【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part4 (196レス)
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159: 2015/05/02(土)09:09 ID:TBg(1) AAS
「セフィロトの図案たち」の章の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 68) ---
It is a personification of the activating Force behind the World of Astral images
and ideas.
それは、「星幽界」的な心象たちと観念たちの「世界」の背後にある活性化する「力」の
人格化である。
It is a violent and agressively cutting power, an idea shown best by Crowley,
and not at all by the Waite and Marseilles cards.
それは、 暴力的で攻撃的な切り裂く能力であり、それはクロウリー版により最も良く
表され、そしてウェイト版とマルセイユ版カードにおいては、少しも無い考え方である。
--- ここまで ---
「剣の王」という「風」に煽られる「火」の「violent and agressively cutting power
/暴力的で攻撃的な切り裂く能力」を前面に出した「悪い面」の描写は、トート版にのみ
見られます。
他のカードでは、そういう凶暴さは前面に出さず、そういう狂った部分をうまく抑えた、
「良い面」の姿として描かれています。
ちょっとわかりにくいのですが、この「剣の王」のカードの偽らざる真の姿は、実は
クロウリー版で表される「バーサーカー」のような姿なのです。
でも、普段のアッシャーでの生活では、それを「星幽界」の奥にひた隠し、ウェイト版や
マルセイユ版のように、偽りの冷静を装う姿で我々の前に鎮座しているということであり、
それゆえに、この手の人の考えていることは、わかりにくいというわけです。
さらに、この「隠された能力」というのは、普段の我々にとって、いまいち理解難い
「星幽界」のものであるため、それが地上において発揮されると、王の配下の下々の者
たちが大混乱になることも、想像に難くないわけです。
そういうわけで、実にやっかいなものであり、「ありのままに〜」なんてやっちまうと、
「やっちまった」的な展開になりがちですので、「ありのまま」ではなくて、良く考えて
から、アッシャー界に住む我々にもわかるように説明し行動してほしいな〜、なんて思う
わけなのでした。
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