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世界ふれあい街歩き 22th St.©2ch.net (669レス)
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652: 名無しさんといっしょ [sage] 2015/06/30(火) 00:54:35.47 ID:5/M0Fp+u 朝、出かけにお兄ちゃんに、置き手紙ををした。 「お兄ちゃん、お鍋にお豆がひたしてあります。 それを煮て、今晩のおかずにしなさい。お豆がやわらかくなったら、 おしょう油を少し入れなさい。」 その日も一日働き、私はほんとうに心身ともにつかれ切ってしまった。 皆で、お父さんのところに行こう。私はこっそりと睡眠薬を買ってきた。 二人の息子は、そまつなフトンで、丸くころがって眠っていた。 かべの子供たちの絵にちょっと目をやりながら、まくら元に近づいた。 そこにはお兄ちゃんからの手紙があった。 「お母さん、ぼくは、お母さんのてがみにあったように、お豆をにました。 お豆がやわらかくなったとき、おしょう油を入れました。 でも、けんちゃんにそれをだしたら、 「お兄ちゃん、お豆、しょっぱくて食べれないよ。」 と言って、つめたいごはんに、おみずをかけて、それをたべただけでねちゃった。 お母さん、ほんとうにごめんなさい。でもお母さん、ぼくをしんじてください。 ぼくのにたお豆を一つぶたべてみてください。 あしたのあさ、ぼくにもういちど、 お豆のにかたをおしえてください。でかけるまえに、ぼくをおこしてください。 ぼく、さきにねます。あした、かならずおこしてね。 お母さん、おやすみなさい。」 目からどっと、涙があふれた。 お兄ちゃんは、あんなに小さいのに、こんなに一生懸命、生きていてくれたんだ。 私は睡眠薬を捨て、子供たちのまくら元にすわって、お兄ちゃんの煮てくれた、 しょっぱい豆を涙とともに一つぶ一つぶ、大事に食べました。 http://nhk.5ch.net/test/read.cgi/nhk/1430279023/652
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