【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part4 (196レス)
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160: 2015/05/03(日)20:34 ID:3QY(1) AAS
「セフィロトの図案たち」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 68) ---
Crowley's mounted King is the dynamic energy of the charging bull of Taurus, but
being predominantly Gemini he turns easily in one direction or the other.
クロウリー版の(馬に)乗る「王」は、「金牛宮」の突進する雄牛の活動的な精力である
けれども、大部分は「双児宮」であり、彼はどちらかの方向に容易に転向する。

Gemini is also implied in the Golden Dawn King's crest, the Hexagram which is a
merging of opposites.
「双児宮」は、また、ゴールデン・ドーンの「王」の兜飾りにある、正反対のものの
融合したものである六芒星に暗示される。
--- ここまで ---

トート版の「剣の王」の姿は、一見すると「真っ直ぐ突進する猛牛」のような「荒ぶるだけ
の愚直な馬」に乗る、猪突猛進的な戦士のようであるけれども、それはあくまでも「全体の
1/3の金牛宮(地)」の持つ表面的な姿であって、本当の姿は「全体の2/3の双児宮(風)」
の持つ、軽々しくひらりひらりと身をかわすという、身軽で抜け目のない特性が支配的で
あるということです。
ただ、風の星座に特有の「ずる賢さ」というのは、トート版の「剣の王」には、いまいち
感じることができないわけで、そういう意味でも、他のものとは異質のように思います。

なお、「Hexagram/六芒星」ですが、ゴールデン・ドーン版タロットでは、例のごとく
「crest/兜飾り」ではなく、胸当ての部分のみに、「"T"の書」に指定された「有翼六芒星」
が描かれています。

ちなみに、ウェイト版では、玉座の部分に双子らしき姿があり、さらに空を飛ぶ二羽の鳥の
姿が描かれていて、いずれも「双児宮」の二重性を暗示したものとなっています。
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