的なのだ」

(おしまい)
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