長文カキコミテスト (70レス)
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65: [] 2024/08/16(金) 11:21:11.98 ID:qKZbLMRt 終戦6日前のことだった。朝鮮半島内陸部がいまだ平穏を保つ中、 満州と国境を接する半島北東部は満州と同様、 日ソ中立条約を破棄したソ連軍による突然の侵攻で直接、戦火にさらされたのである。 略 驚くことに、要塞司令部は当時、民間人を見捨てている。 羅津府尹(市長に相当)の北村留吉が戦後に執筆した手記には、 要塞司令官とのやりとりが記されている。 それによると、北村が8月9日に要塞司令官に会って、 戦況を訊くと、「ソ連の来襲は、みな奇異に感ずるが、アメリカその他への義理合上、 参加したもので、真から日本と闘う意志があるとは思えない。 (中略)丁度、張鼓峰事件※の時のように」と答えた。 市民への被害を懸念すると、要塞司令官は「避難命令を出す必要はない」と明言した。 要塞司令官は、今回のソ連軍による空爆について、 張鼓峰事件と同様の偶発的な衝突であり、まもなく停戦になるという楽観的な見通しを示し、 民間人を避難させる必要はない、と足止めさせていたのである。 しかし、実際はソ連が日ソ中立条約を破棄して対日宣戦布告したことは、すでに記した通りである。 北村は翌10日午前、要塞司令部を訪ね、司令官と再び会う。 司令官は幕僚と司令部庁舎前に集まり、「何事か協議中」(北村の手記)だった。 北村があらためて市民の措置について意見を質すと、司令官は「まだ市民の避難は時機でない。 おそらく、もう停戦命令が下りるであろう」と、前日と変わらぬ考えを示したという。 このころ、軍は憲兵隊と共に、府民に知られないように姿を消していた。 「軍機保持のため」と、その理由を後に明らかにしている。 北村が住民に避難命令を出したのは10日午後2時のことだった。 避難の遅れは100人を超す民間人の犠牲を生んだ。 「偉い人の逃げ足は速い」ソ連軍の奇襲をよそに、民間人を見捨てて姿を消した日本軍と憲兵隊 http://medaka.5ch.net/test/read.cgi/pcqa/1692240156/65
終戦日前のことだった朝鮮半島内陸部がいまだ平穏を保つ中 満州と国境を接する半島北東部は満州と同様 日ソ中立条約を破棄したソ連軍による突然の侵攻で直接戦火にさらされたのである 略 驚くことに要塞司令部は当時民間人を見捨てている 羅津府市長に相当の北村留吉が戦後に執筆した手記には 要塞司令官とのやりとりが記されている それによると北村が月日に要塞司令官に会って 戦況を訊くとソ連の来襲はみな奇異に感ずるがアメリカその他への義理合上 参加したもので真から日本と闘う意志があるとは思えない 中略丁度張鼓峰事件の時のようにと答えた 市民への被害を懸念すると要塞司令官は避難命令を出す必要はないと明言した 要塞司令官は今回のソ連軍による空爆について 張鼓峰事件と同様の偶発的な衝突でありまもなく停戦になるという楽観的な見通しを示し 民間人を避難させる必要はないと足止めさせていたのである しかし実際はソ連が日ソ中立条約を破棄して対日宣戦布告したことはすでに記した通りである 北村は翌日午前要塞司令部を訪ね司令官と再び会う 司令官は幕僚と司令部庁舎前に集まり何事か協議中北村の手記だった 北村があらためて市民の措置について意見を質すと司令官はまだ市民の避難は時機でない おそらくもう停戦命令が下りるであろうと前日と変わらぬ考えを示したという このころ軍は憲兵隊と共に府民に知られないように姿を消していた 軍機保持のためとその理由を後に明らかにしている 北村が住民に避難命令を出したのは日午後時のことだった 避難の遅れは人を超す民間人の犠牲を生んだ 偉い人の逃げ足は速いソ連軍の奇襲をよそに民間人を見捨てて姿を消した日本軍と憲兵隊
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