[過去ﾛｸﾞ] マソン結社の組織と秘密 (73ﾚｽ)
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14(1): 2023/08/22(火)13:26 ID:jCCFCQ2r0(1/8) AAS
R次の『リット・ドゥ・ミスライム』は、現在フランスでは一番勢力も低下して支部の数も少なくなっていますが、それでも1901年の内部統制整理の結果、その前よりは少々その衰勢を取り戻しているという有り様です。
第三の『混成マソン結社』は当時の上院議員ジョルジュ・マルタンとマリア・デライズムとによって前世紀末に創設されたもので、現在62の支部と7つのロッジュとひとつのコンセーユとを包含しています。この派の特色は婦人をも男子と同様入会させることで、一般にグランド・トリアン派もシュプレーム・コンセーユ派も今日まで絶対に婦人の入会を拒絶しています。
各派の統率権の所在
Dどうもありがとうございました。フランスのマソン結社は5つともよくわかりました。しかしこの各派をそれぞれ指揮する統率権がどの辺に所在するかについては、まだなにもおっしゃっていませんでしたね…
Rグラン・トリアン派の委員会（ラ・コンセーユ・ド・ロルドウル）は、パリのカデ街十六番地の、ソシエテ・シヴィルという名称をもつホテルにその本拠を据えています。また蘇格蘭派にしてもグランド・ロッジュ・ナショナル派、混成マソン結社派と同様パリにその中心をもち、これらがその全てを統制しているのです。ところでそれらの所在番地ですが、蘇格蘭派はプトオ街8番地、グランド・ロッジュ・ナショナル派はロッシュプーアール街42番地、混成マソン結社はジュール・ルブルトン街5番地です。次にミスライム派は全体としてまだまだ統制がなく、自分が知る限りにおいては中心的機関というものをもっていないようです。しかしこの派のグラン・コセルヴァトウール・デュ・リット（註役員会といったもの）がリオンにあるのはあるのです。
その他に全然猶太（ユダ）人のみを会員とするブナイ・ブリット派のロッジュひとつ、ノウーヴェル・グランド・ロッジュ派及びリット・マルチニスト派のロッジュが各ひとつづつありまして、後者の指揮には長老ジャン2世と呼ばれているフラン・マソン結社員ブリコが当たっています。
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