【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part4 (196レス)
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186: 2015/06/04(木)06:56 ID:M1E(1) AAS
「セフィロトの図案たち」の章の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 71) ---
One is the obverse of the other, bright and dark.
一方は、他方を補完するものであり、明るいと暗いである。
--- ここまで ---
ここは、前述の文の「The Moon is represented both by Diana and by Hecate./
「月」は「ダイアナ」と「ヘカテ」の両者により表される。」の補足説明です。
要するに、「月」には、明るい面(表)と暗い面(裏)があって、それぞれ
「ダイアナ」(表)と「ヘカテ」(裏)に割り当てられているということなのですが、
実のところ、そう単純な関係ではないのです。
なぜなら、我々に見えている天体の「月」は、実は「表」の面だけであり、裏面は月の
自転と公転の関係で、地球上からは決して見えないわけです。
つまり、月の面そのものに、明るい面(表)と暗い面(裏)があるということではなくて、
この地上に「昼」と「夜」があるように、単に月面に太陽の光が当たっているか、当たって
いないかというだけなんですよね。
つまり、同じ月でありながらも、昼はOLの姿で「ダイアナ」くんと呼ばれ、夜はキャバ嬢の
姿で「ヘカテ」ちゃんと呼ばれ、さらには京都では「忍」と呼ばれ、神戸では「渚」と
呼ばれるというような、なんかそんな感じです。
まあ、「月」に関係する「女神」って、かなり多い上に、根本的に似たような性質を
持っている子が多いので、「名前」だけで判断するのって、実は難しいのです。
そして、「ダイアナ」の中にも「黒い娘」はいますし、「ヘカテ」の中にも「明るい子」が
いるわけですし、一つのストーリーの中でも、「月」の様相は様々に変化し、我々から
見える姿も性格も、二次創作の作者の世界観により、大きく変わっていくものです。
そもそも女の子って、こっちに向いて喋っている時と、トイレに隠れて陰口言っている時
とでは、全く違う顔を持っていますからねぇ。
要するに、そういう女神の見た目だけにとらわれてしまうと、「月」の持つ本来の特性を
見失ってしまいますよ、ということであり、結局のところ、「The Dark Sterile Mother,
the Bright Fertile Mother/暗い不毛の母、明るい肥沃の母」というものを、我々の理解
できる範囲のみで表面的に捉えてはならないということにも繋がるわけなんですよね。
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