死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?380 (376レス)
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22(1): 警備員[Lv.2][新芽] 10/24(木)15:04 ID:U/SLJkNY0(5/10) AAS
>>21
続き
その時、一人の中隊長がおもむろに皆が集まっていた部屋の扉を開けました。すると、暗い中、およそ200m先に冬の重装備を身につけている兵の列が見えました。その場に居た監視はもちろん、上層部もギョッとし、言葉を失いました。
しかし、開いた扉の前に立った中隊長が、張り裂けんばかりの声で兵の列に叫びました。
「貴様らは何をしているのだ!
国を守る軍人が、なぜこのようなことをしているのだ!恥を知れ!!貴様らは、先に行われた雪中行軍により、死んだのだ!」
なんと行軍が止まりました。
「しかし!貴様らの死によって、すぐさま軍の装備品の見直しが行われた!貴様らの死は無駄ではなかったのだ!これから起こるであろう戦いにおいては、何千、何万人もの軍兵の命が救われるだろう!
ならば、何を思いを残してこの世に留まる必要があろうか!軍人らしく潔くあの世へ行くのだ!分かったか!」
行軍の兵は黙って聞いているようです。
再び中隊長が叫びました。
「大日本帝国陸軍、第8師団、歩兵第5連隊、八甲田山雪中行軍隊!!」
「まわれーーーー右ぃーーーー!!!!」
「全隊!!進めぇぇぇぇーーーー!!!!!」
行軍兵の列は、中隊長の声に従い、回れ右をし、八甲田山に向かって進んでいきました。
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ
それからは、兵の列を目撃したという当直の報告は無くなったそうです。
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