【短文】ここだけネポック魔法学校・二十三限目【推奨】 (713レス)
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(1): リィン◆4TvnQMjQHE 20/04/29(水)01:18 ID:KDa(2/4) AAS
>>695
「わっ………ホント元気だねぇー、元気すぎて見てるこっちが胸焼けしそ………まあ、元気なのは良い事なんだけどさ」

轟々と鳴り響く雨音にも負けない大声に苦笑を呈すリィン、驚異のエクスクラメーションマーク率100%である、自分のテンションの高さを100とするなら今の彼女は200も300もありそうだ。
特に深い親交もなく詳しく彼女を知っているとは言えないが、それでも自らの知るレイヴンとはかけ離れ過ぎていて別人格を疑ってしまいそう。

「そっか、ならいいんだけど………一応タオルはもう一枚あったからもしよかったら使ってね」

火の付いた薪をつつきながら、見つけたタオルの一枚を傍らに。そろそろ良い頃合いだろうと火かき棒を暖炉の脇に立てかけると、水を含んだ真紅の髪を優しく拭う。

「ん?あーワタシ?ちょっとここら辺で本を読んでたんだー。これこれ、すっごく古い本らしくて解読に結構苦労してたんだよねー
そしたらいきなり雨が降ってきたから逃げてきたの。」

簡潔に語ったここに居た訳、テーブルの上に置かれた大きな書物を開いて見せれば、古びた羊皮紙に書き連ねられていたのは異国の文字。それを専門としていない者には何が何だかわからない代物だろうが、彼女は理解出来る。これでも結構賢いのだ、エヘン。

「遠い国の色んな料理を纏めた本でね、ワタシは料理はあんまりしないんだけど………ちょっとワケアリで解読中なの」
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