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659: 本当にあった怖い名無し [] 2007/08/26(日) 10:18:06 ID:4DjBwKkx0

1933年の動物保護法は、その後長く続く一連の法律制定の先駆けとなる。いずれもヒトラーの
直々の号令の下で進められた。ナチス体制が崩壊する末期まで、旧法の改訂や新法の制定が
営々と続けられた。動物保護法では、禁止事項を詳細にわたり定めた。馴れた動物を野生に
放つこと、動物を公共の娯楽で使うこと、競馬、闘鶏、闘牛で目隠しを使うこと、
犬の耳を切り取ることなどである。動物の苦痛を最小限におさえようとする意図は、
ナチスが概して奨励した精神とは相反するようにも見える。
ナチスは剛直と力を強調した。ある面では人間的な趨勢への抵抗勢力でもあった。
ナチスは、憐愍などキリスト教の徳目を概して軽蔑した。それにも関わらず、
彼らの動物保護法は人間的な倫理をいくつかの面でその極限までおし進めて
いる。ナチスの時代に同法に対して書かれた多くの賛美の文章には、
この矛盾に対する指摘はほぼ皆無に近い。
ナチスの党員が動物に親切だったことを疑う理由はまったくない。ウィーンで
青年時代を過ごしたヒトラーは、朝食で余したパンを公園でリスや
カラスに与えるのを常とした。ナチス政権の他の幹部クラスの
多くもペットを飼っていた。多くのナチス党員にとって、動物を可愛がることは、
他人とのあいだに親密感や友情を築き上げることへの不器用さや適正の欠如と
心理的に結びついていた。ヒトラーは、友人が死亡してもほとんど
あるいはまったく感情を示さなかったが、飼っていたカナリヤが死ぬと
涙を流した。また、人間が殴打されたり殺される映画を見ると楽しむ風情だったが、
動物が同じ目に会うと我慢できない様子を示した。

親衛隊の隊長ヒムラーも、
侍医の言葉によると、狩猟に対し「陽性ヒステリー」の反応を示した。
強制収容所のすべてを最高レベルで差配したこの人物が、渋面を
つくってこう述べたと伝えられる。「森のへりを無垢で無防備で、
なんの疑いも抱いていない哀れな動物が駆け抜けようとする。
これを狙い撃ちで射殺する。それがそんなに楽しいのかね？
人殺しそのものではないか！」。

http://www.mirai.ne.jp/~ittaka/doubutu.html

動物には優しく、人間には時に極端に残酷というナチスの心理構造

http://toro.5ch.net/test/read.cgi/occult/1177856878/659

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