【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part4 (196レス)
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117: 2015/03/17(火)06:38 ID:e7a(1) AAS
「セフィロトの図案たち」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 62) ---
We dream ourselves, yet that which is dreamed is unaware of the dreamer.
我々は、我々自身の夢を見ているけれども、まだそれが夢に見られているものであることは、
夢見る人は気づいていない。

Here is what is meant by the Chinese story of a man who dreams he is a butterfly,
but on waking wonders if he is actually a butterfly dreaming that he is a man.
ここは、彼が蝶であることを夢に見ているけれども、起きた時に、彼は実際は、彼が人で
あることを夢に見ている蝶であるのではないかと思っている人の、中国の物語により意味
されているものである。
--- ここまで ---

さらに、ややこしい話は続きます。
ちなみに、後半の説話は、中国の荘子(BC369?-BC286?)のものと言われています。

さて、「ケテル」と「コクマー」の違い、すなわち「非実在」と「実在」に関する話は、
とことん哲学的であって、現代科学の範疇を超えるものですので、そう簡単には説明でき
ないわけです。
つまり、一般人である我々には、理解できなくても当然のことですので、わかんなくても
あまり心配しないでください。
逆に、この手の話を「オレは何でも知っている」風に話す人は、単なる詐欺師ですので、
近づかない方が無難かと思います。

さて、我々が「実在」するということを客観的に証明することは、出来るのでしょうか。
そう、我々は、「ケテル」の神名である「AHIH/エヘイエ/私はある」ということを自覚
しているということ以上のものは、実は何も無いわけなのです。
そして、我々自身が、「私はある」と思っているということは、本当に我々が「実在して
いる」ということを証明しているのでしょうか。
ひょっとして、単なる我々の脳内妄想なのかもしれないし、そもそも我々という実在は、
既にこの世界には存在せず、どこかの巨大コンピュータの内部に構築されたバーチャル宇宙
のバーチャル地球上に存在する単なるアバターみたいなものであるのかもしれません。

いやそんなことはない、だって「オレがオレであるという自意識はある」という人もいる
かもしれません。
でも、「我思う、故に我あり」という命題は、厳密に証明されたものでもありませんし、
そもそも「自意識」というものが何であるかについては、現代においても、まだまだ解明
されていないものなのです。

今言えることは、この「自意識」というものは、我々の脳内で作り出された「幻影」の
一つであって、要するに「夢」と同質のものであるということだけです。
そして、このことは、「自意識」により構築される「リアル」と「バーチャル」という
空間認識は、実は同質であるということをも意味しているわけです。

つまり、「我思う、故に我あり」という言葉は、「バーチャル(二次元)」と「リアル
(三次元)」の切っても切れない深い関係性を意味しており、両者を区別して語ることは
全くもって無意味であるということなのですよね。
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