エジプト情勢 Part.4©2ch.net (856レス)
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49(1): 2016/09/06(火)16:51 ID:r9OalufX(1/2) AAS
NO4244『エジプトのアズハル学者サラフィはスンニーではない』 [2016年09月06日(Tue)]
外部リンク:blog.canpan.info
エジプトには、1000年を超える歴史を誇る、イスラムの最高学府、アズハル大学がある。
世界の多くのイスラム学者は、この大学で学び、それぞれの国に帰国し、宗教分野で
要職を占めている。
したがって、アズハル大学の発表する学説や立場は、世界中のイスラム学者たちから、
相当な重みをもって、受け止められているのだ。そうしなければ、世界中のアズハル
大学で学んだ学者たちは、自分の権威を失ってしまう、危険性があるのだ。
そのアズハル大学の学長兼ムフテイ(国家のイスラムにおける最高権威者)、のシェイク・
アハマド・タイブが、『サラフィはスンニーではない。』とチェチェンのグロズニー市で開催
された、100か国以上から代表が集まった、世界イスラム宗教者会議で、発言したのだ。
しかし、サラフィはサウジアラビアなどでは、権威ある指導的な立場を、維持しているため、
このシェイク・アハマド・タイブの発言は、大きな政治を含む問題に、発展している。
サウジアラビアの国教的なスンニー派のワハビー派は、サラフィの一派であり、サラフィを
否定されることは、サウジアラビアにとっては、ワハビー派を否定されることに繋がるのだ。
当然のこととして、サウジアラビアから参加した学者の間から、猛烈な反発がシェイク・
アハマド・タイブに、向けられることになった。
何故シェイク・アハマド・タイブがこのような発言をしたかというと、サラフィ派が穏健ではない
ために、各地で戦闘を展開し、イスラム世界が不安定になり、危険な場所になっているから
であろう。
エジプトも例外ではなく、ムスリム同胞団やIS(ISIL)、その他のサラフィ系の組織から、
攻撃を受けている。この会議がロシアで開催されたことにも、意味があったろう。
他方、サウジアラビアと言えば、サラフィ系の各組織に、資金や武器を含む、援助を行っている。
最近では、アメリカやロシア、トルコなどから、IS(ISIL)などがイラクやシリアで攻撃を受け、
不利な立場に立っているために、これらの組織に対する、サウジアラビアの援助が、増えている
と言われている。
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