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関西固定と常連でわてを知ってる人いる? [転載禁止]©2ch.net (410レス)
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393
: 2015/12/14(月)23:11
ID:1EnNpoRW(1)
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393: [sage] 2015/12/14(月) 23:11:56.15 ID:1EnNpoRW そのうえ、「神学者の最後の根拠」ともいうべき火あぶりの薪が使われなくなってからは、宗教を笠に きて統治するという手は、ひどくききめがなくなってしまった。というのも、きみも知ってのとおり、 宗教は蛍のようなもので、光るためには闇がいるからなんだ。一般の人びとがあるていど無知だという ことが、あらゆる宗教の条件であり、宗教が生きうる唯一の要素なんだ。ところが天文学・自然科学・ 地質学・歴史・地理学・民俗学といったものが、その光を一般にひろげ、最後に哲学まで発言を許され るとなると、奇蹟や啓示に支えられていたすべての信仰は、たちまち没落の憂き目で、哲学がその座を 占めるということになる。ヨーロッパでは、十五世紀の末ごろ、新しくギリシアを研究した人たちがあ らわれて、認識と学問のあの一日の明けそめ、その太陽は、実りゆたかな十六世紀、十七世紀において ますます高くのぼり、中世の霧をはらいのけたわけだ。それにつれて、教会や信仰はしだいに沈まざる をえなかった。だから十八世紀になると、イギリスやフランスの哲学者どもが、教会や信仰に対して直 接反旗をひるがえすこともできるようになり、ついにフリードリッヒ大王の治下にカントがあらわれ、宗 教的信仰から従来の哲学の支柱を取り去り、「神学の侍女」を解放したのだ。カントがこの問題に取り 組んだやり方は、まことに泰然として徹底的だったから、宗教問題も浮わついた調子でなく、いよいよ 厳粛なおももちを呈するようになったのだ。その結果として十九世紀になると、キリスト教はすっかり 弱体化してしまい、本気に信じる者なんかほとんどなく、それどころか、すでに死ぬか生きるかの最後 のあがきまで見せるようになる。いっぽう、これを気づかう君主たちは、あたかも瀕死の重病人に医者 が麝香を使うように、人為的な刺激剤でキリスト教を助けおこそうとかかるしまつだ。だがここで聞い てほしいのは、コンドルセの『人間精神の進歩』の一節だ。これはまるで現代の警告として書かれたよ うにも思えるのだ。「哲学者たちや偉い人たちが宗教に熱をあげたのは、政略的な信心でしかなかった。 どんな宗教も、民衆にゆだねたほうが有利だと思いながら、それでも防衛してゆくというふうになった ら、長い短いの差はあれ、けっきょく苦悶のはてに死ぬ以外の望みはないのだ。」 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/offreg/1428314300/393
そのうえ神学者の最後の根拠ともいうべき火あぶりの薪が使われなくなってからは宗教を笠に きて統治するという手はひどくききめがなくなってしまったというのもきみも知ってのとおり 宗教は蛍のようなもので光るためには闇がいるからなんだ一般の人びとがあるていど無知だという ことがあらゆる宗教の条件であり宗教が生きうる唯一の要素なんだところが天文学自然科学 地質学歴史地理学民俗学といったものがその光を一般にひろげ最後に哲学まで発言を許され るとなると奇蹟や啓示に支えられていたすべての信仰はたちまち没落の憂き目で哲学がその座を 占めるということになるヨーロッパでは十五世紀の末ごろ新しくギリシアを研究した人たちがあ らわれて認識と学問のあの一日の明けそめその太陽は実りゆたかな十六世紀十七世紀において ますます高くのぼり中世の霧をはらいのけたわけだそれにつれて教会や信仰はしだいに沈まざる をえなかっただから十八世紀になるとイギリスやフランスの哲学者どもが教会や信仰に対して直 接反旗をひるがえすこともできるようになりついにフリードリッヒ大王の治下にカントがあらわれ宗 教的信仰から従来の哲学の支柱を取り去り神学の侍女を解放したのだカントがこの問題に取り 組んだやり方はまことに泰然として徹底的だったから宗教問題も浮わついた調子でなくいよいよ 厳粛なおももちを呈するようになったのだその結果として十九世紀になるとキリスト教はすっかり 弱体化してしまい本気に信じる者なんかほとんどなくそれどころかすでに死ぬか生きるかの最後 のあがきまで見せるようになるいっぽうこれを気づかう君主たちはあたかも瀕死の重病人に医者 が香を使うように人為的な刺激剤でキリスト教を助けおこそうとかかるしまつだだがここで聞い てほしいのはコンドルセの人間精神の進歩の一節だこれはまるで現代の警告として書かれたよ うにも思えるのだ哲学者たちや偉い人たちが宗教に熱をあげたのは政略的な信心でしかなかった どんな宗教も民衆にゆだねたほうが有利だと思いながらそれでも防衛してゆくというふうになった ら長い短いの差はあれけっきょく苦悶のはてに死ぬ以外の望みはないのだ
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