[過去ログ] 死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?351 (1002レス)
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(2): 2018/09/02(日)01:23 ID:UldRjZbk0(1/5) AAS
他人に話して怖いか怖くないか正直わからないが
ここ最近体験した、少し怖くて不可解な話をさせて欲しい。
少し長くなるので、時間がある人は読んで欲しい。

俺はマッサージ、その中でもタイ古式マッサージが好きで
疲れが溜まったり、スッキリしたいと思うと、よく足を運んでいた。
行った事ない人にどういったものか説明すると、指圧と言うより
ストレッチに近いマッサージだと思って欲しい。二人一組でやるパートナーストレッチみたいなものだ。
加えて特徴としては、熟年のタイ人女性が施術師である事がほとんどで多くの場合、「抜き」が付いている事が多い。
当然マッサージとしては割高ではあるが、身体の疲れと共に性欲も解消出来るのが肝だ。

話は脱線してしまったが、その日も俺は総武線O駅近辺のタイ古式マッサージ店へ行くべく、足を向かわせていた。
省7
830: 2018/09/02(日)01:25 ID:UldRjZbk0(2/5) AAS
「キョウハナンフンコースニシマスカ」
たどたどしい日本語で会話をするタイ人女性。
目はくりっとしていて、肌は自然なこげ茶色。この手の店にしては少し若い以外、極めてふつーの女の子だった。
俺は女の子の若さに少し胸を高鳴らせつつ、120分のコースを選択した。
タイ人女性は少し思案した後
「マッサージノアト、アサマデカミンシテキマスカ?」
終電を逃すことを考えてくれたのだろう。
タイ古式マッサージ店では、こういった有難い申し出も珍しくない。それだけ寛容なのだ。
時間的に終電ギリギリであったし、週末で疲れも溜まってた事もあり、俺はその申し出を受けた。

マッサージの内容は特に書く事がないくらい、ふつーなものだった。
省16
831: 2018/09/02(日)01:26 ID:UldRjZbk0(3/5) AAS
「どうぞ」
俺は快く受け入れることにした。
「アリガトウ。オニイサン、●◯×?」
「え?もう一回言ってよ」
最後の方が聞き取れず、思わず聞き返してしまう。
タイ語なのか、何なのか今まで聞いたことのない言葉だった。
「●◯×?」
「だからわからないって!」
「●◯×?」
「いいから早くするならしてよ」
省13
832: 2018/09/02(日)01:27 ID:UldRjZbk0(4/5) AAS
夜中に目が覚めた。
俺は眠りが深い方で、特に家で寝る時はほとんど朝まで起きる事はない。
しかも今日は殊更疲れているわけで。だからこの時点で俺は嫌な予感がしていた。
部屋は真っ暗だった。
レースのカーテンからも、普段さしているような光はなく。
あの時と同じ真っ暗闇だった。
「オニイサン、●◯×?」
あの時と同じ声がした。玄関の方からだ。
「●◯×?」
この間と同じ単語を、男とも女とも取れる無機質な言葉で投げかけてくる。
省20
833
(2): 2018/09/02(日)01:32 ID:UldRjZbk0(5/5) AAS
その後の事はぼんやりとしか覚えていない。
めちゃくちゃ走って、近所のイートインのあるコンビニに転がり込んで、夜を明かした。
寝てしまったら、またアイツに会ってしまうような気がして、うとうとする事も出来なかった。

すぐに引っ越すわけにも行かず、今は人気の多い満喫や温浴施設で夜を過ごすようにしている。
不便はしているが、今のところ再度アイツに出くわすことにはなっていない。
ただ昨日非通知の電話があったんだ。その電話は一言だけの非常に短いものだった。
『●◯×?』
それでようやく気が付いた。ずっと聞いてたあの声はありえない事に俺の声だった。
でも、アイツは断じて俺ではなく、得体の知れないナニカなんだ。

と、何だか正体わからず、今に至る。
省2
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