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233(1): 2018/02/28(水)12:58 ID:xWnCisCx0(1/8) AAS
現代におけるブラックミュージック論
死んだ仲間はブラックミュージックが好きなヤツでした。
僕たちの世代は中学〜高校〜大学にかけて「日本語ラップ」や「ジャパレゲ」など、日本語でのブラックミュージックが浸透し始めてきていました。
青春時代に黒人の思想が注入されてきました。
その昔「ロックンロール」や「ヘビーメタル」がそうだったように、僕たちの世代では「ヒップホップ」や「レゲエ」こそが反骨精神の音楽だったのです。
234(1): 2018/02/28(水)14:05 ID:xWnCisCx0(2/8) AAS
本場のブラックミュージックの根底には、抑圧された被差別者意識や貧困社会の現状が介在しています。
レゲエは60年代後半、ジャマイカで独特の二拍子のリズムにアメリカのリズム&ブルースのカバーを中心に隆盛を迎えました。
そして、同じバックミュージックに幾多の歌唱法を乗せるスタイルが定着します。
シンプルなリズムだけのインストゥルメンタルに沢山の違う歌が乗るのです。
一言で言うと、「貧乏人の再利用の音楽」です。
237(1): 2018/02/28(水)15:04 ID:xWnCisCx0(3/8) AAS
ヒップホップは70年代に”貧困層の住む工業団地”で生まれました。
最初は団地内で流行りのソウルやファンクを大音量で流して騒ぐパーティでした。
そのうちに、曲のイントロや間奏などの「言葉の入っていない部分」の方が踊りやすく盛り上がることが判明しました。
そこで同じレコードを二枚用意し、イントロや間奏の部分だけを繋ぎ合わせてずーっと踊らせることにしました。
客を煽る声かけが発展してラップに進化していきました。
つまりこれも、「貧乏人の再利用の音楽」です。
238(1): 2018/02/28(水)15:11 ID:xWnCisCx0(4/8) AAS
外部リンク:www.dmm.co.jp
241(1): 2018/02/28(水)17:40 ID:xWnCisCx0(5/8) AAS
ブラックミュージックは貧乏人が知恵を絞り考え出した「再利用の音楽」です。
その上に”人種差別に対する不満”を爆発させていたのです。
その社会的な内容は多くの黒人たちに勇気と共感を生みました。
人間として認められていないことへの反抗。
そして金を稼ぐことへの執着。
ヒップホップやレゲエの基本はそこです。
土地柄、アメリカのヒップホップの方が社会性が豊富に含まれていて反骨精神やメッセージ性が強いです。
ジャマイカのレゲエには今を大切にしようという少し気楽で、人間の本質的なものが多いように思います。
教科書に乗るのはボブ・マーリーですよね。
243(1): 2018/02/28(水)18:55 ID:xWnCisCx0(6/8) AAS
さて、僕もブラックミュージックは大好きです。
同じ種類の苦しみを味わい、その苦しみを共感できる心の叫びだからです。
そこから立ち上がって行く”お手本”のようなものです。
ヒップホップやレゲエは音楽ジャンルの一つではありません。
それは文化であり、”本当の自分を主張する一つの手段”です。
それを日本語で表現することが日本におけるヒップホップやレゲエです。
今の若者には家庭環境に問題を抱えた子供たちがとても多いです。
しかし、そんな子供たちが”黒人の文化”に救われるという光景が今、多発しています。
子供たちがヒップホップダンスを習うことが定番化し、20代ではフリースタイルと言われるラップが流行しています。
248(1): 2018/02/28(水)19:32 ID:xWnCisCx0(7/8) AAS
今、若者が抱える不満の種類が人種差別を受ける黒人の不満と似通ってきていると思います。
しかも、差別しているのは親で、差別されているのが子供です。
それが学校にまで影響し学級カーストが生まれ、いじめが発生します。
表面上、明るく見える日常生活も子供たちにとっては暗い絶望に映っているのかもしれません。
前項には日本のヒップホップアーティスト「THA BLUE HERB」の歌詞を一部引用させていただきました。
暗い現実をえぐり出し、それと向き合い言葉にする唯一のアーティストです。
僕の青春時代に”ヒップホップ”や”レゲエ”が一大ブームを巻き起こしました。
しかし、30歳を越え、今でも相変わらず聴いている友人は数えるほどに少なくなってしまいました。
それは時間の流れとともに人生を選択し、諦めが生まれたとき、多くの友人にとってブラックミュージックは「酷な音楽」と化したのではないでしょうか。
249(1): 2018/02/28(水)20:25 ID:xWnCisCx0(8/8) AAS
死んだ仲間は最後までブラックミュージックを聴いていました。
自分を見失わなかったのです。
どんなに辛い状況に置かれようとも、それ以上の境遇を側に置いては自分を慰めようとしたのです。
なんて良いヤツなんでしょう。
死んだ仲間のCDを見せてもらいました。
盤面は傷だらけでかなり年期が入っていました。
金がなく、同じCDばかり聴いていたのでしょうか。
アイツの時計は2006〜2008年あたりで止まってしまっているようです。
僕はその音楽を聴いてとても懐かしかったです。
でも、死んだアイツにとってそのCDは懐かしかったのかな。
省1
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