[過去ログ] 【BBC】ワクチンは外側のスパイクに狙いを定める。ただそれは変異する。一方で人体のT細胞は(内部の)ウイルスを標的にする。 [かわる★] (675レス)
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(3): 2022/01/13(木)07:41 ID:xEcrS9Be0(3/7) AAS
>>306
免疫クラススイッチを理解した方が早い

二次リンパ組織のT細胞領域において樹状細胞により活性化されたCD4陽性T細胞(TFH細胞)の一部はケモカイン受容体の一つであるCXCR5を発現し、胚中心へと移行していく。

一方、T/B境界領域でTFH細胞(プレGC TFH細胞)が同一の抗原を取り込んだB細胞と遭遇するとT-B細胞間の相互作用の結果、一部のB細胞はクラススイッチが誘導され短寿命の形質細胞へと分化する。

短寿命形質細胞の産生する免疫グロブリンは体細胞突然変異を経ていないことから、親和性は低いが、初期の感染防御には重要な役割を果たす。

抗原を取り込んだその他のB細胞は胚中心へと移行し、活発に増殖し免疫グロブリン遺伝子の体細胞突然変異が誘導され、胚中心内に存在する濾胞性樹状細胞(FDC)と呼ばれる特殊な樹状細胞との相互作用の結果、抗原に対して高い親和性を持ったB細胞が選択される。

またgerminal center(GC)内へと移行してきたTFH細胞(GC TFH細胞)と相互作用することで、クラススイッチも誘導される。 

それぞれのTFH細胞の産生するサイトカインによりIgMからスイッチする免疫グロブリンは異なり、IL-4の場合にはIgG1やIgEが、IFN-γの場合にはIgG2aが、TGF-βの場合にはIgAなどへのクラススイッチが起こる。

その後これらのB細胞は、記憶B細胞や長寿命形質細胞となり胚中心を離れ、長寿命形質細胞はCXCR4と呼ばれるケモカイン受容体を発現し骨髄へと移行し長期間にわたり存在する。

一度罹患した細菌などの迅速な排除には、長期間にわたり存在する記憶B細胞から速やかに分化してきた形質細胞や長寿命形質細胞の産生する高親和性抗体が中心的な役割を果たしていると考えられている。
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