第二次大戦で枢軸国側が勝っていたら… (161レス)
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159: 2015/06/05(金)10:57 ID:UKR(1/2) AAS
東京裁判中、本物の「ハル・ノート」を見せられた東條英機は、

『これが手渡されていたのなら、日米間は戦争になど至らなかったものを……』

と慨嘆したと言う。

よく誤解されているが、コーデル・ハル国務長官は「反日」の政治家ではない。
(取り立てて「親日」という訳でもないが、少なくともゴリゴリの日本人差別主義に凝り固まっていたルーズベルトなどよりは格段にマシであった)

ハルは、所謂世間で言われる「ハル・ノート」よりも、もっと穏健で、日本も交渉に応じやすい内容の物を用意していた。
(正直に言えば、アメリカの軍備が整うまでの一層の時間引き延ばし策であったのだが)

しかし、この「ハル案」が日本側に手交される事は無かった。
アメリカ財務省のハリー・デクスター=ホワイトが、強引に国務省の対日外交関係に口出しし、
非常に強硬な「ホワイト案」を提出したのである。
そしてルーズベルトは「ホワイト案」を採用、ハル案は採用される事は無かった。
コーデル・ハルは、気が進まないながらも、自分の名前で「ホワイト案」を日本側に提示した。
これが、日本側に伝わってきた「ハル・ノート」である。

コーデル・ハルは、終生、死ぬまで「ハル・ノート」の話題は嫌がって避けたと言う。
ハル本人も「ホワイト案」を、「自分の物だ」と認めたくなかった代物なのだ。
また、ハル・ノートを日本側に手交した直後、陸海軍の長官に、

『私の仕事(外交)は終わった。あとは君たちの仕事(戦争)だ』

と述べている。
ハル本人も「これを渡せば戦争になる」と熟知していた事になる。

日本人の中には、上記の史実をいくら説明しても、
『ハル・ノートは最後通牒ではない』
などと詭弁を弄する者が居るが、ハル本人が陸海軍の長官に向かって、
『あとは君たちの仕事だ』
と述べているではないか。
どこが『最後通牒ではない』のだろう。
『これは最後通牒に非ず』という一文が含まれてさえいれば、
「ハル・ノートは最後通牒ではなかった」と信じ込む短絡脳味噌の馬鹿なのだろうか?
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