ここだけ異能と魔術の洋上学園都市 (1000レス)
ここだけ異能と魔術の洋上学園都市 http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1583587415/
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970: 淡島豊雲野◆HnQRCeqIrM [] 20/03/30(月)00:40:47 ID:qqq >>968 「そうそう、急がないと。その怪我で風邪までひいちゃあ、目も当てられないね」 なんて毛先を雨粒に委ねながら急かす声は、本当に僅かだが愉しげで。 自分は空模様の予報を知っていて尚、ここまで無手で来ているというのに。 その場から動こうともせず、まるで濡れ鼠になるのを心待ちにしているようでさえあった。 「うん。また、学校で。だからあまり無理をしちゃあいけないよ」 結局その背中が見えなくなり、全身が水を吸って重たくなっても立ち尽くしたまま。 恵水に溶けて混ざった血糊と土埃が流れていく。破壊の痕が洗われる様を、沈黙に身を包んで眺めていた。 //それではこの辺りで〆でしょうか! //ロールありがとうございましたっ http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1583587415/970
971: ディ(以下略◆bKRvPQDCyg [sage] 20/03/30(月)00:42:12 ID:dhV >>970 /ありがとうございました http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1583587415/971
972: シャーロック・ホームズ◆KZ.unZS3k2 [] 20/03/30(月)00:48:07 ID:9G7 >>969 「ああ、アレは何というか────運が良かった!それに尽きる!そもそも勝利条件を満たせただけであって、戦闘面では何一つ勝ててない訳だ とは言え傲慢不遜の顔に泥を濡れて、なりより黎明術式の仕組も暴けた────私としては勝敗よりもそちらに価値を見出したい」 御機嫌そうに瞳を閉じれば、ばちりと小さな電撃がシャーロックの頭上を迸る。エジソンが用いた術式、それを探偵は私物化した。 とは言え出力面においてはオリジナルに大分劣るが────重要なのは彼の術式を模倣したことよりも、黎明術式そのものの構造を理解できたと言うこと。 基礎が理解できたならば、後は必要に応じて己の術式を組み上げることもできる────流石に論理構築に時間を必要とはするが。 「ふむ、それは素晴らしい。何せ一度敵の側にいた貴女のことだ ならば知る限りのことを教えて貰いたいところではある────私にとっての武器とは情報故に」 遠慮がちな提案を探偵はあっさりと肯定する。 そもそもこの探偵が重要視するのは自分の目的にとって有益であるかであり、今回の目的とは調査と推理であるのだから。 そこに有益な情報を齎す可能性がある存在を、否定するはずが無いのだ────そもそもこの探偵、大分人格破綻者である。 なので彼女の深刻な内心から吐き出された謝罪の言葉に対しても、表情を一切変えずに。 「ああうん、良いよ許した」 即断即決無罪放免、かくして二人の確執は解決となった。少なくともシャーロック・ホームズにとっては。 この探偵、人の心を読み解くだけの機微はあっても、当人に人の心が恐らく殆どない。 最も探偵なんてそういう生き物である────ましてや名探偵となれば。 「────そんなことよりも」 「折角だ、色々聞きたいこともある────この間聞きそびれた話の続きを、今からしようじゃないか」 そして切り替えも早い。早過ぎる。 http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1583587415/972
973: シャーロック・ホームズ◆KZ.unZS3k2 [] 20/03/30(月)01:11:08 ID:9G7 //すみません、凍結をお願いしてもよろしいでしょうか…? http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1583587415/973
974: メアリー・シェリー◆95S72tfpdk [] 20/03/30(月)01:11:49 ID:jGj >>973 /了解しました、こちらも凍結をお願いしたく思っていたところです /明日はまた返信は夜からになると思います、一旦お疲れさまでした http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1583587415/974
975: メアリー・シェリー◆95S72tfpdk [] 20/03/30(月)01:15:57 ID:jGj >>972 「……黎明式の仕組みを暴いた!? ……掠め取ったのか、それは!!」 あの、黎明式という存在について、メアリー・シェリーは情報を握っていない――――その式を埋め込まれていなかったということもあるが。 説明自体は受けたが、よく分からないという感想だった。……それを全くの情報もなしに、暴いたとは。 そしてエジソンと戦った上で、その電撃を見せられるということの意味に思い至らないほどに、阿呆ではない。 これに関しては、感嘆の声を挙げるしか無かった。はぁ、と思わず間抜けに声が出てしまうほどであった。 「……い、いいのか……? そ、そうか、良かった。私の識ることで良ければ、何でも話そう!」 思っていたよりもあっさりと受け入れられたことには、実に拍子抜けであったのだが。 ともあれその時は安堵した。拒絶されたとて自分一人でも動くつもりではあったものの、こうして協力関係が作れるのは心強い。 その時は単純に安心したのだが。 「え、あ……うん」 酷く言いにくかった一言を、あっさりと肯定されると、目を丸くした。 その言葉通りに受け取ること自体は簡単だが、一気に不安になった。 彼女がメアリー・シェリーという人物に対して、どういう感情を抱くのも勝手だ――――いや寧ろ、悪印象を抱いても当然かもしれない。 だが、許さないならば許さないと言ってくれたほうが寧ろ安心する。 「あの――――お前、私のこと嫌いなのか?」 思わずそう聞いてしまうくらいだった。 あまりにも早すぎる切り替えに、メアリー・シェリーの心がついていかなかった。 なんなら、わずかに瞳が潤んでいるようにすら見えた。仕方ない。仕方ないとは言え―――― 「……とは言っても、私の知っていることは大したことじゃないが……。 何から話せばいいだろう? 何を聞きたい?」 話をすること自体は問題ない。シャーロック・ホームズが抱えていない、黎明協会の情報を、メアリーは幾つも知っている。 だからこそ話すこと自体は吝かではないが、知っていることを全て話せと言われてもどれから話せばいいか分からない。 その方針を求めた。彼女がどこまで知っているかについても知る意味を込めて。 http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1583587415/975
976: ディ(以下略◆bKRvPQDCyg [] 20/03/30(月)21:05:24 ID:Tna 某日港倉庫群。 もともと荒廃していた一角は、 先の騒ぎで一層酷い状況であり、 修復の目途も立っていない有様であった。 「隔離されているこの状況下で海から来たって事は…連中のアジトは船か浮島なのかね?」 瓦礫の一つに腰かけ思案顔で海を見つめるのは、 頭や首や腕に包帯を巻いたジャージ姿の少年である。 「散った連中も町に潜んでいるのか、そもそも海に拠点があるのか… Mの書もまさか本当に本の形で存在してたとはなあ、てっきり人の形でもしてんのかと」 ブツブツと独り言としては大きな声で続ける。 「そこん所アンタはどう思う?」 少年は振り向き尋ねた。 /待ちです http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1583587415/976
977: シャーロック・ホームズ◆KZ.unZS3k2 [] 20/03/30(月)23:11:12 ID:9G7 >>975 「ははは、実際は張りぼての贋作だよこんなものは」 「しかし根本はアウトプットの仕方が特殊かつ量が膨大な計算式────存外 出力の手段だけ確立させて、後は階差機関に演算を放り投げさえすれば、誰にでも扱える術と成り得るかも知れない」 こんな台詞を黎明機関の誰かに聞かれたら、それこそ背中を刺されてしまうかもしれないが。 そもそもが発明王を徹底的に煽り倒したこの少女であるからにして、今更そのようなことに気にかける道理もない。 とはいえ、そのような真似をする必要があるかどうかはまた別の話────それでも準備くらいは進めてもいいかもしれないが。 嫌いかと問われたならば、心底不思議そうに首を傾げる。 はて、今の台詞のどこに彼女を蔑ろにする要因が含まれていただろうか────これは難問である。 「嫌いだって?まさか」 「私は貴女へ興味を抱いている────現にこうして話をしているのがその証拠ではないだろうか」 そもそも────以前の戦闘についてシャーロックは災難であったと認識はしていても、彼女に対する怨みや怒りは存在しなかった。 それはシャーロックが博愛主義者だからなのではなく寧ろその逆、人間関係というものにクレバー過ぎるから。 好意の対義語は無関心という。そして無関心の対義語とは興味に他ならない。 この探偵の価値観において、一般的に言われる好き嫌いという判断基準は滅多に用いられない。興味がある、そうでないか────その尺度で探偵は他者を観察する。 まあ、つまり。この人格破綻者相手にごく普通の親愛や友愛を基準としたコミュニケーションは前提として成立しないので、嘆く必要などありはしない。 この顧問探偵と向き合うには、彼女の盟友かつ助手であるワトソンちゃんのように広い心をもって接することを強くお勧めする。 「いやはや、手段はどうでもいいんだ。どうせ時間経過で分かることだし、そっちは調べても徒労だろう」 「だから知りたいのは目的だ────そも何故、こんなことを彼等はしている?世界を覆す気であるならば、具体的に何を仕出かす?」 「さあ────知る限りのことを聞かせてくれたまえ」 閑話休題。そして本題。 そう、結局は敵の目的である────そんなことさえ知らないままに戦っているのであれば、それこそ道化に等しいだろう。 敵の用いる手段やそれに対する対抗策なんて、その場その場で推理推論していけばいい話。知りたいのは終点、終わりの形。ただ、それだけ。 //凍結ありがとうございました http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1583587415/977
978: メアリー・シェリー◆95S72tfpdk [] 20/03/30(月)23:49:07 ID:jGj >>977 「……ど、何処で聞かれてるかわからないんだぞ。 よくそこまで言えるな……でも確かに、実際それらしい話をしていた」 それが数式であるならば、階差機関を以て計算を代替させることが出来る――――というのは、的中した話である。 実際に英国学園都市を地獄に陥れた切っ掛けは、チャールズ・ラトウィッジ・ドジソンがとある数式を大階差機関に実行させたことにある。 数式とは、誰もが正しく解けばそのように答えを出すものだ。そしてだからこそ、それらは数式と例えられるのだから。 「……その興味って、私が持ってる情報だけなんじゃ……」 そうは言っても、メアリー・シェリーにとっては彼女が余りに端的に答えのみを追い求めているように見える。 そう思うこと自体は仕方ないが、そうも露骨に態度に出されると流石に傷つく……というのは、思考方向の差であるのだろう。 メアリー・シェリーは情緒を何より大切とする。その情緒は後に繋がり、作家として大成するかもしれない。その程度の敏感を有している。 心は広くはある。許す許さないとかそういう話ではなく、単純に始めて出会うタイプの人間だった。 「――――終局的犯罪(The Ultimate Crime)」 ――――シャーロック・ホームズが最終的に求めた質問に対する、先ず一言がそれだった。 それはセバスチャン・モランとして、モリアーティの片隅で聞いた言葉だった。 少なくとも彼は、計画をそう読んでいた筈だ。そして、その言葉に続ける。 「今の黎明協会は全てジェームズ・モリアーティという一人の男によって動かされている。 トーマス・アルバ・エジソンはその協力者に過ぎず、皆それに追随しているのみだ」 今の実質的な首魁は、教授を名乗る一人の数学者だ。 その名をジェームズ・モリアーティ。『小惑星の力学』という論文については、彼女は目を通したことはあるだろうか。 大学教授としても、数学者としても、大きくは有名ではない。世界的な知名度で言えば、エジソンやルイス・キャロルなどには遥かに及ばない。 「オール・フリーズ・クロックによってこの学園都市を隔離したのは、ただ単に妨害を受けないためじゃない。 この学園都市丸ごとを“階差機関”として使うことなんだよ」 大階差機関《富嶽》――――それがこの学園都市に存在する最大の計算機械だ。 それでは、それを用いるのかと言えば、答えは否だ。それだけでは絶対的に足りない。それだけでは、計算が追いつかない。 それであるならば、どうするか。そして、そこまでの計算を以て、一体何を行おうとしているのか。 「――――“多元宇宙証明”。それがモリアーティ教授の目的だ」 /よろしくお願いします http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1583587415/978
979: 淡島豊雲野◆HnQRCeqIrM [] 20/03/31(火)20:10:13 ID:0s4 覚えのない記憶や知識というのは、脳の表層に浮上するだけでどうにも空恐ろしい。 明確な空白の期間があるからこそ余計に、自分が知らない自分を見せつけられるような気がして。 海馬内の封じられた領域が、ここ最近で特に刺激されていれば尚更だ。 例えば直近の邪神騒動。無貌の消滅がとある狂気の作家の末路に繋がると、どうしてか識っていた。 「全く――本当のわたしが分からないのは、甚だ嫌になる」 本当はそんな事よりも、凍てついた大時計などではなく、紺碧の空が再び望めればそれでいいのだけれど。 どれだけ不合理だろうと、不条理だろうと。自分の定規に従って気の向くままに目的を定めてしまう、そういう人間だった。 しかし触れさえすればどうにでもなるとはいえ。そのための行動に移すのが、この脆い身体ではひどく難しい。 「…………ぅ……けほ、っ……」 今も発作的な目眩と咳で、立っていられずに煤けたビル壁に身を預けているしかなく。 排煙の烟る裏路地で背中を丸めてしまっては、建物の向こうの軋んだ天蓋を仰ぐ余裕だってあるはずがなかった。 http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1583587415/979
980: 東堂蓮司◆3vpNnN34v6 [sage] 20/03/31(火)20:28:34 ID:sGb >>979 今回の負傷は今までに比べればまだ単純で、治りの早い傷であった。 幾度も世話になった結果半ば呆れられながら退院して自由を謳歌しながらも。 やはり空に浮かんだままの物には頭を掻きつつ、メモを見ても未だによくわからないためにフラフラと移動。 「ん? ……おい、大丈夫かよお前」 その先で彼女を見つければ、駆け寄って声をかけ、肩を軽く掴もうと。 理由は会ったことがあるから、だけで問題ないだろう。関わりこそ夜桜のみだが彼にとっては良い思い出のひとつ。 「体調崩したか? それとも何かにやられ……あぁ悪い、ゆっくりでいいからな」 たまたま持っていたペットボトルの水の蓋を空けて差し出した。 //よろしければ…… http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1583587415/980
981: 淡島豊雲野◆HnQRCeqIrM [] 20/03/31(火)21:14:08 ID:0s4 >>980 「けほ、こほっ――――ッ」 支えんと触れた手を、矢庭に振り払う手があった。相手が誰か理解する前の、咄嗟の防衛本能だった。 往来のある通りならともかく、どこに危険が潜んでいるとも知れない裏路地であるから、正常と呼んでも差し支えない反応。 しかしやがてその主に気がついたのであれば。咳きこみながらもゆるりと首を横に振って、気遣う必要はないと示した。 「…………ごめん、少し驚いて」 しばらくの時間を経て、発作が収束したのであれば。ようやく顔を上げて一先ずの謝罪を口にする。 未だ苦しげにほんのりと眉を寄せているとはいえ、相変わらずの無表情は本心なのかを伺わせないが。 「……もう大丈夫。よくある事だから」 //ありがとうございます、少々不安定になりますが… http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1583587415/981
982: 東堂蓮司◆3vpNnN34v6 [sage] 20/03/31(火)21:22:46 ID:sGb >>981 手を払われることには嫌悪感を抱かず、動けることに少し安堵。 しかしながら、気遣い云々については言われてもそうはいかないのが現状だ。 咳き込む相手が大丈夫と言っていても心配は眉と目に浮かぶものである。 「いや、こっちこそ驚かせて悪かったな」 「そうかよくあること――――だと尚更心配になるけどな!?」 謝罪に関しては、自身もそれを返して気にするなと身振り。 その後の発言については、一瞬納得したように頷きかけてからツッコミを走らせた。 「体調悪いときにこういうとこは危ねえぞ、動きたくない理由でもあんのか?」 ない、と答えればやや強引に手を引いて、本来であれば日向であろう表通りに連れ出そうとするが。 //ありがとうございますーっ、よろしくお願いします http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1583587415/982
983: 押井 眞子 ◆vplVQ5Q2UQHz [] 20/03/31(火)21:43:40 ID:wS8 如何に学園都市とはいえ、巨大戦艦の突撃と怪物の群れの襲撃には無傷というわけにもいかず。 一時的な避難所としての学園施設の解放、それに伴った数日間の休校。 人影は少ないものの、それ以上に張り詰めた空気の中、押井眞子は自席でキーボードを叩く。 「エメラルドタブレット、ヘルメス・トリスメギストス、アカシックレコード……訳してもまだpoemって何なのよ、全く」 名探偵の一般的イメージではないが、煙草を吸いながら思考にふける。 初めて黎明協会と邂逅したあの夜に、首魁から直接聞いた話を精査し、可能ならば先回りして一連の騒動の早期解決を狙いたかったのだ、が。 ネットワークでそれらのキーワードを検索しても、どれもが基本的に伝説上のものであり実在しないというではないか。 教授が実はその手のものの実在を熱心に唱えるマニアであるか、はたまた何かの比喩か。新興宗教がそうするように一般的なものとは違う意味を持つか、あるいは出鱈目を言ったか。 兎にも角にも、眞子の手持ちの情報や知識では何一つつながらない。 考えれば考えるほど眉間に皴が寄る。英国からわざわざ日本まで追ってきたのだから知っているだろうと思いこみ、名探偵に伝えそびれたのが悔やまれる。 「フゥ……後回しね」 煮詰まってきたことを感じ、意識的に考えを切り替える。 先日の自称死んだはずの政治家・現自惚れ老人不良不審者(from眞子視点)との闘いで発現した新しい術式稼働形態。 あの時はほぼ直感で動いていたが、もう少し運用や魔術の使い方を工夫すれば、より後の戦闘を優位に運べる可能性がある。 それを思いつかせるinspirationを、眞子は無意識で求めている。 そこに現れるものは存在するだろうか。 http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1583587415/983
984: 淡島豊雲野◆HnQRCeqIrM [] 20/03/31(火)22:45:17 ID:0s4 >>982 「昔からこうだから、なんて事はないよ。調べても原因はよく分からないみたいだし、仕方がない」 大仰な言葉の一太刀を平然と受け流す態度は、諦観とも達観とも取れる。 知っての通り感情が顔に出ない人間であるから、そこにどんな感傷が渦巻いているのか伺い知るのは難しいが。 「ううん、偶々近道だっただけ」 「このご時世じゃあ、何処だろうと安全じゃないんだろうけれどね」 手を引かれるまでもなく、抵抗も見せずに表通りまでついてくるだろう。 なりふり構わない侵攻を敢行したのを見ていれば。人通りの多寡が如何程でも、些細な問題でしかないと。 「それにここまで来たら、今更たかだか子供一人に手を出してる余裕もないだろうし」 http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1583587415/984
985: 東堂蓮司◆3vpNnN34v6 [] 20/03/31(火)22:56:21 ID:sGb >>984 「もうちょっと深刻さを持っていいんじゃないかお前……」 原因不明であるからと受け流せるものなのだろうか。心配しすぎても鬱陶しいのであろうが、であれば多少の支え程度にすべきかと思考。 もっともいつかの少年のように断られる可能性の方が高そうだが。 「近道通った結果遠回りになってそうな気がするんだが……まあ化け物が侵攻してる時じゃなくて良かったな」 そういえば、同じ場所を戦った少年は無事に生き残っただろうか。等と連れる途中で考えて。 「そりゃ妙な意見だな。なんか知ってるのか?」 「ちなみに俺は演算? 装置とかの名前以外は殆ど知らないけどな」 子供一人、だからといってなにもしてこない保証はなく、なんなら一般人から火事場泥棒が湧く可能性もある。 だというのに平然とした様子の彼女を連れて、落ち着くのは近くの公園のベンチである。腰掛けとけと。 http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1583587415/985
986: シャーロック・ホームズ◆KZ.unZS3k2 [] 20/03/31(火)23:48:56 ID:2Ac >>978 //すみません、本日の返レスが難しそうなのと、週末まで非常に低速が続きそうなので報告させて頂きます もし許容していただけるのでしたら他とのロールを優先した上で続けて頂けると嬉しいですが、難しければ切って頂いても構いません…ご迷惑おかけして申し訳ありません http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1583587415/986
987: 淡島豊雲野◆HnQRCeqIrM [] 20/03/31(火)23:58:49 ID:0s4 >>985 「なら自分は病弱だからってしおらしくしていればいい?」 「そんな無意味な事。それで何かが変わる訳でもないのに」 投げやりな調子、ほんの僅かに声に刺が混じったようだった。 言ってしまえば長年続けてきた、生まれ持った体質への付き合い方であるから。それを論及されるのは、あまり良い気はしないのだろう。 鉄面皮は歓喜も憤怒も映さない、路傍に向いた蒼紅の双眸もまた同様に。 「さあ……識っていると言えるし、知らないとも言える。自分でもよく分からないのが、正直なところかな」 「ああ、けれど……生半可な正義感と好奇心は、却って足を引っ張るだろうね。彼らはそんな物で立ち向かえる相手ではないだろうから」 要領を得ない答え、その自覚は十分にあるからそれ以上の問いに答えるのは難しいだろう。 ベンチに腰を落ち着けようとはせず、徐に一方向を見やって腹部をさする。切なげに眉尻が僅か下がった。 「……少し疲れたら、お腹が空いたや。ちょっと時間は早いけれど、友達の家に行くよ」 「それじゃあ、今日はありがとう。きみも無理はしないようにね」 それだけを言い残して悠揚迫らず歩き出す足取りは、先程発作を起こしたとはとても思えないほどにしっかりしたもの。 一度咳こんで赤混じりの白髪を揺らし、けれどなんでもないように。挨拶代わりに振り向いて、揚々と公園を後にするのだろう。 //この辺りで〆でお願いします…!ありがとうございました! http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1583587415/987
988: 東堂蓮司◆3vpNnN34v6 [sage] 20/04/01(水)00:11:18 ID:QY7 >>987 「………………。そりゃ悪かった、無責任やったな」 相手がどこぞら病気と付き合ってきたかは知るよしもなく。 せやからといってやあ許せとも言えへんわけで、出てくるのは謝罪のみ。 であれば、次からはそれなりの対応になるやろうわ。しおらしくせんのが彼女流ならそれに合わせるとしようわ。 「そういう言い回しは流行ってるのか?」 「まあ、それはなんとなく自覚してんねん。相手がなんぼなんでも厄介すぎるしな」 ふわふわとした言い回しについて、東堂はそないな風に言及したが特に意味はなく。 ほんで相手の反応を見れば、無闇に歩かせたのは失策かと頭をかいて。 「あいよ、その友達に心配はかけんなよー」 「互い様にな、またどっかで」 足取りを見ればわざわざついていく必要もないやろうと見送り。 公園の自販機で飲み物を買った後にハッとして。 「……そういやあいつ。どなたはんなんだ?」 未だ名も知らぬがゆえにそないなことを漏らすのやった。 //おおきに!♥ http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1583587415/988
989: メアリー・シェリー◆95S72tfpdk [] 20/04/01(水)00:14:05 ID:ZxN >>986 /かしこまりたんや、連絡いただき感謝しておるんや /ウチはゆっくりでも構いまへんので、焦らずロールを進めとっただけたらと思うで /お待ちしておるさかいに、よろしゅうお願いしまんねんね♥ http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1583587415/989
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